風に飛んだ 帽子を追いかけ
小さな女の子 駆け出してゆく
そんな街角に やっと今ごろ
春の やわらかな 光のヴェールが
眠りを 覚ます 公園 ささやく 声の ざわめき
花びらが 涙を ひとつ ひとつ 散らして
空に光を はじき出す
白い道 窓辺に 咲く花を 見上げて
いつかしら ほほえみ 覚えるような
傷ついた 心が そのままに こごえた
あの日さえ 忘れて ゆきそうな
静かな丘に さまよう 過ぎ去る 時の足音
心の 扉が 開かれた その時 優しい
春風が 吹き抜ける
眠りを覚ます 公園 ささやく 声のざわめき
花びらが 涙を ひとつ ひとつ 散らして
空にに光を はじき出す
空にに光を はじき出す
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