思えば私の人生は こどもだけが楽しみでした
手紙に書かれた 文字だけが なぜか今も残っています
心のどこかに
女であるまえに 母として生きることを
教えてくれた かあさん
あの日もひだまりで 夢咲菜摘(つ)んでたね
咲く前につまれた わたしの夢はどこに行ったの
もう少し背中を 押してくれたなら
わたしの生き方 かわっていたかもね
期待のおもさに 耐えかねて 逃げてはみてもふしぎ
このごろしぐさが 母親にどこか似てると言われています
息子や娘に
家族を守るのは 母だからできる事と
くり返してた かあさん
今でも忘れずに 夢咲菜届くよ
あきらめは しない わたしの夢は見つけられるよ
消えゆく記憶の 中に残るもの
母との想い出 胸に抱きたい
もう少し 近くに暮らしていたなら
いろんな楽しみ いっしょにできたよね
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