何でこいつ泣いてるんだ?
まさか…「お前…あいつのこと好きなのか?」
一瞬サチャの肩が小さく震えた。
「…違うもん」
「ははーん…」と小さく呟いて、ヴェルテは続けた。
「同い年で仲良かったもんな。お前が森で迷子になった時なんて、あいつ真っ先に森に走ってったじゃん」
「……」
「結局お前は森の入口付近で親父が見つけたけど、あいつは丸二日見つからなかったんだよな。ま、無事で良かっ…」
「う…うるさいわねー!」
バン!
と机を叩いてサチャが立ち上がった。
「兄貴のバカ!兄貴のバカ!」
「わっ!いてっ!お、おい、何だよ?!」
次々と繰り出されるサチャのパンチを必死で避けるが、何発か食らったようだ。
「兄貴の……うわーん!!」
突然大声で泣き出すサチャ。
ヴェルテは「まずい」と、後ずさりした。
「どうして兄貴は好きなようにさせてくれないの?過保護過ぎるのよ!」
「か、過保護…?」
「心配ならついて行っていいじゃない!あたし、今まで色々我慢して来たんだからね。もう17なのに…」
そうだった。
こいつはもう、小さい頃のあいつじゃない。
俺の後を引っ付き回って、一人じゃ何も出来なかったあいつじゃないんだ。
そう思うと、少々寂しくなるヴェルテだった。
「はぁ…」と溜息をつき、サチャの頭に手を乗せた。
「悪かった。俺なんかのために我慢するな」
「…」
「で、どうしたいんだよ?」ヴェルテは、サチャの頭を「ポンポン」と軽く叩いた。
...........................ちょ…ちょっと、無理矢理どころか長くなって来ました(汗)
小説風味にしたら後に引けなくなってしまい、単発単発で描く予定がストーリー調に…
話がむちゃくちゃですが、見逃したって下さい…ああ。