今年の有馬記念は「ディープインパクト対アドマイヤ勢」と言う認識なんだが。俺の場合。アドマイヤ3頭出し。馬主の近藤利一はどうしてそこまでこだわるのか。
答えは簡単「名誉と金」これに尽きる。まずは名誉から。毎年毎年GIをゲットしていた時代の事が忘れられないと言う事で。
アドマイヤベガ、アドマイヤドン、アドマイヤグルーヴ、エトセトラエトセトラ…。そう言う風にやってきた馬主が「GIひとつも取れないで1年を終わる」事は
もはや「耐えがたい屈辱」と言う事になってくる。近藤利一の性格にも由来する。関西で解体業をやっている訳だが阪神大震災が発生した時に「解体業務」が
急増した訳で「もっと壊れてくれればいい」と言う様な発言をしたとの噂が流れている。まぁ「ありそうな話だな」とその強欲な顔を思い出して書く訳だが。
もう1つは金。有馬記念の1着賞金は1億8000万円。これだけの金を「取りにいかない」手はないだろう。ディープインパクト?まぁ確かに強い事は強いけど
「手が届かなかった強さ」と言う雰囲気はもう無い。あぁ。やはりディープインパクトも「生き物」なんだな。と言うのが良く分かった。そんな凱旋門賞。
皮膚感覚としては「ドラクエ3のゾーマは普通に戦ったら超強敵。倒すにはひかりのたまを使って闇の衣が剥がして弱体化させる必要がある」と言う内容を思い出す。
今のディープインパクトは俺にとっては「闇の衣を剥ぎ取られたゾーマ」と言う事で。物凄い古い所から比喩を引っ張ってきましたな俺。って言うか俺超乙。
有馬記念の「2着」でも賞金は7200万円。…ちなみに阪神カップの1着賞金が7000万円。これより高い。…大金を取りに行かない手もないだろう?と言う話。
しかも「今年の有馬記念のメンバーはディープインパクトを除けば史上最低メンバー」とも思える様な内容なんだが。仮に1着は無理だとしても2着なら…。
と思うのも無理はない。7200万円か。馬主の取り分は8割。そこから税金が引かれるとしても「史上最低メンバーでこの賞金」ならば
十分に「美味しい」と言う事で。…参考までに「ディープインパクトを除いた」今年の有馬記念の登録メンバーの一覧を以下に記しておく。
アドマイヤフジ、アドマイヤムーン、アドマイヤメイン、ウインジェネラーレ、コスモバルク、スイープトウショウ、スウィフトカレント、ダイワメジャー
チャクラ、デルタブルース、トーセンシャナオー、トウショウナイト、ドリームパスポート、ポップロック、メイショウサムソン
…これでGIと言えるのか?…と思ってしまう様なメンバーになるだろう?と言う事で。もしもディープインパクトが居なかったら何が1番人気になるんだろうな。
ドリームパスポート、アドマイヤムーン、ダイワメジャー、デルタブルース、スイープトウショウ、コスモバルク、メイショウサムソン、ポップロック、
トウショウナイト、アドマイヤメイン、スウィフトカレント、アドマイヤフジ、ウインジェネラーレ、トーセンシャナオー、チャクラ
たぶん人気順はこうなると思うが。全体的には「3歳馬が人気の中心」になると思われる。但し。…これ本当にGIか?と思う様なメンバーですねとか言う事で。
ディープインパクトを除いて考えた場合「賞金はべらぼうに高いんだから愛馬をドンドコ送り出せ!」と言うのは理に適っている。でもアドマイヤの場合は
「じゃあ何故香港使ったんだ」ともなるけどな。単純に「名誉」の問題なんだろう。要するに「香港でGIを勝てれば2006年のGI未勝利を払拭できる!」
と考えたんだろうな。とにかく「名誉」と言う事で。そこまでして勝ちたいのか近藤利一。ゼニゲバだな。いや本当にそう思う。
昨日の日曜日、12月17日放送分のたかじんのそこまで言って委員会で「こいつは拝金主義だと思う奴」で三宅久之が関口房朗を挙げていた。
まぁ確かにそいつも拝金主義なんだけど中央競馬の個人馬主において言えば近藤利一の方がもっと拝金主義。上記の内容を見れば分かるだろう。そう思う。
まぁ関口房朗もフサイチパンドラやフサイチリシャールの目茶苦茶な使い方を見ていれば十分に拝金主義者なんだけどな。「上には上が居る」と言う事で。
「アドマイヤ」の意味は「称賛」とかそんな意味合いなんで。ある意味この冠名にした理由が馬主の当人の皮膚感覚、渇望している感覚その物を表していると思われ。