2006年10月03日(火)beauty sunrise

富山県警南砺署の50歳代の男性巡査長が、秋の全国交通安全運動期間中(9月21〜30日)の9月25日に、道路交通法違反(酒気帯び運転)で
摘発されていたことが1日、わかった。県警は摘発した事実は認めたものの、際(きわ)康友・監察課次席は「捜査中であり、処分を決めるまでコメントできない」
として、巡査長の氏名や当時の状況などの公表を拒んでいる。巡査長は同県南砺市内の交番に勤務。9月25日午後1時半ごろ、同県砺波市内で、携帯電話を
かけながら自分の車を運転したため、警察官に停止を求められた。酒のにおいがしたため、調べたところ、車内から空になった酒類の容器が見つかった。
飲酒検知では、呼気1リットル中に基準値の0・15ミリ・グラムを超すアルコールが検出されたという。巡査長はこの日、宿直勤務を終えて非番だった。

富山県警南砺(なんと)署の男性巡査長(52)が9月25日に道交法違反(酒気帯び運転)で摘発された事件で、県議会教育警務常任委員会の中川忠昭委員長は
2日、摘発を公表せず、県議会にも報告しなかったとして、県警に「県民と議会を軽視している」と抗議した。県警は男性巡査長を書類送検し、懲戒処分する方針だが
摘発について正式な発表はまだなく、市民団体などからも批判が強まっている。中川委員長はこの日、県警側に対し、摘発が県議会開会中にもかかわらず、報告が
なかったことなどを批判。岸田憲夫警務部長は「処分決定後にと考えていた」などと釈明した。中川委員長は「(摘発が)秋の全国交通安全運動期間中であり、身内に
甘い。速やかに公表し、処分すべきだ」としている。関係者によると、巡査長は25日午前9時半、交番の宿直勤務を終え、車で出た。途中、コンビニ店で
カップ酒(180ミリ・リットル)2本を購入。その後、スーパー駐車場で、スーパーで買った刺し身を食べながら2本飲んだ。
パチンコ店に行った後、コンビニ店でカップ酒(同)2本を購入し、駐車場で飲んだという。県警は今回、報道を受けて摘発した事実は認めたものの、詳細を
明らかにしていない。県警監察課は〈1〉任意事件で捜査中〈2〉過去の同種事案でも発表は処分後に速やかに行った――としている。一方、警察庁広報室は
「処分前に公表してはいけないと定めた規則などはない」としている。土本武司・筑波大名誉教授(刑事法)は、「任意事件というが、それ自体が内部で処理しようと
していると思われても仕方がない。速やかに公表し、厳正に処分すべきだ」と話している。「市民オンブズ富山」会員で「謝れない県警―警察はそんなにエライのか」
(桂書房)の著者・松永定夫氏(57)は「処分決定まで公表しないのでは、もみ消そうとしたとも受け取れる」と批判している。

いつもの事じゃん。

2006年10月03日(火)09時32分47秒