君と手を つなげないまま
人ごみの中 通り過ぎる
のびた影 遠くなるまで
はしゃいでいよう 何時間でも
空が白くなって 雪の匂いがすると
振り向いたままの君に 僕は少し照れていた
今年最初の雪が降れば 肩よせ歩けるはず
心の中 映しだした この想い伝えたくて
冬色の ペイブメントに
風が泣いている 今日もまた
昨日買った 安いピアスも
少し揺れると きらめくんだね
急に黙ったままで どうしたのって笑うよ
普段着のままの君が なぜかとても いとしいよ
今年最初の雪の中で 二人寄り添ってる
次に会う約束さえ 今はもう せつなくなる
白く光る街を 遠回りして帰ろう
手をつなぎ 歩き出すと 君は少し照れていた
今年最初の雪の中で 瞳がうなずいてる
長い髪も 細い肩も 今だけは僕とずっと
今年最初の雪の中で 唇が そっと触れる
短すぎる 時間だけど 今だけは君とずっと
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