〜 散策レポ 〜  東京・山梨  06.8.7



今年の目標の一つに、樹液でのミヤマ観察がある。

ポイントさえ掴めば簡単だと思っている。

今まではそのポイントを見つけられないでいた。

リンクしていただいている一寸野虫さんから最近ヒントを頂いて、

その辺りに行ってみたいと思っていた。

先週行こうと思ったけど流れたので、今日はどうしても行きたかった。

時期的にそろそろヤバいし。


12時過ぎに自宅を出た。 本当は午前のうちに出たかったんだけど…

現地到着は2時を過ぎた頃。

さっそく地図で見つけたこの辺かなって所で車を止めて探索。






今日のお出迎えはウスバカミキリ



けっこう有名ポイントらしい事も聞いている。

木にいくつかのトラップが仕掛けられている。






釘はやめてもらいたいんだけど…



一応効果はあるみたいね



カナブンやカブトが来ていた。

トラップはあまり効果ないと思っていたけど、上手に作ったのかな。


更に奥へ、細い道へと進入していく。 この辺はけっこうよさそうだ。

細い木が多いけど、探索開始早々…






あっけなく念願が叶う!



いろいろ回って原チャリ借りて探索しても見つからなかったが、

見つかる時はこういうものか。

そんなに大きくはないけど、念願の樹液に齧り付くミヤマをやっと見ることが出来た。


ここはけっこう見る所が多そうだ。 更に他の木もチェックする。






あんたはだ〜れ?  ムラサキトビケラ



キモッ… アカヒゲドクガの幼虫






スジかと思ったらコクワでした



たまに飛んでいるけど、蝶の数はそんなに多くない。

オオムラサキとスミナガシがたまに飛んでいる。






スミナガシ



鮮やかに光るモノも目に入ってきた。






アオカナブン登場!!



ここはけっこうアオカナブンが多い




こういう風景大好き




スズメバチもご来店




やばい、なんかすっごく楽しくなってる。 樹液酒場はやっぱりこうでないと!!

更に歩いていくと…






本日2匹目



連チャン!




ミヤマは昼から活動するけど、これだけ見つかれば大満足。

本当に何年ぶりかで充実してるって感じがする。






アオとスミナガシ2ショット



少し高い場所でも




かなり高所 上にコムラサキが見える



観察しているだけでもとても楽しい! もう充実しまくっている感じ。

大体は見終えたので、少し戻ってさっきは見なかった気になる所を見てみる。






アオは見ててもいいね



寒がりなのね(笑) カシワマイマイ♀



原歯ノコ




これぞノコギリ!!



あまり目立たない所にもスミナガシがいた。

スミナガシとアオカナブンに会いたくなったらここに来ればよさそうだ。






渋くて綺麗な蝶だ



時間はもう4時半になっている。

オオムラサキの綺麗な画像をまだ撮っていない。

あまり時間がないけど、大きく移動していつものコースに行ってみる。


が、その前にもう一ヶ所気になるところがあった。

そこへ寄ったが、中に入るのは厳しそうかな?

とりあえず周りを見渡していると、さっきから行ったり来たりしている大きい奴。

ちょうど目の前の草に止まった。

正に 「写して〜」 と言わんばかりに。 んなら撮ってあげよう。






オニヤンマ



別角度から撮ろうとしたら飛んでいってしまった。 時間もないからいいや。



さて、移動するも時間的に大渋滞。 裏道を研究しておかないといけない。

到着が6時を過ぎてしまい、もううっすら陽が落ちてきている。 秋は近いね…


スズメバチポイントへ行くも、時間が遅いのかあまり個体数は多くなかった。






ドアップ



中を見せなさい!



君も樹液に来るんだっけ?



けっこう暗くなってきた。

場所を移動して、あと2ヶ所覗いてみたい。






けっこう痛んでますね…






最後の場所へ到着… って、もう見えないから…(汗)






お客さん、そろそろ閉店のお時間ですが…



あのぉ… お客さま…



暗い中、同じようなルートでトンボが旋回している。

縄張りを守っているのか、エサを捕まえているのか…

で、飛んでいるところをちょっと撮ってみた。






これじゃわからんか(苦笑)



何トンボでしょう? クロスジギンヤンマ辺りかな?  …カトリヤンマでした


もうダメだ。

ほぼ真っ暗になったため、山の外灯を見て回って後輩T君宅へちょこっと寄る事に。






キリギリス♀











T君宅で少し寄るはずが、1時間半いてしまった。 ま、いつもの事だ…

今晩は、昼間に寄ったポイントの夜の風景を見たいのでこのまま直行した。

もうミヤマはお腹一杯なんだけど、夜はどんな雰囲気なのか楽しみ!



