〜 散策レポ 〜  埼玉   13.1.21



散策レポ352の続き…


場所を移動して夜回るポイントを下見。 時刻は3時半前。

小さな山になっていて、木や手すりなどを見ていく。

第一昆虫はフユシャクではなかった。 個人的には嬉しい個体。








ウシカメムシ



3年ぶり2度目の出会い



もう少し大きければ人気出るだろうな



そのそばに シロフフユエダシャク♀



♂も近くにいた



これは クロバネフユシャク♀? 尾が黒くないけど・・・



何気にフユシャクがポツポツと見つかる。 いると楽しくなってくる。






クロバネフユシャク 羽化したばかりのようだ



シロフフユエダシャク 交尾は終わっちゃった?



今日は交尾シーンが最大目標。

川北さんは、クロバネフユシャクの交尾を見たいらしい。

数は結構いるので夜は期待できるかな。






クロバネフユシャク 関東では普通種も、全国的にはあまりいないらしい






上の写真を撮っていたら… あれ? 1月って夏だっけ?

聞き覚えがあるブーンという羽音が耳元に。

カナブンもスズメバチもこの時期いるはずないよね…

でも、振り返るとそれはそれは大きな物体が目の前に!



その後、上に飛んで行って木の周りを旋回。

おりてきたら落として遊ぼうと待っていると、良い感じに下降してきた。






と、その時!

一瞬のうちに横からさらっていかれた。 決定的瞬間を二人で目撃した。


犯人はモズ。 しかし、かっさらったのに咥えてない。

もうはやにえにしちゃった? いや、体が硬いからすぐには刺さらないだろう。

ということは落としたのかな?

モズが飛び去るのを待って、下を見て歩いて行ったら… いた。













飛びそうだったのでピントが…



いやいや、まさか気温が10度程の真冬にスズメバチが飛んでいるとは…

これも普段からスズメバチと仲良くしているご褒美だね、うん。

ということで、この後二人でたっぷり遊ばせてもらった。






オオスズメバチ



いい顔してる〜



雪にスズメバチ… オツだね〜



ブ--------ン



オオスズメバチと戯れる川北氏



何度か交代しながら二人は堪能しまくった






たっぷり遊んだのでリリース。

しかし、疲れちゃったのか飛べずに雪に落下。

そうか、もう少し遊んでほしいか。 じゃあもうちょっと撮っちゃおう。






こんな光景はなかなか見られないよ



雪が冷たいみたいで足を上げて可愛かった









その後、ちゃんと枝に付けてあげた。

いやぁ、こんなサプライズがあるとは。


さて、もう夕方なので、フユシャク散策に戻ることに。







クロバネフユシャク



こちらはさっきの羽化直後の個体 すっかり伸びたね



近くで別の個体も クロバネはちょうど羽化ラッシュなのかもしれない



さっきのウシカメムシはちょこっと移動していた



だいぶ暗くなってきたけど、まだ本番までは時間がある。

飯を食いながら作戦会議(世間話ともいう)で時間を潰そう。






マガモ



ヒドリガモ








しばし休憩…


辺りは真っ暗になり、種によってはそろそろ活動するとのことで早速歩いてみる。

真冬に懐中電灯を持って歩く… 夏まで待てないもんね。 いいかも!






ウスバフユシャク



シロフフユエダシャク♀



ブドウトリバ こんな時期だから貴重な被写体



途中にあったツバキにも寄ってみる。






これだ〜れ?

クロチャマダラキリガとのことでした (Special Thanks : 川北さん)



ヨスジノコメキリガ



カシワオビキリガ?



スギタニモンキリガ



ミッキーさんがいてほしかったけど来ていなかった。

フユシャクの個体数はそこそこあるものの、肝心の交尾個体が見つからない。

私は♀がいくつも見られたので楽しいけど、川北さんは焦ってるかも。






ウスバフユシャク



なんちゃらゴミムシ はい、調べようとも思いません(笑)



そろそろ8時になろうかという頃。 時間的にはバッチリのようだ。

とりあえず、9時で打ち切りと決まったので、なんとか交尾個体も見つけてみたい。






さっきの羽化個体は立派な姿になりました



擦れているのか色が薄い 川北さん曰く、クロテンフユシャクっぽいとのこと



これはシロオビフユシャク疑惑の♀ 果たして正体は…?

これもクロオビの♀でした (Special Thanks : 川北さん)



クロバネフユシャクの♀






ここまで苦戦するとは川北さんも考えていなかったようだ。

あちこち歩いて見てるんだけど…

ここまできたら一つくらい見たいよね。






クロバネ♀が目立ってきた






ブドウトリバ



シロフフユエダシャク



残り時間が20分、ラストの一回り。

贅沢というか、この時間になるとフユシャク♀はスルーするようになってきた。

蛾目線では断然川北さんが上なので、私はちょっと違う視点で見ていたら…






今日はこういう日みたい(笑)



ウラギンシジミ 色が飛ぶのでフラッシュなしで



タイムアップ!

交尾は見られなかったけど、たくさん♀を見られたので私的には面白かった。

個体数はこれだけ多いんだから、きっと日が悪かったんだね。


車に戻る途中、川北さんが5〜6m上を照らしている。






証拠画像(笑)



最後の最後にか!

すぐさま川北さんが 『冬尺くん一号』 なる秘密兵器を持ってきて落としてみたけど…

落ちてきたのは♂のみだった。 ウスバフユシャクの交尾個体でした。


サプライズもあったし、昼も充実できたし、けっこう濃い内容の一日になった。

今年は休みが重なることが多いので、川北さんとご一緒する機会が何度かあるかも。

次回も楽しく一緒に歩ける日を心待ちにしております。 お疲れ様でした。



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