春遠くまだ覚めぬ 木々の中 別れの手紙
認めて 異国へ 旅立つ 再 (ツァイチェン)
雲の間に 新しい 私を求めて
限りなく広がる 黄色の大地
乾いた土の香り 懐かしく ああ
溜息まじりの息白く 母なる大地よ
どこまでも続く道 霧のなかに 時折見せる
ぼた山は静かに 眠れる兵士よ 早(ニーツァオ)
教えておくれ 生きる道 この身の行く末
限りある命の 燃え尽きるまでに
尽くした足跡が 私の道 ああ
探しても見えない 抱き締めて 母なる大地よ
遥か遠く連なる 山の上に 天をめざして
九十九折り 長城に佇み 何を思う
振り向 いて見れば 男坂 私を呼んでいる
帰って来ておくれと 両手広げて
帰り道 女坂 悠久の ああ
時の流れ 甘く 胡弓(コキュウ) の調べよ 切なく
母なる 大地の子守歌
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