2006年06月22日(木)どうせ読まれないんだから書いちゃってオッケー

そう言えば松下がデジタル一眼を発表したなぁとか言う事で。株式番組とかでは注目されてるな。個人的には注目する価値も無いと思っているが。理由は3つ。

1つ目は「1号機と言うのは何かしらの不都合があって当然、ある意味出した事によるマイルストーンとしての位置づけの方が重要」と言う話。
2つ目は「基本オリンパスとの共同開発であるからオリンパスのOEMみたいな存在なんでそれならブランド名だけで価格が暴落しているオリンパスを買った方がマシ」
そして3つ目は「フォーサーズって事は焦点距離2倍だろ?ビスタサイズの画角が最もフィットするのは広角における風景画なのに矛盾してねぇか?」で特にこれ。

なんか松下の場合「撮影した写真をプラズマテレビだとかにカード差し込んで大画面で見ましょう」的な内容を推進してるんで。ビスタサイズの画角、要するに
「横になんかすんげぇ広いの!」に最も合うのは風景なんで。テレビ局のデジタル放送時代到来!だとか勝手にほざいてる時代におけるオープニング。
あるいはエンディングのフィラーで最も使われているのは何か知ってる?大自然。要するにテレビ北海道だったら「北海道のキタキツネ、熊と鮭」みたいな映像。
それ以外でも大体地元の山とか川とか海とかそう言うの。良くも悪くも画一化されてんなぁとか言う感じ。やりやすいと言うのは確かだけど。

そして「デジタル放送開始記念番組」で流される物の大半は大抵が「地元の自然うんたらかんたら」って事で。新潟だったら「米所新潟の苗や稲穂の様子」
「冬の山々」「夏の新潟の海風光明媚」みたいなそんな内容なんで。もはや「ハイビジョン=風景画」と言ってもいいぐらいの事になっている。

そんな状態に対してフォーサーズのフォーマットはレンズの焦点距離が2倍になる。焦点距離って何とか言われたら「レンズに表記されている画角の話」の事。
携帯のカメラの画角は大体38mmそして今広角として宣伝されているのが28mmみたいなそんな状態。28mmは広角とは思わないけど。俺としては14mm辺りから広角。
8mmで超広角。ものすげえ簡単に書けば「画角が広いほど1つの写真で広範囲の写真が撮影できる」って事でレンズのサードパーティーメーカーに詳しい説明とか
書かれてあるからそっち見ろって事で。そしてフォーサーズは焦点距離が2倍。キヤノンが1.6倍で旧コニカミノルタ辺りが1.5倍。一般的な話な。
フルサイズのセンサー使ってるEOS5D辺りは焦点距離そのままで撮影出来るから。あくまでも「エントリーモデルのデジタル一眼レフ」におけるお話。

で、フォーサーズの場合14mmのレンズは28mmとしてしか使えません。画角が狭くなりやすい。狭くなりやすいと言う事は風景画は撮影しにくい。
撮影しにくいと言う事は撮影した画像をプラズマテレビだとかのビスタサイズなテレビで映しても「なんか、狭いね」みたいな事を言われてはい終了。
フォーサーズのレンズフォーマットの中で超広角単焦点すんげえ明るいの!って言う様なレンズは出ておりません。もちろん価格も安ければ安い方がいいですが。

むしろフォーサーズってポートレート、要するにイベント会場でレイヤーの女の子撮影しちゃうよーん、的な方に向いている規格なんだがそれを広角が似合う
風景画ばっかり映してる様なそんなデジタル放送対応のプラズマテレビだとかで映した所で訳のわかんない事にしかなりませんよね?って言う事でそう言う話。

んー例えばデジタル放送でワイドショーもしくはニュース見てると横が無駄に広く感じるよね。あれは同一のソースを左右切って4:3にしてるからって言うのも
もちろんあるけどそれ以前にビスタサイズって言う画角自体があんまりテレビには向いてないって言うか「映画」あるいは「風景」もしくは「スポーツ」
には向いているけどって言うだけなんでこれ。フォーサーズのセンサーで16:9を実現しようとしたら上下を切る必要があるんで画素をフルに使いこなす事は無理と。

丁度アナログにおける仮面ライダーカブトが上下の黒帯を入れてビスタサイズにして放送してるのと一緒。その間黒帯の部分は何も映らない訳だから画素の無駄。

それなんで「松下のデジタル一眼発表に関してはむしろ失笑するしかないんですけど」って言う事だから。マズゴミは絶対にそう言う事を言わない。
理由?松下なんて言ったらスポンサーもスポンサー、って言うか大スポンサー様だから。テレビの力関係としては「スポンサー>広告代理店>テレビ局」なんで。
売国奴テレビもそうなんで。えっCMってないよ?とか言われたら「番組そのものがCM」って事で。要するに「広告代理店と組んでなんか嘘ブーム作ってるよ」
で失笑状態。ある意味プロパガンダ的な放送をやってるからテレビCMは流していないけど番組そのものがCMなんで結局は民放と構造は変わっておりません。

そんな「大スポンサー様の商品を本当の事とは言え貶したりなんかしたら広告引き上げで終わる」って言う事で。それこそ例の石油暖房機みたいな事件でも起きて
「CMなんて流しても流さなくても一緒」ってな事にでもなれば話は別だけど石油暖房機の事件自体が珍しい事だからなぁ。普通に無理っしょ。
大スポンサー様の批判がテレビ番組で流れないのはそれ。トヨタの車なんて乗りづらくてウンコレベルだ!なんて口が裂けても言えない訳で。
日産の車なんか欠陥品だ!さっさと全てリコールしやがれ!なんて口が裂けても言えない訳で。テレビの論客、あるいは解説者、なんて言うのは弱い弱い。
もしもスポンサーに対して批判的な発言をしたら速攻で切られる。だから当たり障りのない事しか言えない。当たり障りのない事しか言えない奴なんて要らない。
そう言う奴ばっかりだからテレビ自体が弱くて仕方がない。見る価値のあるテレビ番組はもはや「スポンサーに抵抗してもいい番組」だけなんで。

日産の車はねぇエクストレイルで欠陥が起きたって言う事をネットで告発してるサイトがあるんでそれとか見てもらえば分かると思うよ。そして円滑な関係は
そう言った資本だとか金だとかの流れにとらわれないのが最良なんで。確かに金を貰ってはいますが批判するべき所は批判します、それが後々になって見れば
結局は御社の為でもあるのですから。と言うのが最良の関係。もっと書けば「国民の支持>スポンサー>広告代理店>テレビ局」と言う構図なんで。

日産の車は欠陥品だみたいな事をテレビで具体的に発言→日産広告引き上げ→発言した奴が国民に支持される→日産不買運動が起きる→結局会社の為にならない
と言う事で。別に日産だけが問題視される訳でもないが。単に有名な企業名を取り上げただけ。まぁそんな事今の牙を抜かれたテレビには出来ない相談なんでこれ。

2006年06月22日(木)13時05分32秒