〜 散策レポ 〜  長野・群馬・山梨   12.8.27〜28



散策レポ331の続き…


場所を移動していて、とある道端に止まった。

前回寄ってみたけど、ほとんど何もいなかったという場所らしい。

それなのになぜ止まったのだろう? 何もいなくても雰囲気はよかったのかな?

とりあえず、細いながらもヤナギがあるので見てみると…






一見ムネアカナガタマムシっぽいけど、ムネアカのホストはエノキ これはヤナギナガタマムシか?



その少し先に大物!



キンヘリ系だ!



まずは、動きが止まったところでそっと撮影



キンヘリタマムシかエサキキンヘリタマムシかの区別はわかりません。

これはちょっとご意見を伺いにいくかもしれない。


こいつはけっこう敏感で、気配で飛んでいくこともしばしば。

北海道で見た時、捕獲したけど落ちてしまって飛んで行ったという苦い経験がある。

ゆたかさんも撮影を終えたので、捕獲してじっくり撮ろう。

逃げられないように慎重に…






捕獲成功



この写真だと、キンヘリの由来がわかりやすい



色が飛びそうなので日陰で撮影






いいねいいね〜!



先日、カミキリ屋さんがエサキキンヘリも狙っていると言っていた。

場所は全く違うけど、雰囲気的にエサキの可能性が高いかもしれない。

ホストも一緒だし。


 
※ ヤナギなので、エサキキンヘリでよさそう


いやいや、いいものが見れた。 ここに寄ったゆたかさんに感謝。






小さい方が飛んで葉っぱに着地



とりあえず ヤナギナガタマムシということにしておく  こいつも日陰で撮るべきだったか? 



今日は二人で盛り上がる。 今日はすごい。

道の反対側の開けた草地も歩いてみる。


ん!? いいの見っけ!






綺麗だった  ドロハマキチョッキリかな?



画像でうまく色が出ないのが悔やまれる…



実物はもっと綺麗だった。

この後落としてしまい、しばらく探したけど見つからなかった…



次の場所に移動中、首に違和感が…


  『何かいる!』


一人だったら振り払ってるところだけど、ゆたかさんに報告して見てもらうと

なぜか笑っている。








ついてきたか(笑)



