〜 散策レポ 〜  北海道 10.9.5〜9



【3日目】


昨晩からの豪雨で夜中にも何度か目が覚めた。

6時半に起きると雨はすでにやんでいた。

今日はgeckoさんと朝8時に合流する予定だったが、7時前に中止にと連絡が。

あちらはまだザンザンと降っているらしいけど、天気予報は午後から晴れなので

もうすぐやむと思われる。

夜回りはしましょうという話を基本に、晴れ間が出たら連絡しますと伝えておいた。


もう一度寝て、9時頃にふと目が覚めると晴れ間が見えてるではないか!






深さ1メートル近く掘ってあった穴が一晩でほぼ冠水…



画像は水の引いた2日後 今一つ深さが伝わりにくいが、この穴が上画像の状態になるほど一晩で降った



アカタテハが来ていた



geckoさんに晴れていることを報告し、相談の結果10時に合流することになった。

準備をし、まだ時間があるので少しだけ山小屋周辺を散策。






地元にはいない種かもしれないので一応撮っておいた

普通種のウストビモンナミシャクだそうです



同上

ヒメナカジロトガリバが有力 東北地方以北に分布なので、地味でも撮っておいてよかったということになる



トイレポイントに行く。






木陰にミズイロオナガシジミ



今年は会っていなかったっけ



明るい場所で撮影






geckoさんと2ヵ月半ぶりの再会。

今日はまずマダラヤンマポイントに連れて行っていただく。

長距離移動で、途中湖で休憩。






オオハクチョウが10羽ほどいた



餌やりの人が多いらしく、人に対して全く警戒心がない






オオヒシクイ






もう少し水鳥がいろいろいてくれれば賑やかなんだけど。

冬はたくさんいるんだろうな。


さて、目的地に到着。

蚊がすごいという話だったので、多めに虫除けスプレーをぶちまけて出発。

少し歩いただけでえらい目に遭った…






ジャノメチョウ






肝心な所が欠損しているが、ここのは普通のミドリシジミかな?



別個体  こいつの表は緑色をしていた  撮りたかった…

上もこれもミドリシジミのようです



虫除けきかねー… 全く無意味! 撮影するのも困難なほどだ。

しかも、軽く振り払ったくらいではビクともせず止まったまま。

大袈裟ではなく、恐怖さえ感じ始めてきた。

せっかく来たのだ、蚊を振り払いながら先に進む。


geckoさんがヤンマを捕獲した。 マダラヤンマか?






ルリボシヤンマでした









フタスジチョウがいた



ちょい痛んでいるけど、地元周辺で見るのは困難な蝶なので嬉しい



キバナオニグモ これも北海道でしか見られない



たまたま写っていたのでトリミング  こいつらのおかげで散々だった



マダラヤンマは見たいけど、どうしようもない蚊の攻撃で残念ながら途中で引き返した。

最終日に違う場所へ案内していただけるので、マダラヤンマはお楽しみとすることに。


次は、北海道と九州でしか見られないカササギという鳥がいるポイントへ。

どちらも人為的に放されたらしいけど、滅多に見られるものではないので見てみたい。

いつもいるという空き地に着くと、工事やら作業やらで荒されている…

それでも、電柱とか近くにいるのではということで車を走らせると、

ようやくツガイを発見することが出来た。

ただ、警戒心は強いらしく、そっと近づいてもすぐに飛び立ってしまう。

証拠画像だけでも撮っておきたいので、怪しい人の如くソロリソロリ近寄ってみた。






カササギペア  逆光だけど…



大きさはカラスを一回り小さくしたくらい  地元のオナガみたいなイメージか



近寄らせてくれない…



↓以下の画像はこんな感じで撮影してます 左下が私です (画像提供 : gecko氏)



上画像の位置からなんとかここまで撮れた



逆光だけど、なんとか20mほどまで近づけた









もう一羽がここから 「危ないよ! 下に変なおじさんが来てるよ!」 と叫んでいた



次は、マイコアカネがいるというポイントへ移動。

ただ数は少ないらしいので見られるかな?

現地に着くとすっかり曇り空になってしまった。






コブハクチョウ




ジャノメチョウは地元ではかなり少数派なのでいれば撮っておこう



シータテハはどこにでもいる



これ何シジミ?と思って時間をかけて追いかけたけど…



尾が取れたツバメシジミとわかって愕然とする



オツネントンボ



トンボはアキアカネ・マユタテアカネ・ノシメトンボばかり…

しばらくしてgeckoさんから、「マイコ♀がいましたよ」 との吉報が。






マイコアカネ♀









そっか、こんなに小さいんだ。 もう少し大きいのかと思った。

大きさがわかったので、小さいトンボだけを探していたら1個体発見。

さっそく捕獲してみた。






念願の♂だった



うっすら綺麗なブルーに見えたり、顔色が悪い病人のようにも見えたり












もう少し成熟すればもっと青くなるんだろう。

それも見てみたいけど、実物を手に取れただけで今日は満足。

マイコさんは手乗り〜に応じてくれなかった。

警戒心が強いのかな? それともたまたまか?






クジャクチョウ



いつ見ても綺麗だ  やっぱりいると撮っちゃう






移動のため戻ると、車を止めていた所にも♀がいた



夕方に近い時間になったけどもう一ヶ所見に行く。

柳がたくさんある場所だったが、風が強くなり寒くなってきた。






ヘリカメムシ  これも本州では高山種



トノサマガエル



ナツアカネを激写中のgecko氏



目立ったものはいず、食事をしながら作戦会議。

夕方になって風が更に強くなってきた。 夜の外灯回りには不向きな条件。

どうしようか話し合ったが、2時間ほどかかる山だそうで、

そっち方面は風が弱いかもということで強行決定。


現地に近づくにつれ、風が弱まってきたじゃないか。

これも私の日頃の行いがいいからだ。
←誰かと同じこと言ってる(笑)

噂(異常発生)どおり、どの外灯にもたくさんのクスサンが群がっている。

いろいろといてくれるかな?






シバスズ?  小さいコオロギはわからん

エゾスズのようです



エゾマイマイカブリ  今回の北海道で唯一の個体だった












スポーツジムのような場所。

ここの灯りは明るくて強力だった。






オニグモ系はわからん…



当分食っていけるね



ゴホンダイコクコガネ♀  ♂はいなかった



gecko氏お目当ての種でした  生きてるのを2個体、死んでるのを2個体回収されていました



ガムシ






クスサン祭りがうまく表現されてない… 死んでるのも合わせたらこの外灯だけで100超えてたかも



20時頃にはこちらを出て戻るが、この時点での気温が14度だって…

めちゃくちゃ寒かった。


今日は朝から夜まで長距離移動しっぱなし。

ずっと運転されたgeckoさんは大変疲れたことと思います。

おかげさまで貴重なもの、未見なものも多数見られました。

本当にありがとうございました。

来年でもそれ以降でも東京においでの際には、

全力でおもてなしをさせていただく所存でございます。


  ※ gecko氏のブログでも、この日の模様はアップされております。 興味のある方は こちら からどうぞ



山小屋に到着し、寒いのでヒーターをつけようとしたら冷風機…

今晩は寒さに震えながら布団に包まる。

室内にクジャクチョウが紛れ込んでいた。

最後にこの子で今日はお別れです。






地元でなかなか見られないものは何度も登場します 飽きちゃってるかもしれませんがご了承願います






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