2006年09月20日(水)パラレルパラドックス

そんじゃ日記でもじゃんじゃか書いていきますか。とまむさんなんか頭の中とかノンストップなんで。昨日の夜に関しては自室で1人で飯を喰う。
だってテレビ見てる親がバカなんだもん。そんな鈴木宗男とか見てどうすんの?みたいなお話。ムネオハウスの面白さみたいな物は認めてるけどな。
事実上のスタンダードとなっている1枚目のアルバムの中の3曲目。「muneo house」が最高。と言うかこれが全ての基本になっている様なもんだし。

そう言った観点で話をするのならばともかく俺の親そんなの知らないしなぁ。本当に知識の無い奴って言うのはマジで困る。そんな事思ってさっさと飯でも喰う。
そして翌日の船橋競馬の日本テレビ盃に関してはうわぁつまんねぇメンバーだなぁとしか思えなくてがっかりとする。頭数8頭立て。それはまぁいいとしても
出走メンバーが休み明けだったり能力不足だったり近走不振だったりして訳わかめ。地元船橋からジャンジャン参戦してくるかと思ったらそれも無い。
これでグレード2っておかしいだろどう考えたって。普通に「単なるオープン」レベルがお似合いじゃねぇかとしか思えないんだが。…このメンバーだったら
普通にシーキングザダイヤが休み明けだろうがなんだろうが「勝たなければいけない」様なレース内容にしかならねぇだろと。地方所属の馬に頑張って欲しいんだが。
愛知のレイナワルツ。そして高知のビッグフリート。この2頭。前者は近走不振で後者はそもそも高知から船橋までの長距離輸送で普通に馬体重大幅減でサヨウナラ。

とか言う内容が簡単に想像出来るんで「なんだかなぁ」みたいな事にもなりますと。なんでそんな負けると分かっている様なレースに出すの?とか言われたら
「賞金」と言う事で。たとえ勝てなくても5着までに入ればある程度まとまった賞金が貰えますと言う事で。諸費を差し引いてもそっちの方がプラスになる。
馬にとっては辛いけど。馬体がもうガレてきて肋骨がくっきりと浮きでて来る様な状態。それでも高知競馬の場合「下級条件」の1着賞金が「9万円」とか言った
それはあまりにも削り過ぎだろう?的な賞金しか貰えていないんで。中央における未勝利戦の1着賞金は500万円です。これだけの違いがあるんですよと。

まぁ売り上げその物が全然違う訳なんですが。比較する事自体が暴論な訳なんですが。騎手が時には危険な目にあっての代償が9万円。ジョッキーの取り分は
全体の5パーセントなので4500円。これじゃあ馬主も儲かりません。儲からないんだったら馬を持たない。もしくは馬を手放す。そう言う人も増えている。
この辺は正直「集団馬主制度」を拡充する以外に方法はないんだが。いや実際「馬主になりたい」と言う人も増えている。ただ「集団」での馬主になるには
ハードルが高いと言うか実質無理、とか言うのが現状なんで。4人から5人程度で共同で馬持ちたいみたいなニーズに答えてくれる場所は日本にはありません。

諸外国ならまぁ存在してるけどな。ここにメスを入れない限り日本の競馬は衰退していくだけなんで。そんな事を思ってやっぱり賞金が欲しくなる。
重賞ならばたとえ5着でもそれなりの実入りがある。頭数は8頭。メンバーを見てみれば「ビッグフリートが5着までに入って賞金を持って帰って来る」確率は
結構あるんじゃねぇ?と言える様なそんなメンバー構成。高知の賞金が当てに出来ないのであれば他の地域へと遠征して後は気力で頑張って貰うしかない。

みたいな事になっているのと言うのもまた現状。なぜここまで高知競馬は衰退したか。理由は1つ「主催者である高知県と高知市が無能だった」これだけ。
そもそも地方競馬はどうして衰退していったのか。理由は「主催者である地方自治体がなんの計画性もなく売り上げをどんどこ使いまくってしまったから」
と言うのが理由。バカな役人がじゃぶじゃぶ金を使って「何かあった時の為にプールを行なう」と言う事をしていない。と言うのが悲劇の理由と。

そもそも中央競馬と地方競馬の違いって何?から始まるのか。簡単に書けば「馬券の売り上げ金がどこに収まるか」の違い。中央競馬は国、地方競馬は自治体。
地方競馬は赤字が続いてる、みたいな報道がされているけどそれは誤解。馬や騎手や調教師が悪い様に言われるが1番悪いのは計画性もなく運営してきた主催者。

高知競馬の場合は高知県と高知市の責任。例えば「競馬の素人がいきなりやってきて経営の実権を握る」「数年単位で人事異動があって次に来る奴も競馬素人」
「いらない物を高く買い必要な物をコスト削減して購入するなんて事もしないで高コスト体質のままじゃぶじゃぶ買って金を使ってきた」
「施設は老朽化すると言う事を忘れて金を使いまくったからじゃあ施設が老朽化しましたよ改築しましょうねとなった時にも金はなくボロいままでイメージダウン」
「高知県には高知競輪と高知競馬の2つのギャンブルがあるんだけど高知県の人口で公営ギャンブルを2つも抱えると言うのはどう考えたって無理」

