人生の 終わりには
みな誰もが アンカー
ただひたすら 背すじ伸ばして
走る ラストランナー
足もとを見つめて たくましく
ゴール目指す アンカー
父としての 卒業証書を
片手に 腕を振る
もてる力を 振り絞り
地をけり 前へ進む
子供達の 応援のエールが
山の向こうに 遠くなる
人生の 先輩として
走り続ける アンカー
もはや たすきを渡す相手の
いない ラストランナー
ゴールに待つのは いとしい君と
涙を流した 友たちよ
青春の良き日を 語り尽くした
友たちが 待っている
夢を果たして 目指せ花の
ゴールのもとへ 川を渡り
拍手の波に 笑顔で進み
手を上げ 走り抜ける
走り通した 私の人生
全てがこれで 幕を閉じる
夜空に耀く メダルに飾られ
祈りをささぐ ありがとう
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