源平蛍
作詞 : 夕月 馨
源氏蛍がフワフワと 夏の川辺の虫明かり 去って久しい武士(もののふ)の 御霊(みたま)宿して飛び交うか あれはいつの日 鞍馬山 木立 ざわめき 過ぐる夢 平家蛍がチカチカと 淡い光を放ちおり 時の彼方の悔しさを 嘆き語るか星空に 月の雫に濡れながら 休む草陰 通う風 乱舞見ゆれば源平の 戦思わす せめぎ合い 背負うその名は人の世の 歴史の重み 徒衣(あだごろも) 知るか知らぬか蛍火は 夜の静寂(しじま)の光華(ひかりばな)
■information : ★☆★プラムレコード2005.3.『源義経』を題材とした特選作品