色々と情報が錯綜していたそうだがウインレジェンドに関しての一通りの流れとしては以下の通り。ゲート入りまでは普通に過ごしていた。
ゲートの中で暴れた際に頭と鼻をゲートに打ちつけた。頭は脳震盪の様な状態を起こしてふらふら。鼻は鼻血がだらだらと出る様な状態になってしまった。
そしてゲートが開いた時にふらふらしてるからゲートを出ようにも体が言う事を聞かなくて当然。そして出たと思っても左にふらふらして立ち止まった。
鞍上の長谷川がそのまま無理して走らせようとするもせいぜい常足程度のペースでふらふらしながら走って休んで走ってようやくダート1200メートルを
走りきったのが2分3秒5と言う記録として残った。ゴール直後に鞍上の長谷川が下馬して馬運車が到着した物の鼻から胸から脚から血だらけの状態になっていた。
と言うのが今回の顛末か。個人的には無理して走らせる事もなくスタート直後に下馬して係員だとかの力も借りて馬を落ち着かせた状態で馬運車。
そんな展開の方がいいと思うのだがなぜ走らせたのかは正直言って理解に苦しむ。基本的に馬は鼻からしか呼吸できない生き物のはず。それで鼻血だから
呼吸も出来にくくなって苦しくなるのも当たり前。ウインレジェンドは以前にもゲートを潜り抜けたりしたこともあった。放馬した後に圧勝みたいな「えーっ!」
みたいな事もあった。それを思えば気性が若干悪いと言うのも認めるが今回の事に関して言えばやはり止めるべきだったなと言うのが印象としては強い。
まぁ長谷川も責められない点もあるんだが。前回ウインレジェンドに騎乗しているのは川田。今回はテン乗りの長谷川に乗り替わり。そう言う「不慣れな」鞍上が
今回は乗っていたと言う事でその辺も加味しておく。走らせたのは正直理解出来ないが一概に「お前が悪い」と責めるのも違うと言う事で。
そう言う内容が今回の展開と。ウインレジェンドは一口の馬だからな。馬主(うまぬし)は個人、法人、法人名義の一口馬主の3種類が主。一口馬主とは
要するに「この馬の値段は1000万円です」と決めて「400口募集します」となった場合に「1口25万円」と言う事で会員が出資したい馬を希望して
その馬にお金を出すと言うやり方でお金を集めて走らせると言うやり方。個人で馬を持てるだけの金持ちなんてそんなに居ない。普通の会社員だとかが
馬主になりたいと思った場合の方法としては基本的には一口馬主へと出資するやり方が1番ポピュラー。だから当然ウインレジェンドに出資した会員もいる。
その会員に対してもしっかりとした説明をしといてくれと思うだけ。基本的には信用取引みたいな感触だからな。金先物市場って知ってる?そんな感じ。
競走馬は走るかどうか分からないから基本的にはリスキーな取引なんで。だからこそ説明をする。馬体を収録したDVDを会員に送付みたいな事もやっている。
なんかそんな話を思い出した。競争生命が終わる様な大怪我と言う訳でもないがしばらくはレースに出られないと思われるので休養してくれとだけ思うお話。
初めての関東への輸送競馬だったのですが、この馬としては大人しかった方だと思います。休み明けを一度使われて体も引き締まり、返し馬でも
力強いフットワークが目につきました。ジョッキーが話していたように、双眼鏡越しにもゲートに突進したのは確認できました。
競馬ではよくあることなのですが、よほど衝撃が強く打ち所が悪かったのでしょう。ご覧の通り競馬になりませんでした。引き上げてきたレジェンドは
かなり出血しており、すぐに診療所へと馬運車で運ばれましたが、検査の結果は「ぶつけた時に鼻を切って出血したもので特に心配は要りません」というものでした。
会員の方も心配されたと思いますが、まずは一安心です。それでも、出血したのは確かですしゲートも再審査。
栗東TCに戻ってからの状態次第ですが、次は少し間隔を空けることになりそうです。 と言うコメントもあるので大事には至らないと言う事か。それなら。