〜 散策レポ 〜  福島・栃木   13.6.24〜25



毎年この時期は、とある神奈川のポイントへ懲りずに何年も通っていた。

しかし、そこでは幻のまた幻な存在…

6つの目で歩いていて、ゆたか氏曰く 「福島なら間近で見れますよ」 とのことなので

昨年のうちから6月下旬を予約していて、今回待望の遠征となりました。


夕方から草野球があり、終わって一服して家を出た。

途中で大雨になったりしたけど無事に到着。

時刻は午前2時半前… 早すぎ。

いや、途中の夜回りでけっこう楽しめる予定だったんだけど

めっちゃ明るいスーパームーンのおかげで予定が狂っちゃった…






いつものこんなヤツや…



ちょっと綺麗なこんなの… クロモンベニマルハキバガ



クロテンシャチホコ



ということで、しょうがないので寝ることにしました。

数年越しの宿題のために体力温存しよう。








朝方、外で話し声がして目が覚めた。

ゆたかさんとMさんが到着して話しているっぽい。

たぶん4時台だったと思うのでそのまま横になっていたけど

それからは寝たような寝てないような…

7時過ぎかな、パンと目が覚めたのでダラダラしつつ行動開始。






就寝場所で、すでにヒメシジミがたくさんいた



シラホシカミキリ



ヨツボシナガツツハムシ



絶景かな 絶景かな〜



ちょいと期待していた虫がいたけど姿はなかった。

風景で場所が割れそうなので、期待の虫は内緒にしておく。


さてさて、まだ早いけど、早速本命の場所へ移動。

どうせ本番は夕方なので、いつものように6つの目で歩いてみた。






花にヒメシジミが集っている状態(苦笑)



わんさかいた



Mさんが遠くにいる猛禽を発見 種の確認のため撮ってみてとのことだったので…



飛翔はオマケ(同個体) ハイタカかな?という結論になった

画像でチェックして、どうやらサシバだろうとのことです (Special Thanks : Mさん)



これは見慣れない鳥… 顔はハッキリとモズってる



珍しいらしいチゴモズだった



チゴモズはみんなで撮りまくった。

遠かったのが残念だけど… でも、会えてラッキー。

このままある程度奥まで歩いてみる。






多かったウラギンヒョウモン



また厄介そうなヤツが…



なんとなく、クロハナじゃないように見えるんだけど… ミヤマクロハナカミキリかも



おっ、ムカシヤンマ



羽化したて? 綺麗なミドリヒョウモン



ゆたかさんがいいのを見つけてくれた。






この色でこの体型だと、ヌバタマハナカミキリかなと思う



ほんのりと瑠璃色っぽくも見えた



どちらかといえば、珍しい部類の種のようだ









たくさん撮っちゃった



まだまだ見たことのない虫って星の数ほどいるんだろうね。

毎回初見種が出てくるし。

死ぬまでに全種見るのを目標に! 6つの目散策は、あと47年続く予定です。

えっと、47年後だとMさんは… 頑張りましょう(笑)


ここってムカシヤンマの密度がかなり濃い。

このトンボがこれだけいるなんて素晴らしい。






近づいてノートリでも撮れちゃう






ゆっくり歩いているせいか、そろそろお昼に近い時間帯。 すでに汗だく…

とりあえず、いつものように気になるのはどんどん撮っていこう。






クロマイコモドキ



ヒメシジミだらけのせいか、ルリシジミがたまに出てくるとホッとする



ハスジカツオゾウムシ



見かけてはいたけど、実は未撮影だったり…










ニワハンミョウ



居候付き



サカハチチョウ



シロオビチビカミキリ… かなぁ?



アシアカカメムシと思ったけどクチブト系だ… 昨年山梨で見た、アカアシクチブトカメムシっぽい



面白い触角の シロジリヒゲナガゾウムシ



もうちょいアップで



いいね〜



これがネットではあまり引っかからない そんなに多くないのかな?



そばにいたゾウムシペア ずっと固まってたので、ゆたか氏に奉仕した

ノミヒゲナガゾウムシの一種までしかわからず… (Special Thanks : Sodaさん)



ノミバッタ



写そうとすると向きを変えちゃうので、なんかうまく撮れないんだよな…



この先は杉林が続きそうで、期待は薄そうなので戻ることに。






ヘリグロリンゴカミキリ



こいつは同定が簡単でいいや






クルミハムシ



ボロボロのトラガ



ホソアナアキゾウムシ



贔屓目で見てきたけど、ちょっと飽きてきたかも 贅沢?



