〜 散策レポ 〜  埼玉 11.5.30



台風が過ぎて午前中には天気が回復。

予定していた散策はなんとかできることになった。

今日は川北さんとナイターの予定であった。

ナイター設備を新調したようで、この日を楽しみにしていたのだ。


いつもより早い午後4時前に合流。 標高の高い場所へ下見に向かう。

去ったといっても、台風の爪痕は至る所に及んでいた。

細い山道を延々と進むが、枝が散乱していたり落石があったり…

その都度、役場職員のように下車して処理をする。


そして、だいぶ進んだ辺りで…






No.....



優秀な職員でも、この岩はびくともしなかった




運悪くこんなのが落っこってきたらと思うと怖いよね。


行く手を阻まれた二人は、しょうがなく来た道を戻る。

別の場所でやることが決まり、まだ時間があることからわき道を適当に入ってみた。

狭い範囲ながらも、よく見てみるといろいろ見つかるもんだ。






キンモンガ



ちょっと大きめのカメムシ



アカアシクチブトカメムシかな?



黄色いコメツキ キバネホソコメツキと思う



ウスベニヒゲナガ (Special Thanks : 川北さん)




アオハムシダマシかな?



うまく色が出ないのでもう一枚



ヒガシマルムネジョウカイ



ヒメツノカメムシ



ワカバグモ捕食中



普段スルーするような種も撮ってみた。

途中でもう一ヶ所、気になった場所で止まってみる。






タテハ系の幼虫?って思って見ていたけど… トチノキ喰いなんていたっけ?



ドリフのコントで観客が 「志村! 後ろ!」 と叫ぶかの如く、

川北さんが 「まーくさん、上! 上!」 と。






こりゃタテハじゃないわ…

どうやらクスサンの弱齢幼虫のようです 二枚目は白髪がだいぶ伸びてきてますね



そんなこんなで現地に移動。

やっぱり山道はどこも枝や石ころが転がっていて、道路が川状態になっている所も。

でも、思ったほど風は強くないのはよかった。



薄暗くなった頃に到着。






キセキレイかな?



セットを組んであとは待つのみ。






川北氏ご自慢の灯火セット



とにかく寒い… 気温は10度前後。 長袖一枚では寒すぎた。

ここ数日頭痛だったが、今日も治らなかった。

なので、川北さんには申し訳ないけど、半分くらいは車で待機させていただいた。


点灯後数十分、小さい蛾を中心にチラホラ飛んできた。






ウスムラサキエダシャク



キスジシロエダシャク 川北さん曰く、少ない種ということで撮影



だんだんと飛来数が増え、いい感じになってきた。

開始から40分くらいかな? ちょっと大きいのが飛んできた。

飛んでいる姿を見てすぐにわかった。






なんとか今年も会えました



エゾヨツメ



手乗り〜



5月末にして、ようやく生きているエゾヨツメと対面できた。

不思議なもので、エゾヨツメが来たと思ったら次々と4個体ほど…

その種によって時間が決まってるのかな? 面白いもんです。


私の目標がエゾヨツメと知っている川北さんは、もしここで飛んでこなかったら

ライトトラップ終了後に軽井沢まで探しに行こうと考えていたらしい…

そこまでしなくていいのに〜(苦笑)


あとはいろいろと飛んできて楽しめたらいいな。






ハネナガブドウスズメ



ネグロトガリバ



ドクガっぽいシルエットのモンキシロシャチホコ



白いので色が飛んじゃう ストロボは最弱に設定してるのに



いい場所を見つけたね



そして、この方も飛来した。






イボちゃん登場



何度見てもゴージャス



手乗り〜



ライトが強力なので、ストロボなしでも撮れるかなと思った時間帯。






トビモンシャチホコ



チアリーダーモドキ(笑) これの正式名はフトスジヒトリかな?



