〜 散策レポ 〜  山梨   12.9.10



先週は雨で予定変更を余儀なくされたが、今回はなんとか晴れ予報に変わったので

大物探しをメインに6つの目で歩いた。


現地に8時到着するもかなり涼しい。 半袖では鳥肌全開…

歩きはじめるも、すっかり秋モードで被写体がなかなか見つからない。

雰囲気は確実に良い場所なんだけど… と思っていたらようやく見つけた。






クロフヒゲナガゾウムシ



やっぱりここは夏がいいんだろうね。

なんか小さい虫がいたので捕獲して、いつもの遊びでゆたかさんにプレゼント。

「あれ? これカミキリじゃないですか?」 と…

チャタテムシとかハムシだと思って確認しなかったらあら不思議!

本当にカミキリだった。






ちっちゃいけどカミキリムシ



フタモンアラゲカミキリ






今日もかなり苦戦しそうだ。

狙いの大物は、先週でもギリギリかという感じだったから。 奇跡を願いたい。






ヒメキマダラヒカゲ



ススキをバックに…



セセリはほぼイチモンジオンリー。 気温が上がれば蝶も姿を見せるだろう。

期待の場所もあまり賑やかではなく…






アオダイショウ けっこう大きかった



アカタテハ



スジクワガタ♀



前回、松の倒木をひっくり返して見つけたエンマムシモドキをもう一度見たい。

あと、カミキリの死骸の大きさを測りたい。






まずはこちら…



胸の凹みはあまり目立たないけど多少ある  頭を縮めた状態で25oだった



そっくりのオオマルクビヒラタは20oない  やっぱりオオクロカミキリなんじゃな〜い?

オオクロでした



初めいなかったけど、ひっくり返した際に落ちたようで発見した



お尻に居候が密集












とっても臭いという噂もある



予定していたものが見られてまずは安心。

移動しようとしたら飛んできた。






キベリタテハ



ちょっと破けてるのが残念



前回、アザミオオハムシがいたポイント。

ここは蝶が多いけど今日は少なめ。







アサマイチモンジ



アサギマダラ



ザトウムシ交尾?



情報不足だけど、カバイロチャタテ?



今日もいた アザミオオハムシ



前回と同じ個体かな?






一段とパワーアップしたような…



数は少ないものの、それなりの役者は揃いだしている。

雨が強くなって前回引き返した場所。 ここも今回は歩いてみる。

開けた場所で、ゆたかさん曰く 「こんなはずでは…」 というほど何もいなかった。

ずいぶん歩いて諦めて車に戻る途中、もしやの蝶が飛んでいた。

ゆたかさんを呼んで、「あれ、そうじゃないですか?」 と確認してもらい

お墨付きが出た。






ヤマキチョウ 初見






ようやく見れたね



無謀にも飛翔なんぞ…






これが一発でそこそこ撮れた



「必ず見られるから大丈夫」 と言ってから4回目。

ゆたかさん的にはそうとうプレッシャーだったらしい。 気にしなくていいのに。

見られた嬉しさはあるけど、『見られないネタ』 がもう使えなくなったのはちょっと残念(笑)


次は、大物がいそうな辺りで停車してちょこっと歩く。






ゆたか氏からのプレゼント(笑)



ムネアカオオアリ  卵を守っている



あっ、青いアブ  こやつは顔か横から撮らないと種の区別ができない



横から撮ったけど、脚が邪魔でよく見えないので青いヤツでいいや



大物はどこかにいそうなんだけど… ちょっと時期が遅いかな。


次のポイントでは蝶がたくさんいた。

今日はここが一番蝶が見られた。






こんな高標高地でツマグロちゃん



アカタテハ



ヒメアカタテハ



そういえば、今年はヒメをあまり見ていなかった



なんかここだけは賑やかだった。






例のハンミョウ…



こう見ると ミヤマハンミョウでOKかな



おっかない顔だ…



本日唯一のマルガリータ



クジャクチョウ



シータテハ



ウラギンヒョウモン






次は、甲虫系が楽しめそうなポイント。

でも、これまでの雰囲気から甲虫は終わったっぽい。

何かしらいてくれるといいんだけど…


と、途中で前を行く二人が急停車。 何かがいた模様…






フジアザミにヤマキチョウ



この光景を、ゆたかさんは撮りたいって言っていた



オオウラギンスジヒョウモン♀



良い絵を撮ったところでポイント到着。

しかし、やっぱり終わっている模様。

大物がいそうな木も見てみたけど姿はなかった。

この場所は来年初夏から何度か来てみたい。

きっといろんなのが見つかるはず。


大物探しをして戻ってきたら、ゆたかさんがニコニコしながら近寄ってきた。






今日の裏目標



フジコブヤハズカミキリ



触角が切れているのが残念…






イメージよりもかなり小さかった  個体差のようだけど…







ここにもいた、アザミオオハムシ  あまり多くないようなので撮っておく



前々回から、密かにコブヤハズ系を探していた。

この辺りでは2種いるようで、本命はもう1種だったけど

フジも見たことがなかったのでよかった。

上高地で見た、チュウブマヤサンコブヤハズがかなり大きかったので

この小ささはちょっと意外だった。


最後の期待ポイントへ大きく移動。

途中でヘビが轢かれていて二度止まったり、前々回にカミキリがいた場所も

寄ってみたりしたら5分以上離されたようで、到着するとゆたかさんが

何かを持っている。 笑顔で(笑)






これは嬉しい、ルリヒラタムシ



ペッタンコ〜






背中の汚れ具合が前々回の個体と同じような気もする。


中に入って歩いていく。 ここが一番大物の雰囲気があった。 けどいない。

やっぱり超のつく大物だけに、そう簡単にはいかない。

だいたいの生息場所がわかっただけでも今年は収穫。 来年以降に期待したい。


ここでもあのカミキリの死骸が落ちていたようで、ゆたかさんが持ってきてくれた。






オオクロじゃないの〜?  カミキリに詳しい人、ご教授お願いします

オオクロカミキリでした



時間もそろそろ夕方で何も見つからず、超小さいオトシブミ・ゾウムシ系(推定1.5o)

がいたのでゆたかさんに挑戦状を叩きつける。

どうだ! 撮ってみやがれ〜!と(笑)

そうしたら台を持ち出し、三脚を使って撮りはじめた。 いつの間にかMさんも参戦。

苦戦しているようで、ニタニタしながらちょっと裏に入っていくと…



もう今年は会えないと思っていたヤツが生き残っていてくれてた。






シラフヒゲナガカミキリ



ヒゲナガモモブトカミキリもいた






子孫を残して来年も楽しませてほしい



ちょこちょこ追加したので、お二方はまだ撮っている。

なんか楽しそうなので私も参戦。 こいつは3oほどのルリオトシブミ系。






マイカメラの都合上、マクロでストロボが使えないのでこれが精いっぱい



最初はどうなることかと思ったけど、なんだかんだでいろいろ楽しめた。

高標高地での散策はもう終了かな…

楽しさを知ったので、来年はたくさん来てみたい。

6つの目はあと2〜3回? 次回もよろしくお願いします。



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