ヒメシジミの集団給水



こんな感じの絵を撮っていたら…



ゆたか氏に盗撮された グラビアやっていた頃を思い出すなぁ(笑)



大量すぎるけど、普段はあまり会えないからね 撮っておこう



ヒメシジミ交尾個体






ハンノアオカミキリ



いいね〜 綺麗だね〜






飛ぶ?



シュワッチ



オオチャバネセセリ



鳥の声が響いていたけど、鳥に詳しいMさんでも聞いたことがないと…

探してみたらなんとか見つかったので撮影。






だいぶ上の方なので… アオジっぽく見えるけど…



囀り〜



ん? なんだろ?



この後、下の電線に移動したのでわかりやすく撮れた ノジコのようです



気温が高いのでバテてきた。 本番前にくたばっちゃうんじゃなかろか?

飯を食って一服入れるとのことなのでラストスパート。






担当者〜と呼ばれて行ってみると…



奥の竹をうろちょろ…



ベニカミキリ



ここでランチタイム。

疲れを癒すのに一時間半ほどかかった。 おじちゃん三人だから(苦笑)


で、ここの場所はもう一種、貴重な蝶が生息している。

昨年、ゆたかさんは7月前半に撮影されていたが、今年は発生が早くて

もう終わっちゃったかもと。

何度か見回ってみたけど、見つけることができなかった。






卵だけ撮影しました



来年見に来てみようかな、チョウセンアカシジミ。


少し早いけど、そろそろ本命出現の時間になる。

食堂の店主さんや他のカメラマンさんも一緒にポイントへ移動した。


ポイントでは、朝からずっと張っておられたカメラマンさんがまだ頑張っていた。

遠目から見て、必死に撮影しているのでもう出てるっぽい雰囲気。

皆さんはそちらに向かうも、焦らなくても後で見られるだろうと

ゆたかさんと私は別のポイントへ。






栗に何か来てないかな〜なんて見てみる



ダビドのようでなんか違うと思ってたら、ヒメクロサナエのようです



ナガカツオゾウムシ もしくは、アイノカツオゾウムシ 場所的にはアイノが多いようだけど…



さて、そろそろ本命で盛り上がっている輪に入ってみよう。


神奈川へ数年通って見ることすら叶わず…

そんな蝶が目の前を行ったり来たりしている光景を目にすると、涙が出そうというか

こんなに簡単に見れるじゃんと、今までなんだったんだろうと思いふけったりとか。

どんな行動をするとかはいろいろ知識に入れていたけど、想像以上に飛ぶのが早い。

まるでセセリのように… よく見ていないと見失ってしまう。


初めは1個体しか見かけなかったけど、時間と共に2個体・3個体と増えてきた。






キマダラルリツバメ



ようやく見られました〜



逆光で翅の縁から輝きが!



素晴らしい!



上のショットの接写風景を、ゆたか氏がこっそり撮っておられました ありがとうございます



太陽を遮ると開いてくれる



この子は日向でもそのままの態勢でいてくれた



とりあえず、念願が叶い満足。

まだ時間に余裕があるので、みんながいないポイントへ移動。

ゆたかさんは昨年こっちをメインにしていたらしく、思い入れがあるようだ。


しかし、キマルリの姿はない。

野焼きをしたらしく、環境が変わっちゃったからかな…

近くにムカシヤンマが止まった。

もう撮らないと思ったけど、手掴みで捕獲出来ちゃったので少し遊ぼう。






お尻が曲がってるのは最初からでした















みんなのいる方に戻ると、5〜6個体に増えていた。

一旦止まっても、他の個体が飛んでくるとすぐに絡んでいくので

落ち着いて撮れなくなってきた。

それでも時間のおかげか、開翅する個体が増えてきたので頑張って撮ろう。






いいねいいね〜












この角度は綺麗に色が出るかも



気分的に満足できたので、ゆたかさんが張っている方へ行ってみる。

ようやくこっちでも、数個体姿を見せるようになってきたみたい。






ちょっと擦れ気味だけど…



閉じてる姿もいいね






どうしても一度は見てみたかったキマルリ。

今回誘っていただいたゆたかさんに感謝。

会ってみて、想像通りに良い蝶だというのを実感できた。

来年以降、チョウアカもあるのでまた来てみたいと思う。


夜のうちに栃木県へ移動するけど、みんなくたばってるので数時間仮眠することに。

ということで、散策レポ397へ続く…



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