〜 散策レポ 〜 神奈川 10.3.30 |
現地スタッフ(誰?)の情報によると… 3月下旬から飛び始めているとかいないとか… ←某ブログパクリ(笑) 昨年もう登るのは懲りたはずだが、一年も経つと気が変わるもの。 年に一度、春の女神様に会いに不安がありながらも出かけてみた。 不安とは、今冬は寒さが厳しかったこと。 天気予報では暖冬だとかなんとか言っちゃってるけど、 それは異様に暖かい日が何日かあったから。 総合的には平年以下の日が多かった気がする。 まぁ、寒さに弱いのでそう感じるのかもしれないけど。 なので、出てるという情報はあるけど、 本格的には一週ほど遅れるんじゃないかと。 もう一つ、天気は晴れだが最高気温が10度前後。 現地は山なのでもう少し低いだろう。 飛ぶかな? そんな不安を抱きながらも、10時半頃現地入りした。 |
![]() お出迎えはキセキレイ ![]() 囀っていた |
やっぱり寒いね… ともかく、この山(標高600m弱)を登らなくては… |
![]() あちこちに霜柱 何度か滑った |
運動不足か普段使わない筋肉なのか、アキレス腱の上の部分に負担がかかる。 必要以上に休みながら周りをチェックしていくが、生きものの雰囲気がないなぁ… 鳥もほとんどいない。 ここで下山する先行者さんに遭遇。 状況を伺ってみた。 「全く飛んでなかったです」 …帰ろうと思った(笑) ま、でも2/3は登ったからダメ元で行くしかないね。 僅かな望みを持って。 頂上到着。 人は十数人いて何かに群がっている。 ヒオドシチョウだった。 他にミヤマセセリがいるくらい… やっぱり気温かな? 30分ほど付近を歩きながら待ってみたけど、結局姿を現してくれなかった。 やむなく下山する。 |
![]() ヒオドシチョウ ![]() 下山中に会ったテングチョウ |
この後、気温が低いので下の方で飛んでるかもと、少し車で流してみた。 そうしたら、山道を登っていってこの山の反対側の入り口らしき場所を発見。 ここから登れば負担は軽いかも。 次回はこのルートで登ってみよう。 気分的にはこのまま帰りたくなかったけど、体力がちょっとしんどい。 初夏に目的がある蝶の生息地付近を下見していく。 なんとなく‘らしい’場所はあったけど本当にいるのかな?ってのが正直な感想。 結果は数ヵ月後に。 そんな山道で哺乳類に遭遇。 |
![]() ニホンザル ![]() 本日一番の大物 |
来週か再来週の気温が上がる晴天の日にリベンジしてみよう。 今日の教訓、気温が7・8度でもタオルを持参しよう。 Tシャツがびっちょりになったよ… ------------------------------------------------------------------------- |
〜 散策レポ 〜 神奈川 10.4.6 |
先日のリベンジ… 今日は気温が20度程になるようなので、今度こその気持ちで行ってみよう。 予定通り、裏側の入り口(正確には真横な感じ)から頂上を目指す。 この事が後に大変な事になるとは、現時点では誰も知り得ないのであった… 入山開始。 なんかやたらと道が狭い。 油断すると下まで落ちちゃうような道だ。 昨日の雨で地面が湿っているので慎重に歩くも、2度ほど踏み外して落ちそうに… こっちのルートは針葉樹が少ないようで、鳥の声がけっこう聞こえる。 ヘビでもいないかなと思っていたけど、カナヘビにしか会えなかった。 飛んでいる蝶はほとんどがミヤマセセリ。 今日は撮らないつもりだったけど… |
![]() 一番綺麗な個体を ![]() ついでにヒオドシチョウも |
他にはルリタテハとテングチョウが飛んでいた。 想像とは違ってかなり歩かなきゃいけないみたい。 途中で道が無くなったりする所もある。 勘を頼りに歩いていくとまた道が出来ている。 たぶん合っているんだろう。 しばらく進むと目の前を女神様が横切り、かなり上の方だが止まってくれた。 前回の事もあるし、この後ボウズも有り得るので、証拠写真だけでも撮っておこう。 |
![]() 一応わかりますね |
