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++輸送熱++
乗馬の場合、競走馬のように長距離を輸送することすくないと思います。
しかし輸送熱に関してある程度の知識はもっていた方がよいと思い
ごく簡単に輸送熱について勉強してみましょう♪
そもそも輸送熱とは?
長距離を馬運車で移動中に、馬が発熱する事である。(`^´)エッヘン。
ってそのまんまですが(¨;)
統計的にみると輸送開始から→20時間で発熱する馬がポツポツと表れる。
36時間の輸送では全体の40%弱のお馬さんが発熱の症をしめす。
ではその原因は??( ・o・)
〜輸送熱をひきおこす原因〜
なれない環境
せまい馬運車の中でつながれた状態
車の振動、動揺
ボロ、尿など汚染物からでるアンモニアガス
馬運車の中は時間の経過とともにアンモニアガス、塵埃(ほこり、浮遊細菌が増加するため
馬運車の走行中の呼吸は車の振動、動揺に刺激され浅く、数の多いものなる
→その結果、気道の乾燥、細菌などの異物を排除する力が弱まるのも大きな原因となる。
↑上記のような様々な原因がかさなり、馬がストレスを感じ、気道の乾燥により、
普段はおとなしくしている気道中の細菌(常在菌)が暴れだし、
大量に増加し肺炎などをひきおこし、発熱する。
〜輸送熱予防〜
ボロ、尿は車内にためておかず、馬運車内を清潔に
乾草をあげる場合は、水にひたすなどして、ほこりがでないように工夫する
季節にもよるが、窓をあけて換気をよくする
適度な休憩
〜馬輸送中の休憩について〜
4時間内に30分〜1時間を4時間内に2時間休憩をとってあげると、
発熱する馬は30分〜1時間にくらべ半減することがわかっている。
〜その他に〜
前向き積載より、後ろ積載の方が馬体がうけるストレスがすくなくなり、
発熱する馬が減少することが実験によりわかっている。
はりつなの長さ、当然引き手などではり馬をするわけですが、みじかくつなぎ、
ゆとりがない状態では馬が頭をあげたままの状態になり、
細菌が肺に入りやすくなってしまうので注意が必要。
長距離輸送の前には、短距離輸送で輸送練習をしておくと、
すこしは馬の緊張をすくなくさせてあげることができる
あと、積載時に興奮した状態で乗せてしまうのもよくないので注意が必要。
積み込み時は特に注意し安全に馬運車にのせてあげれるようにしましょう
どうでしたか?ざっとわかっていただけたでしょうか?
簡単に説明をすすめましたが、もし馬輸送をする機会があれば是非役立ててください♪
馬のためにどうしたらいいか?なにがいいのか?常に考えてあげることが大事ですね