現在、世界で飼育されている馬の品種は150とも200ともいわれている。ただし、その正確な数は不明。
〜分類法〜
〜軽種、中間種、重種〜
軽種 |
重種 |
中間種 |
サラブレッド |
ペルシュロン |
ハノーバー |
〜乗用馬(riding horse )、輓用馬(draft horse)、駄馬(pack horse) 〜
(社団法人日本馬事協会の種馬登録規程では、乗系馬、輓系馬、小格馬に分けている)
乗系馬 |
輓系馬 |
小格馬 |
トラケーネン |
ブルトン |
北海道和種 |
品種 |
特徴 |
北海道和種(北海道) | 道産子(どさんこ)と俗称される体高130〜135cmの中型馬で、15世紀以来、内地人が北海道に入植したが、その時にともなわれて入った主として東北地方産馬の後裔で、持久力が極めて強いことを特徴とする。 |
木曽馬(長野県開田村、岐阜県) | 長野県木曽川流域の山間部に産する体高135cm前後の中型馬。明治以降、軍馬改良計画の影響を受けたが、生き残っていた純粋木曽馬の血統が保持されている。 |
野間馬(愛媛県今治市野間) | 愛媛県今治市郊外の乃万地方の在来馬。平均体高は雄で109.7cm、雌が112.1cmと日本在来馬中、最も小型です。急傾斜地の駄載用として好まれた。 |
対州馬(長崎県上県郡、下県郡) | 朝鮮海峡に浮かぶ長崎県対馬の在来馬。体高が125cm前後と日本在来馬としては中型と小型の中間の体格を持ち、粗食に耐え、体質剛健、肢蹄が堅く、性質の温和な使いやすいウマ。 |
御崎馬(宮崎県都井岬) | 宮崎県南端の都井岬の牧地に自然繁殖している中型在来馬で平均体高は雄で134.6cm、雌で130.8cm。都井岬は九州観光の重要地点でウマは「野生馬」と称されている。 |
トカラ馬(鹿児島県トカラ列島) | 宝島で飼われていた鹿児島トカラ列島の在来馬。体高が115cm前後と小型で、明治30年(1897)ごろ奄美群島の喜界島から持ち込まれた在来馬の後裔と考えられている。 |
与那国馬(沖縄県八重山群島) | 平均体高は雄で118.9cm、雌で109.7cmと小さく、トカラ馬や宮古在来馬と同程度の体格。ウシとの混牧状態で保存され、時に一部が捕獲されて島内での使役に供される。 |
宮古馬(沖縄県宮古群島) | 宮古島は古くから小型の在来馬が飼養されていたが、戦中戦後にかけて改良された。かつて在来馬を移出した粟国島から逆導入を行い、在来馬の保存が計られている。 |
名称 | 頭数(各馬種の頭数は2002年、北海道和種は2001年) |
北海道和種 | 1857頭 |
木曽馬 |
136頭 |
野間馬 | 76頭 |
対州馬 | 120頭 |
御崎馬 | 29頭 |
トカラ馬 | 126頭 |
与那国馬 | 19頭 |
宮古馬 | 103頭 |