〜 散策レポ 〜  東京・山梨  07.9.17


すっかり秋めいてきた。 長い長いシーズンオフが目前に迫っている。

昨日 (散策レポ32の後半を参照) は惨敗を喫したので、今日も大きな期待は…

土砂崩れでの通行止めも解除されたので、いつものルートを様子見がてら行ってみる。


まずは最初の橋。 やはり飛来している数が少ない。






ヒロバカゲロウ系






コクワは健在



先を進み、通行止めの現場は無事に通れるようになっていた。

情報は入っていても、実際に現地で確認するとホッとする。 では、上っていこう。


最近はすっかりヘビ目線で走り、真っ暗な場所でも入念にチェックしている。

この辺りはタカチホ・マムシ・アオダイショウを目撃しているので、

いつも目をギラギラさせている。

そういえば、この山でヘビを目撃しているのって全て東京側だ。

たまたまなんだろうけど。


そんな事を考えて気分を高めつつ走っていると、我が視界に飛び込んできたもの…



あれはヘビではないかい???




すぐに停車し、確認すると動いている。 完璧だ、生きてるね。

大きさと比較した細さからマムシではない。

アオダイショウの幼蛇かタカチホヘビと思われる。

動きはゆっくりなので、気を落ち着けながら近づいてみる。












あっ…
















ホントに!?








































幻!!



シロマダラ















タカチホヘビと共に幻のヘビと言われているシロマダラであった。

体長は60cm位、もうちょいあるかな? 細いけど、これで立派な大人です。

この山にもいるんじゃないかなと思っていたけど本当にいたね。 この山、侮れん!


もう写真を撮りまくりました。 シロマダラ特集はもう少し続きます。

似たような画像が多くなると思いますが、滅多に会えるものでもないので

何卒ご了承願います。













































画像加工 : よねださん



画像加工 : よねださん ....Special Thanks!!



このヘビめっちゃ可愛い!

おとなしいし小さいし、柄もなんとなく国産離れしていてお洒落な雰囲気。

持ってかえって飼育したい気持ちで一杯だったけど、

シロマダラの食性は他のヘビやトカゲ類。

カエルをエサで飼えるならなんとかなるのだが、

エサの調達が難しそうだから断念。


道路から少し離れた場所に移動した。 また会える日を楽しみにしたい。

車に轢かれるなよっ! 轢かれた姿を見たら涙が出そう…



気分は最高潮になり山梨側に突入。 こうなればタカチホも見たい。

とりあえずいつもの所を見つつ、時間と相談で考える。

この時点で0時半は過ぎている。






ヤママユガ



ミンミン



自販ポイント。






ミミズク



1cmちょっとの大きさ 背中の突起が特徴



気分も乗ってきたので、T君宅付近まで散策に行く事にした。


狭い山道なのに、2時近くになっても車が数台通る。

こりゃ道路に出てたら轢かれるわけだ…

いつも折り返す地点の看板に、これも会いたかった種の昆虫がいてくれた。


プチ特集です。






カマキリモドキの一種



何かを食ってる












調べた結果、キイロ〜とごっちゃになってるサイトもあるが、おそらくヒメカマキリモドキだろう



お食事中だったので、手に乗せるのはやめておいた。

今日は会えただけで嬉しい。

見た目も生態も奇妙なヤツ、またじっくりと観察する機会があることを願いたい。


タカチホはいなかった。

ここまで来たらカジカガエルポイントも近いので行ってみる。






ヒキガエル



なんか誰かに似てるよね?



ブドウスズメ



愛嬌ある顔



足食われてるよ〜



クスサン



時間は2時半、外出中のT君から連絡があり、途中のコンビニで少しお話。

カマキリモドキがいた看板から少し上がっていくとヘビがたくさんいると…

もっと早く教えてくれればよかったのに〜。

次回はもう少し上がってみようと思う。


帰りは時間も時間なので、サーっと要所だけ見ていく。






ツクツクボウシ









ヤママユガ3種盛



こちらはクスサン



ドア〜ップ!



