あなた なぜに今ごろ 京都にいるの
紅の べに 私を 思い出すのね
からんだ 糸の ゆくえを 探しましょう
いく重にも 織りなす 心の 十二ひとえ
夢の 果てに 見る夢は ありますか
思いでに つつまれた 京都の 香り
夢の 中にいないと 果たせない
約束 ならば 忘れて いいのでしょうか
青春という 言葉に ときめいたものです
いくつもの 重ねた 年月 ぼさつの顔に
夢の 果てに 見る夢は ありますか
出会いは かけめぐる 京都の 橋よ
夢の 果てに 見る夢を 見ましょう
清水の 桜と なって ちりましょう
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