日本ビクター(株)は、放送局用HDカメラで実績のある「FUJINON レンズ」を家庭用ビデオカメラ用に初採用し、業界で初めて、3CCDシステムの
優れた色再現性を活かしながらフルハイビジョン(1920×1080i)を実現する「フルハイビジョン3CCDカメラシステム」を開発しました。
本システムは、市場においてフルハイビジョン映像に対するニーズが急速に高まる中、当社が長年培ってきたビデオカメラの高品位/高画質映像技術
(プログレッシブCCDカメラシステム、3CCDカメラシステム、スーパーハイバンドプロセッサー、高画質信号処理エンジン「Megabrid(メガブリッド)」など)を
活かして開発したものです。当社は、本システムを搭載した「ハイビジョンハードディスクムービー」試作機を、10月3日から幕張メッセで開催される
「CEATEC JAPAN 2006」の日本ビクターブースに参考出展します。G CCDに対してR CCDおよびB CCDを水平・垂直に1/2画素ずらした画素ずらし方式を採用。
プログレッシブスキャンCCDを使用した画素ずらし方式のため、信号処理は1920×1080Pのプログレッシブ信号として処理したのち1920×1080iに変換し記録します。
…と言う事で日本ビクターのプレスリリース。簡単に書けば「家庭用ビデオカメラで1080の解像度を実現しましたよ、ハイビジョン対応ですよ」と言ったお知らせ。
技術的には出来ましたとか言う事で技術ショーでお披露目。まぁいずれは製品化して店頭に並ぶんだろ。てか並ばなかったら何の為の開発なんだか。
こう言う事を書くと「家庭用ハイビジョンビデオカメラってもうあるでしょ?」とか言われそうだな。あれはまがいもの。と言うか偽物。
現在の家庭用ハイビジョンビデオカメラは1440x1080記録。今回の日本ビクターの発表は1920x1080と言う事で「本当の1080解像度」と言う事でここが違う。
最近はハイビジョンの定義が曖昧になってきているんで。とまむさんは極力ハイビジョンって言葉は使わない事にしている。理由?和製英語だから。単純なお話。
そして日本国内における定義も曖昧と。もはや日本語としても成立していない和製英語。それを知らないバカが多すぎる世の中なんだがまぁいいや。
1440x1080を引き延ばして映像として映してるだけだからな。従来のビデオカメラは。それを思うと家庭用で本当の1080解像度を記録出来るビデオカメラを
開発しましたと言うのは実は結構すごいこと。おー。やっぱり「ビデオはビクター」だな。とか思った次第。それ本当はビデオ「デッキ」の方だけどな。
ビデオカメラも割とビクターは健闘しているんで。経営体力がないのとブランドイメージでしか物を選べないクソ日本人どものおかげで売れていない訳なんですが。
まぁ1つ残念な事を書けば1080pで処理した後に1080iに変換して記録すると言う事で「わざわざ低画質なんかに変換しなくてもいいのに」と言う事か。
これはまぁ「プログレッシブの方が高画質」なんだけど「それを世間に知られてしまうと売国奴テレビが圧力を掛けてくる」とか言う事で
プログレッシブ記録が出来なくしてしまう事で圧力を逃れるみたいな事情もあるからこれは致し方がない。会社の存続にも関わってくるからな。
変換をオフにしてそのまま1080pで記録できればなおの事いい商品だ。まぁそれが出来ないのも仕方ない事情から来る物でもあるんだが。そう言う流れなんでこれ。