と言うのが理由なんで。馬や騎手を責めるのは筋違い。責めるべきは主催者にある。こう言うヴァカどもが地方では実権を握っているんですよ。
長野県の例を見ても明らかだろ。田中が県知事選挙で負けた相手が村井って何このおふざけ。正直長野県民はアホか?とか思ったんですが俺。
まぁ投票率で見れば僅差だった訳で半数程度は田中に投票したのか。一概に「長野県民はアホ」と書くのは大間違いではあるがもはや村井が知事なんだよな。
正直あんなキチガイジジイの巣窟と化した長野県なんか滅んでしまえばいいと思うよ?としか思えないんだが。長野新幹線も断絶しようぜ?みたいな事でも。

地方競馬も儲かっていて黒字を出して自治体に貢献していた時代もあったのよ。それが今ではお寒い状況と。なぜこうなったのか。金がないから。
賞金が減れば馬を維持できなくなる。馬を維持できなくなれば手放したりして数を減らす。走れる馬は年齢が上がっても走らせる。似た様なメンバーになる。
レースがつまんなくなる。馬券が売れなくなる。更に賞金が減る。賞金が減れば馬を維持できなくなる。馬を維持できなくなれば手放したりして数を減らす。

の以下繰り返し。この先に待っているのは破綻だけなんで。破綻した地方競馬が続々と潰れている状況。個人的には「次は岩手か」と言う風にも思っているが。
主催者が「潰すかも」と明言しているのは岩手。借金額だけで見ればホッカイドウ競馬。土地権利で揉めてるのは笠松。賞金を減らしまくってるのは高知。
以上の4カ所が特に危ない。それが現状。ではどうすればいいのか?簡単な話「負のスパイラルを正の方向に転換する」これしかないんだが。

共同馬主を認めて数人単位で馬持ってレースに挑ませる。競馬場のブロック制度を敷いてやる気の無い自治体には降りて貰う。転厩馬を拒否はしない。
廃止した競馬場の所属馬は全て他の所に転厩させる。こう言う事をしない限り地方競馬は終わるだろ。みたいな事で。後は中央への門戸を今以上に開放させる。

地方競馬所属の馬が中央競馬で名の通っているレースに出るには「ステップレース」に指定されているレースに出走して所定の着順を獲得して出られる様になる。

中央競馬で1番有名なレース、まぁ日本ダービーだろうと言う事でこれを例にとって説明する。3歳馬限定における芝2400メートルの競争。

地方競馬所属馬が日本ダービーに出走するのに1番手っとり早いのは「皐月賞で4着以内に入る事」だろうな。日本ダービーは中央競馬の3冠の第2戦。
その前の「第1戦」が皐月賞。「皐月賞→日本ダービー→菊花賞」と言うのが牡馬3冠。2005年に例の金子の馬ことディープインパクトが勝ったのもそれ。

皐月賞のステップレースは次の3つ。「弥生賞」「若葉ステークス」「スプリングステークス」の3つ。弥生賞は上位3着以内。若葉ステークスは2着以内。
スプリングステークスは3着以内。それで「皐月賞への優先出走権」が与えられるので後はそこで頑張って4着以内に入ってくださいみたいな展開で。
「皐月賞で4着以内」に入れれば日本ダービーへの優先出走権が得られる。でもそこで大敗とかしちゃったら?みたいな事もありえる訳で。

そうしたらその次は「ダービートライアル」に指定されている競争に向かう必要がある。まぁ3歳の春先に無理して使う事のメリットも無いと思うが説明なんで。
「ダービートライアル」に指定されている「ステップレース」は「青葉賞」「プリンシパルステークス」「京都新聞杯」の以上3つ。青葉賞は3着以内。
プリンシパルステークスは2着以内。京都新聞杯は2着以内に入れば日本ダービーへの優先出走権が与えられる。どれか1つを選択してそこで結果を出す必要がある。

但し「日本ダービーの勝ち馬を見てみると勝ち馬のローテーションとしては皐月賞からの直行組が1番好成績を納めている」と言うデータを見た場合
「ダービートライアルに指定されているステップレースを使ってなおかつ日本ダービー本番も勝つ、みたいな事は結構難しい」と言う事にもなっている訳で。

やはり皐月賞で頑張って4着以内に入る事。が条件となってくるな。もちろん地方馬はステップレースに無制限で出られる訳でもなく。
一般的には「地方馬2頭まで」と言う風に制限が加わっている。あるいは「認定競争を勝った馬」に限定される事もある。「認定競争」とは地方競馬で行なわれる
新馬戦の中に「JRA認定競争」と銘打った新馬戦が行なわれる事がある。そのレースで勝った馬が出られる。と言う風に考えてもいい。新馬以外にも認定競争は
存在しているが、やはり名馬となる様な馬は基本的に新馬を初戦で勝ち上がって名馬となる様な馬が比較的多くなる訳であって。中央所属馬と比較すると
不利ではあるが「出られない訳ではない」と言う事も言える。難しいとは言え共同で持った馬が日本ダービーへ!みたいな事で夢は膨らむんだけどな。

数人で共同で馬主になった所で高い馬なんて買えないけど安い馬でも走る馬と言うのは居るんだからそう言う馬にめぐり合えれば夢は広がるね。みたいなお話。
そう言う内容を実現させるだけの下地が整っていない事には日本の競馬はどうしようもないだろ?としか思えない訳であって前途は多難だね。みたいな事を思う。

なんて事思って後は風呂入って軽くコーヒーでも飲んで念入りに歯ブラシを使って歯磨きでもしてジャッジャカ部屋でも改変加えてなんか色々日記を書いて終了と。

2006年09月20日(水)06時26分12秒