雨が冷たく 胸の中に降る
こんな時はいつも あなたを思ってしまう
もう忘れたはずなのに
あなたの横顔 青ざめて
コーヒーポットの ぬくもりが
かえって 寂しい
夜が静かに とばりをおろす今日は
窓にもたれて ギータをつまびく 私
1人口ずさむ メロディは
あなたのスキな 秋の歌
やさしいギターの 響きが
かえって せつない
いいのあなたは 悪くはにいのよ
ただあなたが 優しすぎたの
いつも私の わがままが
あなたを 疲れさせていたのね
もう忘れた はずなのに
そう忘れた はずなのに
二人で写した 写真が
かえって かなしい
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