〜 散策レポ 〜  栃木   12.9.20



今日は6つの目で栃木県某所を歩く。

この時期、ゆたかさんは毎年こちらを歩いているようで、確実にツマグロキチョウや

シルビアシジミが見られるらしい。

両種とも未見で、今や激減してしまって産地は限られている。

メインはこの2種類で、河川敷なので個人的にはやっぱりあいつも探してみたい。


集合は8時頃だけど、朝6時に現地I.Cをおりたので、途中の河川敷を歩いてみた。

裏目標の 『あいつ』 がいそうな環境だけど、残念ながら見つけることが出来なかった。

時間が早すぎでまだ寝てるのかな? それでも黄色い蝶はそこそこ飛んでいる。

ここにもツマグロキチョウはいるのかな? 一応撮っておこう。






さて、どうでしょう?



正解はこのあとすぐ!



ミヤマチャバネセセリ



7時半頃、集合場所に到着。 この6つの目散策は、現地集合・現地解散が基本。

Mさんも着いたばかりのようで、ゆたかさんは夜中に現地入りしてまだ睡眠中。

起きてきて眠気が覚めるのを待ち、さっきの黄色い蝶を見てもらう。

やはり、キタキチョウだった… ま、楽しみはとっておこう。


想像していたイメージと違い、けっこう大きい河川敷だった。

まずは、シルビアシジミを探してみる。 ここはシルビアシジミを保護しているという。

そうでもしなければみんな捕られてしまい、生きていけないというのも悲しいこと。






さっそくいました



シルビアシジミ



別個体

こいつはヤマトシジミとのこと 確認したつもりだったけど… (Special Thanks : ゆたかさん)



時間が早くてまだ飛んでいない。 帰りに来ればたくさん飛んでるかな?

黄色いのも飛んでいる。 これは?






キタキチョウのようです



ハグロトンボ



気になる池があるのでそちらを気にしていたら、Mさんから 「ツノトンボがいた!」 と…


マジですか!?









お〜、念願のツノトンボ



いいねいいね〜



クサいという噂があったけど… なるほど、けっこうヘビーだね









時期的に今年はもう諦めていたけど、ここで会えるなんて嬉しい誤算。

この個体は♂で、尾っぽ部分がハサミっぽくなっている。

♀は体に黄色いラインがあるので雰囲気がまた違って見える。

来年は♀も見たい。






アオモンっぽいか?  単体で撮らなかったので、アジアイトと区別がつかず…



Mさん、お尻が写っている単体を掲示板に貼るかメールで画像を送ってくださいまし m(_ _)m

M氏に一緒にいた単体の画像を送ってもらい、アジアイトトンボと判明しました



ツノトンボでもう満足。 ここでにわか雨がザッときたので休憩タイム。


10分程でやんだのでまた歩きはじめる。






ツマグロキチョウ 秋型



秋型はわかりやすい



無事にメインの2種を見られた。 今年は未見の蝶をたくさん撮影できた。

いろいろなポイントを教えてくれたゆたかさんに感謝!

気が楽になったので、他に何かいないか進んでいく。 まだ裏目標もあるし。







黄色いカタツムリ、コハクオナジマイマイというらしい  北限が茨城とあったけど… 貴重な画像になる?



ミヤマアカネ



巣作り中



現地で、クズにスズメガって何?と話していたけど、トビイロスズメのお子さんでした



ウラナミシジミは今年撮ってなかった



ウラギンシジミ♀



時期的に甲虫はあまり期待できない。

いつもの小さいハムシとかはいるけど。

細いヤナギが一本あったけど、甲虫類は何もいなかった。

そんな中、ゆたかさんが嬉しそうにこちらに来た。

本日、甲虫では一番の大物かもしれない…








止まらないので流し撮り風…



止まった  マメハンミョウ



毒持ちなので、触らないようにご注意を!  私? 宇宙人だから大丈夫(笑)









虫の数は多くないけど、考えていたよりも充実している。

あとは、あいつがいてくれればなんだけど…






今日は何枚も撮っておこう



ウサ耳! キシャチホコと思ったけどなんか違う… ドクガ科?

調査の結果、スゲオオドクガと思われる  出現時期で惑わされた



個人的には、完全にあいつ探しモードに突入。

お二方も察してか、そいつがいそうな環境に足を踏み入れる。






これは初見のイチモンジカメムシ



ゆたかさんがとても喜んでくれた  これで今日の仕事は無事終わった(笑)






褒められたので、ノシメちゃんも撮っちゃおう



これはツマグロキチョウ夏型 …でいいんでしたよね?



ブチヒゲカメムシ



Mさんが寄ってきて、「これって何カマキリ?」 と。

あ・あなたって人は、たまにそういうとんでもないことをするんだから…











裏目標!



ようやく会えた ウスバカマキリ









なんか上品






腕内側の紋が特徴









Mさん大活躍!

ちきしょー、ずっと言ってたからまずは自分で見つけたかったけど… 参りました(笑)

局所的分布だけど、一ついれば近くにいるはずなので、♀と褐色型も探してみる。






汚れちゃった個体



そして、これは紋の真っ黒なタイプ  そうそう、紋は2パターンある






コカマよりやや大きい  ハラビロ♀くらい









良いカマキリだ



いる所にはいるんだね。 これで地元近辺で探し回らなくて済む。

持って帰りたい気持ちもあったけど、数が少ない種なので見るだけにしておこう。






♀も発見できた



♀はさらにハラビロに似ている



こう見ただけじゃわからないかも…



ちゃんと紋が入っている









あとは褐色型か。

これが見られればウスバカマキリに関しては完璧に近いけど…

草に止まっているというより、歩いて行ったら飛んだり動いたりしてわかる感じ。

普通のカマキリを探す感覚だと見つけるのは難しいかもしれない。






ここは緑タイプばかり  気が付かないだけかもしれないけど









結局褐色型は見られなかった。 楽しみはとっとかなきゃ。

6〜7個体見られてとても満足できた。

もう帰ってもいいや! でも、まだ時間はたくさんある…

他に何かいいのを見つけちゃおう。


散策レポ338に続く…



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