最初から とうとう あなたは
好きだなんて 一言も 言わなかった
もうすぐ あなたの バースディ
いっしょに むかえるのは これが最後ね
初めての プレゼントの コロンは
今でも あなたの 香りですね
半月前から 作りはじめた
ギンガムチェックの クッションは
あなたの 部屋に 似合うように
明るい 赤に したけれど
さよならには 似合わないけど
最後の 私の わがままなの
雨雲の 冷たさが 伝わる 6月の風は
ダーク ブルーの カーテンに揺れて
タバコの 煙 あなたの 背中へ
通いなれた この道も
きっと忘れて しまうでしょう
ロウソクの炎 吹き消した時
思い出も 静かに 消した
だから 明日は 送らないわ
あなたが 帰る ハイウエイバス
もう少し そばに来て あなたのぬくもり わかるくらい
ロウソクの 炎が にじんで見える
最後の 最後の バースデイ→※1
(エンディング) 背中へ...背中へ....
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