ちょろちょろ飛んではいるけど全く止まってくれない。 気温が高いので活発なようだ。 先行者さんが下山してきた。 ということは、道は合ってるね。 上の情報を聞いてみる。 「さっきまではたくさんで、今は3匹くらいまだいますよ」 との事。 いるとわかれば気合いが入る。 しかし、ここからが大変だった。 いつものルート以上の急勾配。 しかも地面は湿っている。 三度ほどざーっと滑り落ちた。 靴もズボンもトレーナーも泥だらけ… この時はもう帰ろうかなと本気で思った。 帰り道が心配だけど、ここまで来たら行っちゃわないと… そんなこんなで辛い思いをして、ようやく頂上まで来れた。 しかし… 人が多いなぁ(汗) まだ2・3匹飛んでいる。 時にバトルしていたり。 1匹が止まったところを遠目から撮影。 |
![]() ギフチョウ |
すぐに飛んだが、しばらくしたらそばに止まった。 撮影態勢に入ったところで… 後ろから別のカメラマンにさーっと前に入られて、接写されて飛んでしまった。 これ、二度もやられた! あのさ、それはないんじゃないの? 人の邪魔してまで撮りたいか? しかも、超望遠の良い一眼レフ持ってるのに。 かなりご立腹モードに入って思いっきり睨んでやった。 この後、蝶がしばらく姿を現さなくなるとみんな帰っていった。 やっと邪魔されずに撮れるのでしばらく待つことに。 5分くらいでまたヒラヒラと飛んできた。 |
![]() まずまず撮れた |
花に来ているところを撮りたいので、数少ないスミレの前で張っていると… |
![]() いらっしゃいまし ![]() ![]() まぁまぁ撮れた |
この後さっぱり姿を見せなくなったので、諦めて下山することにした。 帰り道が怖いんですけど… 予想通り、五回ほど3mくらい滑り落ちた… 慎重に歩いてもこれだもん。 急勾配が終わり、ようやく落ち着いてきた。 帰りはギフチョウが飛んでいる姿を多く見た。 1匹がいいモデルさんになってくれたので撮影。 |
![]() もうちょっと開いてほしかったけど… ![]() 枯れ葉がバックじゃなきゃもっといいんだけど… |
昨年ほど良い写真は撮れなかったけど満足はできた。 今日は暖かいのでマイフィールドにも寄ってみたい。 下山して早めに向かおう。 …と思って歩いていたら、なにやら行きに見てないような景色… あれ、こんなとこ通ったっけ? とりあえず道なりに進んでいくと、今度は急勾配な上りが… あれれ? こんなとこ下ってきたっけ? そのまま進むと道が無くなった。 これって遭難? 他に道は無かったように思うが、どこかでそれちゃったみたい。 高山や悪天候とかで遭難するとまずいということがちょっとわかった気がする。 どうしよう? 今の急勾配を戻る気力も体力も残ってない。 どっちの方向かもわからないけど、『なんとかなんだろ!』 な気持ちで 道なき山を適当におりていく。 しばらく歩くと、木にルリタテハが付いてるのが目に入った。 周りを見ている余裕なんかないんだけど… 気づいちゃったんならば写真を撮ろう。 |
![]() 樹液が出てるね |
その後も道なき山をおりていくと、ようやく下界が見え出した。 民家が見えるのでそこを目標に… なんとか無事におりることができました。 民家の人に事情を話し、現在地と帰り道を聞いてみる。 ずいぶんと離れた所におりちゃったみたい。 で、地図を書いてもらい、二通り(20分と30分)の行き方があるようなので、 20分の方へ歩いていく。 ん? また上りかい??? きっついなぁ… |
![]() 途中でスギタニルリシジミに遭遇 |
地図を頼りに歩いていくも、川を渡るところで丸太が崩壊している… こりゃ渡れん。 しょうがない、戻ってもう一個のルートを行くしかない。 この場所に桜が咲いていて、桜に吸蜜しているギフが撮れたらなって思っていたら ちょうどヒラヒラと舞い降りてきた。 これは撮影チャンス! |
![]() 飛翔写真はこれが精一杯(汗) ![]() いい感じ! ![]() ![]() ![]() 最後に良い絵が撮れました |
こんな思いをしたけど、この瞬間一気に吹き飛んだ気がした。 遭難も結果オーライ? あとは長い道のりを歩くだけ。 気合いを入れて頑張ろう! |
![]() ミヤマセセリ なかなか良いアングルなので撮影 |
結局、このルートも上り坂ばかりで、一時間程歩いてようやく車にたどり着けました。 しかし、いろんな体験をした。 一時はどうなることかと思いました。 生きててよかった〜(笑) このルートではもう二度と行きません! でも、桜の所は寄ってみたいかも… |
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