ぬれて行(ゆ)こうぜ 良(い)いじゃーないか
燃える心を 冷やすのも
春雨(はるさめ)シトシト 紫陽花(あじさい)小路(こみち)
脱いだ上着で お前を包み
ついた名もない 田舎宿(いなかやど)
俺は お前が 命だぜ
ぬれて行こうぜ 良いじゃーないか
熱い身体を 冷やすのも
お酒が醒めたら 港の酒場
愛を語って 飲み直そうぜ
錆びたメロディー 聴きながら
遠く 聞こえる ドラの音(ね)が
ぬれて行こうぜ 良いじゃーないか
傘をささずに 歩くのも
男の泪を 土砂降り雨に
混ぜて流して 裸になって
明日(あす)に命を かけるのも
ぬれて 行こうぜ 格好良く
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