やさしく流れる風に コスモスが揺れてる
小さくふるえる花を そっと手で包んだ
すっかり深まる秋に さびしくはないのは
あなたを思って今日を きっと生きてるから
ちぎれ雲ふたつ 並んで空を行く
永遠を描く 物語のように
互いに惹かれた 秋のはじまり
激しく燃えたつ 季節じゃないけど
臆病すぎると いつも言われた
私に似合いの 恋のはじまり
真っ赤な紅葉の道を 染め上げる夕焼け
あなたと見つめる秋は はっとするほどきれい
こうして一緒にいると 時さえも忘れる
つるべ落としの夕日 ずっとそこにいてよ
細い影ふたつ 静かに融けあった
永遠を誓う 物語のように
無限に広がる 空に抱かれて
わずかな一歩を 重ねていきます
迷いも怖れも 捨てた秋の日
あなたの隣で 肩を抱かれて
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