ヒメヤママユもいたが、落下後すぐに飛んでいってしまった。

本日唯一の後悔…


東京側の橋をもう一度見ていく。






アカエグリバ 枯れ葉擬態系



最大の危機!



今日はとても充実できた。

惨敗もあれば、こういう事もあるからまた行ってしまう。

行かないと会えないわけだから、懲りないヤツと自覚しているけどやめられない。


今年はたくさんの貴重なものに会えている。

この自然がいつまでも残っていてほしい。

今年の散策はあと数回程度だが、良い出会いがある事を期待したい。



我が家到着は4時半過ぎ。

エレベーターで居候中のコカマくんは今日も冷めた目線だった。






「いつまで遊んでんだよ…」 と言われてるような気がする・・・






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〜 散策レポ 〜  山梨  07.9.25



昨晩、いつもの山へ散策に出発したが、車が調子悪く引き返した。

今日は午後から調子悪い車で無理してT君宅方面に。

もちろん目的はヘビさんだ。






居候はお食事中だった



午後4時過ぎに到着。

夕方まで昼行性のヘビを探し、夜にも一回りというのが本日の予定。


ヘビの轢かれたのがよくあるという山をひたすら上る。

車で行けない所からは歩いていくが何もいない。 雰囲気はあるんだけど…

ヘビって探すと見つからないね。

T君との散策は遊びながらの登山に終わった。






中州へジャンプ競技 ゼッケン2番T君



夜からT君は用事があり、車の調子が最悪な事からもう帰ろうと思っていた。

が、せっかくここまで来たし、夜の部も軽く回ってから帰ることにした。


時刻は午後7時前、すっかり暗くなったさっきの山道をもう一度登ってみる。

雰囲気的にはこの時間の方が良い。

車の調子さえよければ時間をかけていろいろと回りたいけど、

すでにスパークしまくっている。

月齢が悪いので灯下の昆虫もどうかな?

とりあえず、この山だけ見て帰ろうと思っていた。


結局何もいなく、二股に分かれるもう一つのルートも上るが何もいず。

二股付近に戻ってきた時にバッチリ目に入った。






絶対にヘビさんだ。




大きくなく細い。





タカチホか?



またシロマダラ?




それとも…
































へぇ〜…


















































シロマダラでした



幻ちゃんに二回連続で会えるとは… よほど運がいいのだろうか?

散策レポ33はシロマダラだらけになっちゃいますが、何卒ご了承くださいませ。






今回のは山梨産 先日のより小さい 50cmあるかないか位
























前回の時はなかった行動、白い液をくっつけてきた。

糞? この液がかなり臭い…


シロマダラを見つけたら撮影したいので、家にキープしておいてほしい

というご依頼があった。

敢えて名は伏せますが、おそらく想像するのはそれほど難しくはないでしょう(笑)

まさか見つけられるとは思っていなかったが、念のためプラケースは持参していた

ので、数日間は我が家で過ごしていただく。 30日にここへ戻す予定。



帰り道、月の影響と時間がまだ早い事もあるのか、外灯にはほとんど何もおらず。

東京側に入ると、小さいヘビらしきものが轢かれていた。

何ヘビだろう? 戻って確認した。








轢かれた画像でスミマセン…



ヒバカリだった






轢かれた画像を載せるのは抵抗があるが、これも現実なのです。

多くの動物や虫たちが交通事故に遭っています。 17日も野ウサギが…

虫や小動物がいるのに気付けば、なるべく轢かれなさそうな場所に

退避させるようにしています。

マムシでさえ道路脇に移動させます。 生き物ですから。

とはいえ、私も知らないうちに何かを踏んでるんでしょうけど…

少しでも事故が減る事を祈ります。



明日は仕事とはいえ、車の不調もあって夜9時半過ぎには帰宅した。

これからの時間からいろいろと出てきそうでもったいないけど…

居候のコカマ君の姿が見えない。 繁殖のため旅に出たかな?

いなくなるとなんとなく寂しいね。


で、キープのために持ち帰ったシロマダラをカミさんに見せたところ…



やっぱりね(笑)

とりあえず5日間は我慢してね。









このあと、一回り大きいケースに移しました。



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