到着すると、さすが山の中だけあって真っ暗…

ちょっと怖い感じだったのは最初だけだった。

こんな所で懐中電灯一本だけ持って歩き回れるなんて、我ながらよくやるよ!

って感じ。


やっぱり昼間の顔とは違うね。






かなりヒンヤリしてるから、この位毛深い方がいいかもね 
シロシタバ



コクワもお食事中 
左の蛾はウスヅマクチバ



夜はカブトが目立ちますね




なんかカブトが多くて味気なかったけど、ようやく発見できました。






お楽しみのところスミマセン…



そういえば、昼間はミヤマ♀の姿は見られなかったっけ。






でっかいコメツキムシ



お楽しみのところスミマセンね〜



この辺は赤いカブトが多い?



夜の樹液は蛾もよく集まる 画像はムクゲコノハ



普通の色のもいた



セレブのお食事会?



今日はよくお見かけしますね…



ナナフシモドキ



最後に大物発見!



帰る間際でノコの大型とのご対面だった。 65ミリはありそう。


昼間ほど賑やかではないけど、真っ暗の山中を1時間ちょっと歩いて楽しめた。

もう少し蝶とかもいてくれたらもっと楽しいだろうな。

コムラサキの鮮明画像も撮りたいし…

次回は月末頃まで来れないけど、また来てみたいポイントだ。


ミヤマって1匹も捕れない年もあった。 捕れても年に数匹。

カミさんは唯一ミヤマは大歓迎する。

そんなわけで、我が家ではミヤマを貴重と思っている。

いくつか持って帰って家族に見せてやろう。 次に来る時にリリースしようかな。



時間が遅くなったので、いつものルートで帰ることにする。

何か楽しませてくれるようなモノでもいてくれれば嬉しい。






久々のオオミズアオ





















特集・今日のスズメガでした。


上からエゾシモフリスズメ、クルマスズメ、クチバスズメ、モモスズメ、サザナミスズメ、

ウンモンスズメ。

小さめのスズメガもいたが、枚数が多くなったので撮らなかった。






黒いスジの目立つタイプ






たまに写真では見たことがあったけど、この黒いスジが目立つタイプは

ただ単に個体差? ♂♀の違いではないようだしよくわからないけど、

このタイプを目にするのは初めてだった。


あとは変な蛾がいたので撮影してみた。






なんだこりゃ?



魚かよっ(笑)



横から見たらオニオコゼのような…  カレハガでした こいつの幼虫はたまに木で見ますね






定番のアゲハモドキ



なんかいつも撮らないモノまで今日は撮っている。 気分が良いから?

遠くで雷が光っているけど、いつもの山はセーフのようだ。

あと少し、もう少し楽しみたい。






おなじみヘビトンボも増えてきた



今日はどこにでもいる 今年はウスバの当たり年?



この時期この方が落ちていると紛らわしい!



ちょっと離れた灯下で 『カン』 と音がした。 そう、明らかに大型甲虫が落下する音。

早速走っていくと、ミヤマ♀が落ちていた。






そのベロは引っ込めなさい(笑)



この時間でも採集者が来ているので、橋に向かって急いで進もう。

途中の山道で細いモノが… ヘビじゃないだろうな、小さすぎるし。

ヘビの子供? 一応下車して確認。






タバコは比較用です



ぶっとい種類のミミズもいるけど、これは普通の? それにしちゃ長いね〜


さて、橋に到着。 いろいろと観察しに歩いた。









君は何になるの? ホソバシャチホコかな…



大変大変っ!



このヘビトンボ、羽に抜け殻が絡まっちゃったみたいで凄くパニックに…

慌てふためいてドタドタ行ったり来たりしていた(笑)

うまく飛ぶことはできないのかな?






小虫をムシャムシャと… アトボシアオゴミムシ幼虫?



タンポポの種ではありません…



ハゴロモ系の幼虫だろう ピョ〜ンと凄い飛脚力!



ヒグラシもよく飛んできてます



たまに見かける派手な方 シロオビドクガ♀



そういえば、今日は腐るほどは見てないね



ホソカミキリ



今年も…



毎年この橋で見かけるね、カラスアゲハのこの姿…

しかも、だいたい同じ場所で。 きっと蝶道なんだろうね。

生きてる姿を昼間にでも見に来ようかな。


全部見渡した。 時刻は2時になるし、カミさんの実家に車を戻して家に帰ろう。

と、車の前まで来た時に… ちょっと前に車が2台通っていったっけ…






見たくない光景…



残酷かもしれないけどこれが現実。 こうやって轢かれてしまうのがそうとういる。

こうなる前に助けてあげられればいいんだけどね…


白字で明記の種名は、一寸野虫さんに同定していただきました  Special Thanks !



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