ホソオビヒゲナガかな? 夜に見るとは思わなかった



ストロボを使えばよかったと今になって後悔… ま、しょうがない。






キシタトゲシリアゲ



上の性別違いかと思っていたら、スカシシリアゲモドキという別種のようだ



アオシャチホコ



アオバシャチホコ



シブカワイイ



本日、川北氏が一番興奮していたのがこれ  ミヤマゴマキリガ



この時点では、キバラケンモンsp



ある程度の種は撮ったので、イボちゃんたちと遊んだ。






やっぱり良い蛾です



ちょっとツンツンしてみた



ハッケヨーイ… 小錦 - 舞の海(笑)



こんな感じ



飛来する種が落ち着いてきたので、撮っておこうと思った画像を撮影しておく。






色飛びするモンキシロシャチホコをストロボなしで撮影



キバラケンモンspの正体を探る



まずは手乗り〜



容疑は、キバラケンモン・ニセキバラケンモン・キタキバラケンモンの三種  この画像でキタは消えそう



翅裏でも区別するようなので…



これでわかるだろうか? 私にはキバラケンモンに見えるけど…

キバラケンモンで確定 (Special Thanks : 川北さん)




時間的にもそろそろ終盤。

ライトトラップを始める前に、「台風で南方種が飛んでこないかな」 って話していた。

ヨナグニサンが飛来していないかと探し歩き回る二人(笑)

結局珍しいのは来なかったけど、いろいろ飛んできて賑やかで楽しかった。


写していないのを再度チェックしに行く。






キンイロキリガ



エグリヒメカゲロウ



アカネシャチホコ



ハガタナミシャク



教えてもらったけど… 案の定覚えていない(苦笑)

アカフヤガでした (Special Thanks : 川北さん)




リンゴドクガ



川北氏お気に入りのショットで撮ってみた



午後11時、ちょうど4時間のライトトラップでした。


後片付けをして、この後は灯下廻りに向かう。

ポイントはいくつかあるけど、途中のトンネルや外灯なども寄ってみる。






アオケンモン (Special Thanks : 川北さん)




コウスベリケンモン (Special Thanks : 川北さん)




ウンモンスズメ



シロフアオヨトウ



別個体



お水さん



トンネル内で待ち伏せ



ミクロ蛾は綺麗なのが多い



クロモンベニマルハキバガ (Special Thanks : 川北さん)




ネグロトガリバ



期待のポイントは今後変化があるかもしれない。

外灯がオレンジになるのかな…






この触角は♂だ



ヒメツチハンミョウ ♂は初めて見る



いつものポイント数ヶ所へ寄ってみるけど、どこも飛びが少ない印象だった。

川北さんとも話したが、ライトトラップをやらなかったら今日は惨敗だったかもしれない。






オニグモ系かな? 調査したけど不明



かなり擦れたエゾギンモンシャチホコ



時刻は2時前、あと2ヶ所回る予定。

一ヶ所目、ここはそこそこ賑やかだった。






ナシモンエダシャク



ウコンエダシャク



アカヒゲドクガ



フトオビホソバスズメ



オオクワゴモドキ



カギバモドキ 後翅は隠してる?



そして最後のポイント。 ちょっと雰囲気が変わってしまった。

節電対策でライトが半分ほど消えている。 それでもいろいろと数はいた。






ウスベニコヤガ 小さくて綺麗だったけど、普通種のようです (Special Thanks : 川北さん)



見比べたら違うっぽかったので悩んでたけど、やっぱりギシギシヨトウでOKだそうです
ハガタアオヨトウでした (Special Thanks : 川北さん)




室内に取り残されていたトラフシジミ



川北氏が見たことないと大騒ぎになったドクガ系  結局スギドクガだったようです



約12時間、灯火に灯下廻りにと楽しんだ。

好きじゃないとここまで出来ないね。

本日お誘いいただいた川北さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

また違う時期にライトトラップをやる際、是非ともお誘いいただけると嬉しいです。

長時間お疲れ様でした。


   川北氏のブログでも、この日の模様が公開されております。 右からどうぞ→ Part-1 Part-2



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