〜 散策レポ 〜  山梨  07.5.14



今年最初の本格的な散策。

まだ少し時期は早いと思うけど、春の見たかった蛾は見つけられなかったので、

それも込みで早めの出動となった。 今日の目標は前記蛾(2種類)とヘビだ。


10時半に自宅を出発、12時半頃に現地着。

まずは去年のミヤマポイントがどうなっているかを確認。

ミヤマはまだ出てないだろうけど、樹液が出ていれば蝶はいるかなと。

去年高い場所にいるのを確認したコムラサキを見たいけど、

時期的にはまだ早いだろうな。


林に入る前に、水場がある所を少し歩いた。






カワトンボ (正式名称は現在ではニホンカワトンボ?)






お食事中



数匹がヒラヒラ飛んでは葉っぱに止まっていた。 ちなみに、3枚とも別個体。

翅や体の色違いは♂♀なのか?

正式名はニホンカワトンボ? 名前が変わるからややこしい…


蝶は少ないけど、地味ながらまだ写真を撮っていないのでこやつらを一枚。






コミスジ



コジャノメ そんなに個体数は多くないらしい (左上はおまけ)



さて、林の中に入るが、樹液は皆無に等しい状態。

当然虫の気配が漂っていない。

なので、この場は来月にまた足を運んでみよう。






カサカサと音をたててひょっこりと



移動中の車内から撮影 寄生蜂の産卵?



ここから大きく移動。 1時間ちょいかけていつもの方面に。

スズメバチポイントは大掛かりな工事が始まっている。

今シーズン一杯は続くようだ。

こちらに来ると風がかなり強くなりだした。

これからの写真は風の影響でブレが多いかも…






ジョウカイボン 交尾中



この手のはあまり得意ではない…



蝶は多少いたけど強風で飛ばされていた。

ここはダメだ、場所を移動。






食物連鎖



おそらくキバチ系 (この写真は♂)



ここはニホンヒラタタマバチが観察できるケヤキの半枯れ。

今日はこのキバチと思われる蜂がいくつも産卵にきていた。

この蜂の幼虫が育った頃、例のニホンヒラタタマバチがこの幼虫に

卵を産み付けて寄生するのだろう。 この流れがなんとなく面白い。

来月にはまた新たなドラマが見られることでしょう。


と、勝手な憶測を書いたけど、この蜂がキバチでHITしない。 う〜む、何者?






子孫を残すのも大変だ…



大勢で手招きして待ち構えている



ヤママユ系の空繭



スジモンヒトリのお子さんかな? 触ったら気持良さそう



もう一枚 きっと寒がりなんでしょう(笑)



小さなタマムシ



今日はこのタマムシが目立った



さて、そろそろ陽が傾きつつある。

明るいうちにあそこへ行かなくては…  そう、リベンジをしに!


エサになるカエルの姿はないが、水も流れていて雰囲気は悪くない。

前回いた所は… いないか。  お〜い、マムシ〜!!


けっこう上まで目を凝らして探したけど、残念ながら見つけられなかった。

マムシの他のヘビも生息していそうな雰囲気はある。 次回また来てみよう。






ここにはヤマトシリアゲが多かった



ミヤマのポイントで車にセンチコガネが飛んできて、

叩き落として写真を撮ろうと思ったら逃げられた。

ここの上で獣のう○こが落ちていた。

もちろんひっくり返した事は言うまでもない。

ヘビもいなかったし、これぞヤケクソ!(笑)






何やらちっこいの(エンマコガネ?)もいますが…



こいつはセンチコガネですね



次回はよねださんと一緒にう○こを棒でツンツンしましょうか。



空は夕日が眩しい。

明るい時間最後に、以前ヤマカガシを見かけたポイントへ行ってみる。

さっそく木の洞にチョコンと座っていた。 保護色で化けてるね。









片目が見えないのかな? 石松くんと命名



しかし、ここの荒らされようはひどかった。

オオクワはたしかにいそうな雰囲気だけど。

でもさ、こういうのはやめようよ… だから材割り採集は断固反対なのですっ。















材割り断固反対! 木を壊さなくてもクワガタは捕れるでしょ…



そんなぶった切られた材をひっくり返してみると、今日最初のクワガタを発見した。






樹液に来ているところを見たかったな…



トゲアリ



ハムシ系? (調査中、すぐ判明すると思われたが意外に苦戦中)

ヤホシゴミムシと判明 (Special Thanks : よねださん) こいつ、ゴミムシか… 写した角度が悪かった



そして、ここでも…



羽化真っ最中



ここの沢沿いも歩いてみたけど、今日はヘビさんには会えなかった。

暗くなってきたので、T君宅で1時間ほど遊んでゆっくり見回りながら帰ろう。








そんなことになるだろうとはなんとなく想像していた。

10時過ぎまで捕まった(苦笑)

夜は頭痛が激しくなってきたけど、せっかくなので行ける所は数ヶ所回って帰る。

しかし、笹子で11℃、大月で12℃表示。

ヒンヤリを通り越して長袖のトレーナーを着ていても寒い。






お馴染み



そして、会いたいんだけど紛らわしい子と遭遇してしまいました。






君はどっち?



見れば見るほどわからん…



手に乗ってもらった



去年同地で発見したのはオスグロトモエと同定してもらったけど、

こいつはハグルマトモエか?

なんとなく渦巻き目玉が大きく感じられなくもないけど… 難しい。






カジカガエル






せっかくなので、乗ってもらいました



エゾスズメ



ハネナガブドウスズメ



ここのポイントはいろいろと楽しめた。

いつものようにミヤマルートを通って帰るも、あとはこれしか画像に収められず…






ノコバアオシャク



なんかこの色いいよね? HPによっては少ない蛾との説明もある。


いつもの橋に着く頃にはもう寒くて唇がガチガチ…

絶対に10℃ないんじゃない? 全くといっていいほど何もいなかった。


来月になれば、ここはシンジュサンも見られる賑やかなポイントになっている。

近々また来てみようかな? 新しい発見があることを願いたい。



ということで、見たかった春の蛾は今シーズン出会えなかった。

まだチャンスはあるのかもしれないけど、あまり期待はしないでおこう。

今日は絶対に会えるもんだと思っていたから。

次回の予定は2週後くらい。

暖かくて風の弱そうなタイミングに当たってくれる事を…



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