2006年07月13日(木)ハイエナ

ジダンがテレビで例の頭突きに関する真相を語った〜とか言われてもなぁ。いや既に原因とかもどっちが悪いかとかもはっきりとしてる。こう言う時に思うのは
「人間って普段からどう言う行動をしているかによって評価って大きく変わってくる」から「清らかにとは言わないまでもそれに近い形で生きていた」方が
色々とお得だね、みたいな事でも思えてくる様な形なんで。あー要するに「普段から悪い事やってる奴」と「滅多に悪い事をやっていない奴」では評価が変わる。

暴言を吐いたとされるマテラッツィの過去の行動を眺めてみるとこれはひどいと言う様な行為が並んでるんで。マズゴミはバカでクズでアホだからそこの検証は
一切していない。過去にこう言う騒動を起こしました、的な事を説明しているマズゴミって俺は知らない。それなんでとまむさんが先に書いておきますね。

Text by 豊福晋/2004年2月2日「あまりに理不尽なマテラッツィの暴行」

2月1日-インテル対シエナ、4対0。この日はレコバとアドリアーノが2点ずつ決め、試合内容もインテルのものだった。1月の移籍市場で
新たに加入したアドリアーノは2得点、スタンコビッチもまずまずの活躍を見せた。試合後、幸福なインテリスタたちは帰路につく。
つまりそれは至って普通の、イタリア的な日曜の夜だった。ほどなく口元が血まみれになったシエナDFブルーノ・チリッロがTVに映し出され、そのショッキングな
映像に日曜日は凍りついた。インタビュアーが恐る恐るマイクを近づける。チリッロはこう言った。「あいつに顔面を殴られた・・・」

チリッロの感情は高ぶっていたが、意識はしっかりしていた。「・・・試合後、ロッカールームに戻る廊下の途中で殴られたんだ。
まだ君たちは奴の事を分かっていない。これで分かっただろう? あのディフェンダーが一体どういう奴なのかってことが」チリッロが言う“あいつ”とは
インテルDFのマルコ・マテラッツィである。イタリア代表でもある彼は気性が荒く、暴力的な守備で知られている。筆者はこの試合をテレビで見ていたので
最初に血まみれのチリッロが画面に映し出されたときは試合中の接触プレーで顔面を打ったのか思った。しかし試合中そんな場面はなかったし
不思議に思っていたが、徐々にマテラッツィが絡んでいると分かってきて納得した。さもありなん。「試合中、奴は俺とキリゴンサレスに向かって“チリッロは弱い

いつでも好きなときに抜けるぞ”と何度も言い続けていたんだ。ベンチにも入っていないマテラッツィにそれを言われるのは納得がいかなかったから
試合後に奴のところへ話をしにいった。そうしたら突然殴られたというわけだ。唇が切れているし、これから病院に行かなければならない。奴の事は訴えるつもりだ」

マテラッツィは暴力的なDFとして知られている。空中戦で膝を立てたり、危険なタックルを後ろから仕掛けるなど、セリエAでも彼の気性の荒さは有名だ。
今回の件をスタジオでゲストとしてみていたボローニャのFWイリ・ターレも「彼は少し変わっているから・・・」と言葉を濁した。
彼は今シーズン開幕前のTIMカップでもインザーギに激しくぶつかりに行き大きな非難を浴びた。そのたびに謝罪をしているが、結局何も変わらないのが
彼の特徴である。この日もTVのインタビューに答えこう釈明している。「まずはチリッロに謝りたい。彼が後ろから追いかけてきたから怖くなったんだ。
今日はまだ興奮しているだろうから、後日落ち着いて謝罪に行きたい。でもこういった事はサッカーには付き物。頻繁に起こることだ」
あまり反省の色が見えないコメントである。この件に関してインテルの幹部、ファケッティ会長とモラッティ前会長はすぐにシエナの控え室に行き
チリッロとチーム関係者に謝罪した。ファケッティ会長は「これから調査して、もし事実だとしたらマテラッツィを処罰する事になる」と述べた。

余談になるが、一度だけチリッロのおかげでシエナのミーティングに参加させてもらった事がある。シエナが泊まっているホテルのミーティングルームにある
TVで試合(あの日もインテルの試合だった)を見ていたら、続々とシエナの選手とコーチらが入ってきて、何故かミーティングが始まってしまった。
さすがに出て行こうかと思ったが、チリッロが「こいつは友だちだから」と説明してくれ、部外者がいるにもかかわらずそのままミーティングは続いたのだった。
そんな心優しいチリッロ君が痛い目に合わされたのである。個人的感情もあり放ってはおけない。インテル幹部よ、厳粛なる処罰を求む。

と言う事で「普段から疑われる様な行動はしない方がベスト」と言う事を改めて書いておくそんなとまむさん。こう言う過去のいざこざがあった場合
「またか」と言う事で一気に感情としては悪い方に振れていく。自分を不利にさせるのは単なるバカがやる行為。と言う事で真実は分かりようがないにしろ
世界の国民の感情としては「ジダン擁護」にまわるんだろうなぁとでも思う俺。俺はサッカー自体嫌いだから。正直どうでもいい。むしろ「人権って何?」
と言う方からこのお話に関して注目している。これがサッカーはなくバスケットでもバレーボールでも同様に扱うだろうね。なんて言う事でも思う俺。
母や姉に堪え難い言葉、と言う説明が当人の口からあった。おそらく「売春婦」とか「テロリスト」とかその辺りか。ジダンってイタリアで5年間プレーしていた
事があったんだな。だからイタリア語も理解できた。テロリストってイタリア語では「テロリスタ」になってくる。そう言った違いも理解できる事はなまじ悲劇。

2006年07月13日(木)11時54分25秒