[ 兵庫のシャッフル、121連敗で記録更新 ] デビュー戦から連敗中の地方競馬所属馬が現役ワースト記録を更新した。シャッフル(7歳・牝馬)は3日
兵庫県の園田競馬場で第3レースに出走し、9頭立ての7着に終わり、連敗記録を121連敗と伸ばした。トサノカオリ(ホッカイドウ競馬)の120連敗を抜いた。
おめでとうございます!!と関係者に言いたいんですが。あー。こう言う事を書くからとまむさんはマイノリティだって言われるんですよ。不名誉?むしろ名誉。
名誉な事だろうこれは。サーの称号…それは男に対してだけですな。女に対してはDame(デイム)でしたな。そう言う訳で名誉な事。かなり名誉な事だろもう。
理由は簡単「それだけ走って大きな故障をする事もなく長く現役を続けているから」と言う話。とにかく競走馬の世界は故障との戦い。脚に腰。あるいは肩。
故障故障また故障。骨折、跛行に骨膜炎。獣医があちこち飛び回る!いやぁさぞかし診察費用で儲けてるんでしょーねーてメェー!な世界観だから。
とにかく故障の多い競走馬のせかいにおいてそれだけ連敗記録を作れるだけの数のレースに出せたと言うのは陣営の日頃からのケアの賜物だと言う事が分かる。
あるいはシャッフル自身の体質、競争には向かないかもしれないが体質においては丈夫な方、でなければこれだけのレース数をこなせる事は出来ません。
如何に競走馬に故障が多いか。中央競馬限定のデータになってしまうが平成18年度において不慮の事故等で死亡した競走馬を追悼する法要が4月16日に行われる。
その数199頭。全ての馬の数が数万頭と言う事を考えた場合「比率としては少なくなってきている」と言うのも当然ある。故障しない為の予防策。
もしくは「強い体質の馬を作る方法論の確立」におけるデータの蓄積。あるいは「故障してしまった馬に対してどの様な治療法を行えば良いのかと言った内容」
そう言った物が確立されてきているので昔と比較すると故障で苦しむ馬の数は減った。それでもこれだけの数字があるんだな。と言う事を改めて思ってしまう。
[ 物故馬法要のお知らせ ] 中央競馬馬主相互会から、平成18年度において不慮の事故等で死亡した競走馬並びに無縁の物故馬に対してその霊を慰め
追悼の意を表すため、法要を営む旨の連絡がありましたのでお知らせいたします。なお、中央競馬馬主相互会では、平成8年度より物故馬の法要を執り行っており
今回が第11回目の法要となります。 物故馬頭数:199頭(平成18年度の物故馬) 無縁物故馬:1霊位
中央競馬に限定してこれだけ。地方競馬の方はデータが無いんだがおそらく同程度の数が居るんじゃないか?と思われる。121回レースに出して無事に戻る。
ある種「陣営のケアの賜物」であると言える。弱い、と言って切り捨てるのは簡単。見えない所で尽力している関係者が居ると言うのを忘れてはいけないな。