「テレビと比較してラジオはまだまとも」になるのが現状だからこれラジオで喋っちゃったらクビになっちゃうかな?みたいな事を言う出演者も居るがそれはない。
ラジオの方がまだ言論が保障されているから仮にとまむさんがメディアに出まくる様な人間であるならばラジオを選ぶ。説明ならこれからじっくりと書きますが。
まず「テレビを録画すると言えばビデオ。ではラジオを録音すると言えば?」で実はラジオに関しては録音する機材が殆どない事が明らかとなる。
とまむさんの場合はラジオもビデオテープを使っての録音を行なっているので問題ないのだが。カセット?面倒くさくない?とまむさんはデッキのタイマーと
サービスコンセントでチューナーを繋いで「時間になったらチューナーに電源が入りテープが録音を開始する為に勝手に動いて録音されていく」となって行く。
そんなとまむさんみたいなマイノリティを除き大半の人間はラジオを録音する手段がない。まずとまむさんがラジオで仮に不味い事を喋ったとしても
それに対する抗議で「証拠はあんのかよ、お前が聞いたって言うだけじゃ証拠にはなんねぇぞ?」と開き直る事が出来る。実際には開き直りなんかしないが
やろうと思えば出来ると言う事。つまり「証拠を捕まえづらい」のがラジオと言うメディア。テレビでは違法アップロードの動画がある。ラジオは?
違法アップロードの音声が体系として整ったアーカイブ状態になって公開されているサイトってある?ないでしょ。だから「ネット経由でもまず話題が広まらない」
のがラジオの真実。だって音声がなければ広まりようもないんだから。だから好き勝手喋ってもいい。どうせ殆ど聞かれてないんだから。だから特定の圧力に
屈する事もなく好き勝手喋る事が出来る。「好き勝手喋る事が出来るから言論が保障されている」そう言う論法が出来ているんですよと言う事でそれが理由。
後は「テレビに対してラジオが恨みを持っている」テレビのやってる事が正しいか間違っているかは別にして「テレビ超むかつく」と言う意識がある。
その意識が植えつけられる最大の理由は「テレビはラジオを邪魔者扱いしてるから」これだけ。「逆恨み」でしかないんだけど人間だから。人間だから
感情がある訳で感情で何かしらむかつくと思ったらその対象物を攻撃してやりたいと思うのが人間であり人情であり感情であると言う物。テレビに対する反旗。
それをラジオが掲げ始めた。なぜそうなるのか。ラジオは儲からないから。儲かるモデルも見つからない先が見えないラジオと言うメディア。
「テレビやらラジオやら雑誌やらを総括するメディアコンツェルンの社長」が「社長ラジオが儲かりません!」と言う報告が入ってきたらどうするか。
答えは簡単「ラジオを分社化して独立採算制を敷かせる。儲からないのはあんたらの責任だよみたいな事でのトカゲのしっぽ切りみたいな事を強行する」となる。
お前らが儲からないのはお前らが悪いんだ文句あるか、みたいな事にでも持っていく。そう言う風にするのが普通の社長。そして現実でも殆どがその選択。
でも実際にとまむさんが社長になったら「そうか、じゃあ儲かる方法を一緒に考えよう!」と言って社員を鼓舞する。そんなとまむ社長。そんな行動様式。
とまむ社長って書くとなんかアリア社長みたいだな。ぷいにゅー言うのか。俺はぷいぷいにゅーとか言ってもちもちぽんぽんを噛まれてしまうのか。うわー。
そんなアリア社長の話はともかくとして。そしてとまむ社長の選択は儲かる方法を考える。これもともかくとして「普通の社長だったらトカゲのしっぽ切り」
と似た様な理由で分社化して独立させて後はもう知らんぷり。…では「それをされた方」はどう思うか。普通に考えたら「あいつはテレビを優先させやがった!」
