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「濡れることのない傘」

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N.34 
作詞 : Gandy
『ぬ』の企画
梅雨空に広がる雲 暗い部屋
僕の心天気予報は 曇りのち雨
ちょっとしたすれ違いで ケンカして
君は瞳(め)に溢れる滴を 溜めて出て行った…
                     
いつからだろう?弱さに気付いたのは…
君を強く抱きしめられなかった
地を打つ音が部屋中に響き渡る…
なのに僕はまだ此処に居る
                     
君を愛している事は 本当だけど
その滴から 逃げてしまっている
濡れることのない傘は ため息をして
ぽつんと一つ 横たわっている
                                 
次第に響く音は 強くなる 
僕は 怯える手を 固く握りしめた
                                 
心ばかり君の姿追いかけて…
弱い意志はただ思うだけ
                     
君の方が僕より 傷付いていて
その滴も 隠しているのだろう
ふと鳴る電話のベル 細い声で
「大丈夫。」でも 震えてないかい?
                     
冷たい音が体に突き刺さる…
彷徨う心よ 戻ってきておくれ
                     
君を愛している事は 本当だから
その姿から 逃げてしまっている
濡れることのない傘は ため息をして
ぽつんと一つ 横たわっている


4.4MB(ボーカル入り) 


 

■information : 投稿日.2003/06/30(Mon) 22:33