〜 散策レポ 〜  鹿児島  11.8.26〜28



散策レポ238の続き…


本土最南端の地へ向かう前に何ヶ所か寄ってみる。

最初の場所は、なんとなく古風な雰囲気の場所。

少し歩くと、楽しませてくれそうなメンツが待ち構えていた。






オオカマキリに逮捕状



おまえ、隠し持ってるんだろ? 吐けー!



シロ… ご協力ありがとうございました (`へ´ゞ



ホシはこいつか? 身柄を拘束…  吐け〜!



シロ…



3個体事情聴取したが全てシロ…

ん〜、近くに潜伏しているはずなのだが…


そんなこんなで楽しみながら歩いていく。






オナガサナエ 九州では少数派らしい



胸部黒条内の黄斑がなかったり目立たないのが西日本型らしい この個体は目立たないけどあるタイプ



トンボはお尻から撮るんだよと、散策レポ152でカミさんに教わりました(笑)



ハンミョウ






ヤマガラ 巣立ち直後かな?  近くで親が気をつけろと教えていた


エビガラスズメ



これを撮っている時にご婦人お二方が声をかけてきた。


婦:「何撮っとるん?」(みたいなニュアンス)

ま:「そこに蛾がいるんですよ」

婦:「どこどこ?」

と、橋の下をしきりに探している。 あっ、ピンときたので話しかけた。


ま:「ガーガーじゃなくて蛾です。 ほら、ここに。 ガーガーじゃなくてすみません(笑)」

婦:「ギャ! いやーだ、△%☆$@※×◇、アハハハ…」

九州弁で通じなかったけど、叩き落す仕草をしたのでそんな感じのことだろう。

ちょっと面白かった。


次の場所に移動するため駐車場へ歩いていたらウラギンシジミが寄ってきた。






可愛いやっちゃ






次に樹液ゾーンへ立ち寄った。

今年まだスミナガシを撮ってないと言ったので

ひでさんが気を利かせてくれたんだろう。






今年初撮影



背伸びしてみた






ひでさんの撮影風景



クロヒカゲ やっぱりモドキではなかった



最南端方面を走りながら、途中でいくつか寄り道を。

ひでさんがミヤマクワガタを見たいようなので一緒に探したけど見つからず。

雰囲気的にはいそうだったので、時期がちょっと遅かったのかもしれない。


あと、川におりてみたら、何かヤンマ系が飛んでいた。

オニヤンマっぽくなかったので正体が気になるけど結局不明。






ミヤマカワトンボだけ撮っておいた






ここから大きく移動して、いよいよ本土最南端の地へ。






こんな感じの景色



ハンミョウがどこでも見られるなんて羨ましい



キボシカミキリ 風景をバックに



ハイビスカスがたくさん咲いていた



まずは一気に奥まで行って探し、いなければ帰り道で気になる所を

寄ってみようというスタンスだった。

結局いなかったのでちょこちょこ探していたら、蝶の方がようやく現れてくれました。






クロマダラソテツシジミ




通称クマソ。

何でも略せばいいってもんじゃないけど、普段はクマソと呼んでいる。

昨年だか一昨年だか、東京のソテツにも発生して話題になった。

撮りに行くチャンスはなかったけど。

なので、今回の目標の一つであった。

観察すると、飛んでもまた同じソテツに戻ってくる。

縄張りなんだろうか、撮る方としてはありがたい。






風が強くて苦労したけど



寄れるだけ寄ってみた






今日もう一つの目標であったヤシにいるゾウムシは

残念ながら見つけることができなかった。

しかし、あちこちのヤシが食害に遭い、とっても危険な状態で驚いた。

ヤシの葉は固くギザギザになっていて、こんなのが落ちて直撃したらと思うと…

枯れているヤシの多いこと…

これは本気で対策をしないと全滅しそうな勢いだ。 今後が心配。


次の場所に移動中、数台前の車に巻き込まれたアゲハチョウが…

下車してレスキュー隊出動。






モンキアゲハだった



まだ新鮮な個体なのに…






復活できるか微妙も、応急処置だけして安全な場所にお連れした



たくさんのアゲハチョウを目撃している。

モンキアゲハ、ナガサキアゲハ、クロアゲハ、ナミアゲハ、アオスジアゲハ…

花にも来ないし吸水もせず、全部飛んでいる姿ばかり。

絵になる写真を撮りたい。


次の場所に到着。

ここはアコウという木があり、ここにいるカミキリムシを探してみたけど

時期が遅かったかな? 痕跡はあるものの、見つけることはできなかった。

代わりに、飛来してきたこの子とちょっと遊んだ。






ヤマトタマムシ



いつ見ても綺麗だ



すぐ近くの海岸で、なんちゃらハンミョウやオオヒョウタンゴミムシを探そうということに。

ここはひでさんの家から10分ほどの場所らしいけど…






遠くまで行かなくてもここにいるじゃん(笑)



クロマダラソテツシジミ



フナムシ撮りに夢中になった(笑)






オオメダイチドリ



チョウセンカマキリは小学生の頃に見た以来 残念ながらまだ幼虫だった



頭隠してなんとやら…



マジっすか? 大きく感じないけど、見たことないのでこんなもんなのか?

とりあえず、ちょっと離れていたひでさんを呼んで驚かせてやろう。






棒をどかして…






ドアップ〜



クワガタ撮影風に






かっこいい



結局、こいつはナガヒョウタンゴミムシということで落ち着いた。

 ※ 調査の結果、この個体は無印ヒョウタンゴミムシである可能性が高いことがわかった。
  大型ヒョウタンゴミムシ4種中、体が最も幅広い、中胸のくびれが最も目立つ、前胸の前縁が前向きに突出する、海辺にいた



図鑑を見ると、オオヒョウタンは九州ではまず見られないらしい。

もしいたとしたら大変なことのようだ。

でも、オオヒョウタンゴミムシが見てみたくなった。

だって、このヒョウタンゴミムシの倍くらいあるんだって。

表記だと33mmとなっていた。 ということは、コクワ♀の最大級クラスだよね。

すごくかっこいいんだろうな、いつかは見てみたい。


今朝行った池に戻ってきた。

ハラボソトンボを一旦捕獲して、画像をたっぷり撮りたい。






アオサギ 何度も飛んでいるトンボを食おうとしていたが、トンボの方が一枚上手のようでした



網が小さいのでかなり苦労した。 接続不完全で取れちゃったり(苦笑)

ちゃんとセットして慎重にいって、ようやく捕獲に成功した。

ここからはプチ特集になります。






ハラボソトンボ















ドアップ〜


















満足した。 もう東京に帰ってもいい(笑)

気分が良くなったので、他のトンボもピックアップ画像を撮っちゃおう。






ショウジョウトンボ









ハグロトンボ









この池は個人的に好きな場所になりそう。

他の時期に来たら、どんな姿を見せてくれるんだろう?


今日は夜の部もひでさんと一緒に回る。

なにやら良いポイントがあるとか… 楽しみだ。

夜回りまで少し仮眠する。

その前に、鹿児島に来たらこれを食べなきゃいかんらしい。






しろくま 私はミルク金時にしました



見た目はビックリしたけど意外と入るもんだ。

美味しかったしさっぱりした。


散策レポ240に続く…



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