ならばもう一度撮ってあげよう



落ちたのを探している間に足にくっついたんだろうね。 いやいや、ウケた。






浅間山



さっきの場所もそうなのか、ここからがそうなのか、お初の群馬県を散策。

ちょっとよさげな場所に車を停める。

ゆたかさん曰く 『蝶が来ない花』 ばかり咲いていた。

ちらっと飛んでるくらいでちょっと寂しい。

でも、目線を変えて探してみると、こんな予期せぬ大物がいたりする。

私的には、今日一番のホームランかもしれない。














一度見てみたかった虫の一つ



ちょこちょこ歩き回る



良い絵だ



無印ツノゼミ。 これ、一度実物を見てみたかったんだ。

上高地では モジツノゼミというのを見たけど、ツノの迫力はもう雲泥の差。

似たような画像が続きますが、それだけ嬉しかったということでご容赦願います。







ちっちゃな大物


















こいつが普通のセミの大きさだったら人気者だろう



これよりもツノが大きい ニトベツノゼミ という種もいる。 それもいつか見てみたい。

充実度では、今日は今年の三本指に入る。 もしかしたら一位候補かも。


車を走らせると、ヤナギランの群生地(?)があった。

ということは…






やっぱり



こちらは緑タイプの若齢



脱皮したばかり



ここに来れば確実にイブキスズメが見られそうだ。

来年、良い時期に来てみたい。


あとはこのくらいしかおらず…






クロフアワフキっぽい



もう夕方。 これだけ満喫できれば充分すぎる。

二人とも寝不足で疲れが溜まっているので、ここから明日歩く近辺まで移動した。






ネコの化け物が襲ってくる…











今日の宿泊は、電車マニアなら誰でも知っているらしい有名スポット。

8時頃に就寝したけど、10時過ぎかな? 目が覚めた。

なんか知らないけど、ゆたかさんも起きているようなので、近辺の外灯をチェック。

あまり盛り上がるものがいないことから、適当に夜回りに行っちゃおうかと走り始めた。

ちょっと気になる場所へ何ヶ所か寄る。






アオクチブトカメムシ



ツノアオカメムシ



アカアシクワガタ



どこも飛来数が少なく、標高を下げると良さそうな場所があるとのことで行ってみる。

そこの看板の照明には、なんかいろいろと賑やかに飛んでいる雰囲気だった。






タケカレハかな? ヨシカレハの可能性もあります



ベニシタバ



開くと鮮やか



オビガ



ミミズク



外灯の場所へ行こうとしたが、なんか違うルートを通ってしまい

どんどん山道を上がっていく感じ。

ゆたかさんが 「タヌキが出てきそう」 、私は 「ヘビがいそう」 と。 そんな道だった。

引き返してようやく到着。

パッと見た感じ、想像以上に何もいなかったけど…



なんか落ちてたんですよ。


近づいてみたら…








ぬわっ!














なんだ、セミかよ〜



な〜んて思うでしょ?



これ、一度見てみたかったヤツ!



チッチゼミ



まさかまさかのチッチゼミ。 思わず声を出しちゃったもん。

当HPの別コーナーで、『一度は見たい虫リスト』 にしっかり入っている。

  ↑現在は見れたので載っていません

山へ行けば声はすれど、どこを見ても見つからなかった。 ようやく念願が叶った。

ゆたかさんの撮影終了後に、じっくりと遊ばせていただいた。






♂でした  「チ...チ.......チ....チ...」 みたいな感じに小さな声を出した



やっぱりちっちゃいね



ゆたか氏推奨の持ち方






手乗り〜









他にゴミムシくらいしかいないのに、こんな大物がいてくれた。

外灯はあと二つある。 暗い場所もチェックを怠らず見ながら進む。






カブチン



ホシウスバカゲロウかな?  この手のは資料が欲しい

カスリウスバカゲロウでした



二つ目の外灯…

何ここ? 虫の数は少ないのに内容が濃すぎる!














嬉しい出会いその2



ヒメカマキリモドキ



当HPではお馴染みも、会えればやっぱり嬉しい






ゆたかさんが撮影中に友情出演



クモの巣に突き進んでいく  産卵に来たのかな?



しかし、クモは不在で 巣を切りながら歩いていく



ちょっとボケちゃったけど、巣を切っている場面






こうなると、最後の外灯も期待してしまう。

3つ目は山側になるためか、一番虫の数が多かった。






マイマイガ 産卵中



アゲハモドキ  腹が見えたので



小学生の頃に近所でよく遊んで、カメムシの臭さを教わったツチカメムシ



ここにもホシウスバカゲロウと思われる個体がいた

これもカスリウスバカゲロウ



3つ目の外灯も期待を裏切らなかった。

デデーンと存在感たっぷりに待ち構えていた。






ヤブヤンマ♀



黄昏飛翔後にここで休息か?









6月下旬から8月上旬頃ならば、いろんな虫がいるかもしれない。

夜回りだけでここに来るのはかなりきつい場所だけど、高原の帰りには寄りたくなる。

場所は覚えたので、また機会があったら見に来てみたい。


もう一度チェックしながら引き返す。






先日覚えた オオマエベニトガリバ



もう一度撮影しておこう



さっき撮影後に木の方にリリースしたチッチゼミ。 また戻ってきちゃった?

そっか、そんなに撮ってもらいたいならもうちょい写してあげよっか。






あれ? 今度は♀だった






いいねいいね〜



しかし、内容が濃すぎる一日だった。

夜も含めれば、ここ数年で一番熱い日だったかもしれない。


もう眠くて限界が近いので戻ることに。

走りだしてすぐ… そう、さっきのタヌキかヘビかの勝負が決着(別に賭けてはいない)。






まーくの勝ち〜(笑)



いつもは車では眠れないんだけど、完全にくたばって朝までぐっすりんとなりました。


散策レポ333へ続く…



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