〜 散策レポ 〜  東京  11.8.16



埼玉のTさんとお仲間さんのHPで、池を飛ぶトンボがオオヤマかコヤマか物議に。

ガキに行く?と聞くと行きたいとの返事だったので、網で一時捕獲して

どっちなのかを検証してみたい。

ついでにヤブヤンマもいてくれると嬉しい。


11時前に到着。 まずはヤブヤンマが産卵していた辺りへ。






クルマバッタモドキ



樹液場は寂しい



ウシガエル



マユタテアカネ



ハラビロ幼虫



周辺の枝を凝視したけど、ヤブヤンマは見当たらなかった。

では、大きな池へ。






コシアキトンボ



ウチワヤンマ






ガキに、お尻が広がってるのがウチワみたいだからウチワヤンマって言うんだよ

って教えると触ってみたいと。 網が届くかな…






届いた






こうなっております 糸ダニが付いてる



ウチワが開いたり閉じたりして面白かった。

これは捕まえてみないとわからないね。

もう少し撮りたかったけど、とにかく暴れっぱなしなので釈放した。


例のヤマトンボが数個体行ったり来たりしている。

遠くの方に目をやると、見覚えのある人影が… そちらに行ってみる。


やはり埼玉のTさんだった。

同じくヤマトンボを撮るのがメインのようで、飛翔写真を写されていた。

埼玉のTさんは撮影、私は捕獲、ガキは応援部隊となり、飛んでくるのを待つ。


ちょくちょく飛んでくるも、動きが素早いので全く捕まえられない。

いつも同じパターンで、網の上をヒョイっと避けていく。

それを計算に入れても捕まらないもんだ。

昨年、オオヤマトンボを捕獲した時も、かなり時間がかかったっけ…

ガキに、「無理、もう一回でやめようか」 というと、「あと3回」 と。

この会話が何度あったことか。






気晴らしにショウジョウトンボでも






下はコンクリートなので、炎天下ではとてもきつい。 20分くらいやってたかな?

バテてきたので諦めかけたその時、ようやくネットインしてくれた。 長かった〜

さて、網から取り出してみる。 オオヤマ? コヤマ?

個人的にはコヤマトンボなら嬉しいけど…




















オオヤマトンボでした





















池だもんね、オオヤマだろうとは思っていたけど、これで実証されたからよしとしよう。

埼玉のTさんも初めて間近で見るこのトンボをたくさん写されていた。

ガキがトンボを持っている写真を、埼玉のTさんが撮影してメールで送っていただいた。

勝手ながら使わせていただきます。






撮影:埼玉のTさん



埼玉のTさん、ありがとうございました



目的が達成できたので、私たちは次の場所へ移動することに。

短い時間でしたけど、楽しくお話ができました。 ガキも喜んでおりました。

埼玉のTさん、ありがとうございました。






ここの常連さんと思われる方に声をかけていただいて
「歩いてたからこれあげるよ」 とガキにプレゼントしてくれた




この後はカミさんと合流して、全員で本拠地に行く予定だったけど

ガキが友達と遊びたいと…

とりあえず、午前はちゃんと仕事をしてくれたからいいでしょう。


本拠地には午後4時頃到着。

今日の目標は、黄昏ヤンマを一時捕獲しての撮影だ。

前回ここに来た時、いつもは空高く飛び交っていて全くおりてこないトンボたちが

低い場所を通っていくポイントをなんとなく掴んだので、今日は暗くなる前から

そこで待機してみたい。

とはいってもまだ時間は早すぎる。

ギンヤンマを捕まえてみようという目標を立てて周辺を歩いてみる。






ようやくヒメアカネが出てきた



半分少女なのね〜♪



ラミーカミキリ



イモリゾーンは昨年ルリボシヤンマがいたのでちょっと期待していたけど

今日はオオシオカラばかりだった。

開けた方に戻り、ギンヤンマの捕獲に全力を注ぐ。






ちょっと苦労したけどなんとか捕獲















今日もマルタンヤンマが多数産卵していた。

これだけいるということは、単純に♂もそれだけいるということなわけだ。






マルタンヤンマ♀















画像でもお判りの通り、だいぶ日が落ちてきた。 もう少ししたら移動しよう。


私がマルタンを撮影していたら、後ろから大きな歓喜の声が。






ギンヤンマを捕獲して食おうとしてます 口だけ隠さないでおこうとしたけど怖かったので却下(笑)



すっごく喜んでいた。 本当に嬉しかったんだろうね。 よく頑張りました。


ところで、今年の目標の一つ、○○○○ヤンマは今年まだ姿を一度も見ていない。

幼虫期間は二年なので、来年にならないと会えないか? それともこれから?

今後もチェックしていく。


午後5時半くらい、そろそろポイントへ移動。






移動途中にいたコオニヤンマ












湿地の真ん中に私、端っこにカミさんがスタンバイ。

まだ早かったのか、最初はたまにしか飛んでこなかったけど

時間が経つにつれ個体数は増えてきた。

目の前を飛んでくるも、すばしっこくてうまくかわされる…

一度ネットインできたが、網を折るのが早かったのか

逃げられるという失態も… これには凹んだ。


しばらく待っていると、目の前で産卵したそうな雰囲気の大きいトンボがきた。






ヤブヤンマ♀だった












やっぱりここにもいたんだ。

以前見たような気がしていたんだけどこれで立証された。

夕暮れを舞うヤンマは、翅の色や体の形が違うのがいて

数種類いると思っていた。

その中の一つがヤブヤンマだったんだね。


さて、辺りはだいぶ薄暗くなってきたけど

数が増えてきたのでまだ終われない。

私の目の前を飛んでいくヤンマ。

カミさんの方へ行ったので、「そっち行ったよ〜」 と教える。

このパターンは何度かあったけど、カミさんの網にようやく入ったようだ。

「なんかギンヤンマっぽい」 と言うカミさん。

その場へ向かっていく。







オロオロ…














マルタンヤンマ♂












念願が叶った。 ようやくマルタンヤンマの♂を間近で見ることができた。

カミさんの大ファインプレイ!

よしよし、今日はビールでもご馳走してあげましょう。


ブユがしつこく、暗くなってきてストロボを焚かないと撮れなくなってきたので

一旦駐車場に移動。

せっかくなので、ストロボを使用しての特集となります。






価値観は人それぞれだけど、日本一美しいといわれるマルタンヤンマ♂



皆さんはどうですか? 私は、一番かどうかは別にして綺麗だと思いました









顔が真っ青だ



ドアップ〜






気分は最高潮に達していた。

もう暗いので、ポイントに行っても全く見えないだろう。

しかし、今日は意外とどこでも低空飛行をしている。

この辺に飛んでいるヤンマを捕まえてみよう。






ヤブヤンマ♂が入った これも目標の一つだった


















やばい… この充実感はとてつもない。 なんか毎日ここに来たい思いだ。

きっとまだ他のヤンマも飛んでいるのではと思う。 ネアカヨシとかいないのかな?

マルタン♂はそこそこ綺麗に撮れたけど、まだちょっと納得はいかないかな…

もう少し良く撮れるよね。

秋までにあと何回か夕暮れにここを訪れてみたい。


帰ろうと思ったら、目の前をちょこまか飛んでいるトンボが。

もう暗いんだけど、入っちゃったので撮影。 なんだろ?






マルタンヤンマ♀でした






なんかカミさんもすごく楽しかったようだ。 また来たいって言ってた。

次回もカミさんのお手柄があるかもしれない。

時間が合うようだったら一緒に来てみよう。


でも、次回は自分で捕まえてみたいな。



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