〜 散策レポ 〜  山梨  06.10.15



深まる秋、例年ならこの時期になると採集・観察はとっくにお休み。

しかし、今年は宿題が残っている… そう、あやつとの2ショット写真を撮らねば…

そんなわけで、ヘビちゃんと秋に見られるヤママユ系の蛾を目当てに出発した。



午後3時頃に現地入り、行く場所は決まっている!

真っ先にあやつの所に向かった。

今日は心地良い暖かさ。 20度前後かな? まだ冬眠していないことを願う!


到着し、さっそく山に入ってみる。

横を流れる小さな川がほとんど干上がっている…

カエルの姿も全くない。 この時点でイヤな予感はうすうすしていた。

前回マムシがいた木は… いないか。 ヘビはもう冬眠の時期なのか?

エサがいないんじゃ起きててもしょうがないもんね… でもまだ早いよな。

今日はかなり上の方まで歩いてみたけど、結局出会う事はできなかった。

来年の宿題だ。


けっこう凝視していたのでこんなものを見つけた。

この時期にカミキリ? 白っぽい種類!? 初めて見るラミーカミキリか?






いえいえ、よく知ってる方のようです



いつも見て思うけど、菌って凄いね。 感心してしまうま。 いい加減にしろくま。


困った。 ここで時間を潰す予定だったのにまだ4時前だ。

いつも回っててヘビのいそうな雰囲気のイナゴポイントに行ってみる。


時刻はちょうど4時くらい、長袖のトレーナーを着ていても寒い。

肌寒いを通り越している。 これじゃあ夜の予定も狂っちゃう。

夜は少しクワガタのポイントを回ってみようと思っていた。

コクワはまだいるだろう。

なら、オオクワもまだいるはず…と思っていたけど、この寒さじゃダメだこりゃ。


と、考えながら歩いてみるもヘビはいない。 ちょこっと洞を覗いてみると…






まだ頑張ってます!



先日のスジくんのようだ。

そして、少し奥に行ってみると…






意味わからないから…



なんでこうなる? 立ち枯れじゃないだろ… 最近やられたような感じだ。

昼の部はもう諦めた。 夜は少しでも蛾が見られる事を期待したい。






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夜の部、Tくんが体調悪く、6時半に出発する事になった。

本当は遊びでDJ大会をやるつもりだったけど… Tくん、手術かな?


いつもこっちにくるのは平日だけど、日曜のこの時間は渋滞が凄いね…

大月〜小仏トンネル渋滞20km!?

下も混んでんだろな… 覚悟して下道で帰る事にする。


笹子付近の温度計を見てビックリ!!

気温10℃!? まだ7時過ぎなんですけど…

気落ちしながら、いつも寄る灯下ポイントへ到着。

車をおりると寒い寒い! 吐く息は白いし、長袖でこの寒さ…

そうだよね、10℃っていったら真冬の最高気温って感じだもんね。


当然周りを見渡してもなんにもいない。

端っこに1匹だけいたので撮ってみた。






オビガ  小さいけど、形は嫌いではない



開張4〜5cmくらい?

最初は枯葉に擬態系のやつかと思ったけど、翅は閉じずにこの態勢。

間近で見ると、けっこう鮮麗なデザインだ。

形と雰囲気はなんとなくヤママユ系っぽいよね。


その後は渋滞もなくスムーズに進み、ミヤマルートへ到着した。

いつもの濃いポイント。 さっそく自販にくっついていた。






今度こそ姫!



前回はヒメヤママユと思ったらクスサンだったけど、今回は正真正銘です。

今日は被写体が少ない事が予想されるので、いろんな角度からたくさん撮ってみる。






ドア〜ップ!



斜めからドア〜ップ! ぬいぐるみみたい



翅を広げてもらって目玉模様を見ようとしたら落下…

地面で目玉を見せてくれたので撮影しましょう。






この方がかっこいいよね






手乗りにチャレンジ!



かわいいもんです



隣の灯りへ行ってみると、また1匹壁に張り付いていた。

大きい! まだいたか、ヤママユちゃん。

そういえば今日は全く見てなかったね。

んじゃ、撮影しようと思った時にやっと気がついた。






クスサン♀でした



先日見たクスサンは♂で、さっきのヒメヤママユくらいの大きさだったけど、

この♀は軽く10cmオーバーしている。 しかもお腹が大きい。

この腹の中に、何十何百のシラガタロウの卵があることか?


ではでは、引き続き撮影会を…






ドア〜ップ



目玉を見させていただきました



手乗り〜 これで大きさがわかるかな?



あとは小さい蛾を撮影しただけだった。






エグリツマエダシャク



昔、こんな感じのタコが流行ったよね?

ゲイラカイトだったっけ? 目玉があるやつ。


少しだけだったけど、いっぱい写真を撮ったのでそこそこ満足した。

あとは最後の橋に期待したけど、更に寒く感じてほとんど何もいなかった。






なんとなく緑が渋くて良い

ヨトウガ系だと思うが、これだ!というのが見つからない。

ホソバミドリヨトウ』 でした (Special Thanks 一寸野虫さん)



今年はいろんな種類の昆虫・小動物を観察できた。

来年もまた新たな出会いがたくさんある事を期待したい。


ではでは、今年は本当にこれで最後です。 ありがとうございました…



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