と言うセリフも出てくるだろうと。ラジオ局に入社するのはラジオが好きな人間が殆ど。ラジオに関係なく業種の大半なんて「好きだから」が優先されるけど。
そう言った「会社はラジオをお荷物だと思ってる」「会社はテレビばっかり優遇しちゃってる」となれば「テレビむかつく」「切った会社むかつく」
と言う感情が沸き起こってそれが反旗へと繋がっていく。そこでテレビに対する反論が生まれやすくなる。なのでラジオの言論もどんどんヒートアップしてくる。
そんな流れ。それが現実。だからラジオの方が言論が保障されており好き勝手に喋る事もまた可能。それを聞いてる輩も証拠になりそうな録音物は持ってない。
それが殆ど。そう言う流れ。あまりにもテレビを優先させすぎたツケがここでやって来ている。テレビに対する逆恨みがラジオの原動力。それが現実。
そして「ラジオって儲かるの?」とか言われたら「広告モデルを実行している現状においては儲からない」と言うのが結論。広告なんて聞かれなければアウト。
ラジオ聞いてる時間とテレビ見てる時間ってどっちが大きい?と聞かれたら大半の人間は後者を選択する。ラジオ広告の費用はネット広告を下回った。
現状では「テレビ>ネット>ラジオ>雑誌」と言う広告バランス。雑誌は「特定の分野に集中してしまう」のでスポットとしてはいいが訴求力には乏しくなる。
のであえてその位置におく。広告の収益で儲けを出す現状のモデルでは儲からないだろうなぁ。あえて儲かる所があるとすれば数の論理で勝ち組になってる所。
もっとかみ砕いて書けば「人口が多いから聞いてる人も多い」地域で放送をしているラジオ局。日本人を平均してラジオを良く聞いてる人間は1パーセント。
と仮定して考えた場合電波の出力が同じならば人口過密地域で電波を流した方が相対的にも数字は上がる。勝ち組とすれば大都市圏。その中でも特に関東地方。
そしてAMなんか低音質で聞けたもんじゃないのでFMの方がいい。後は「AMっておっさんが聞くもんでしょ?」で「FMはハイセンスな人が聴取するマストアイテム」
と言う印象がある。俺がそう思ってる訳ではないが「世間の印象」なんて言うのはそんなもん。一言で書けば「大都市圏のFM局が広告モデルでは勝ち組」
と言う事で。資料をまとめておくと日本の47都道府県の人口分布において1位は東京。2位は神奈川。以下「大阪、愛知、埼玉、千葉、北海道、兵庫、福岡、静岡」
と続いているのが現状。中部圏よりも関西圏よりも関東圏。特に「東京を周辺とした首都圏一体に電波がくまなく届いているFM局」が勝ち組となってくる。
現状においてはNACK5そしてTOKYO FMそしてJ-WAVEの3局ぐらいか。神奈川≒大阪、埼玉≒愛知。千葉≒兵庫。人口で言えばその様な組み合わせが成立する。
関東に属している「メインではない2番手3番手扱いをされる県」の人口が「地域を代表する府、そして県」の人口と同じくらいの威力を持っている。
それが日本の現状。東京都がある以上神奈川県そして埼玉県は関東では2番手3番手の扱い。例えば九州に住んでいる人間に対して「関東地方の自治体!」
と言うテーマで古今東西を出したらまず最初に出てくる言葉は「東京都」であると推測される。ひねくれた人間だったらいきなり群馬から始める可能性もあるが。
まずは東京が出てその次に神奈川か埼玉、そして出されなかった方は3番目。その後に千葉が出てきてそれから北関東。普通の人、の順番としてはその形。
「テレビ>ラジオ」でラジオの中でも「首都圏>関西圏>中部圏」と言うパワーバランス。最初の「テレビ>ラジオ」この1つで「ラジオはテレビ未満の力」
しか持っていないと言うのが現状。だからこそ「聞かれてないが故に圧力が掛かる事も少なく、それが理由で言論の自由が保障されている」と言うのもまた現状。