2007年04月18日(水)include my time

キスダム3話は放送事故レベル。ただ「ダメだダメだ言ってるだけ」じゃあ2ちゃんのゴミ溜めカキコと何らかわりない訳だが。ここは2ちゃんじゃないんで。
きちんと内容をまとめておく。但し結論だけは先に書く。責任比率。比率の最大を100%だとした場合「サテライト65、孫請け20、監督含めトップ15」
と言った内容のパーセンテージになる。サテライトが65、と言ってもその詳細は「サテライトのトップ64、一般社員1あるか無いか」と言う事で。

何故そんな比率になるの?と言う説明はこれからきちんとやっておきますが。ただ単にダメだダメだなんて言うのは俺のやり方ではないと言うだけの事。

「サテライト社長、ノエインで無能ぶりを発揮して降格させられたデスクを温情人事で再び企画のトップに」→「長岡、監督を引き受ける」→
「ノエインで現場を大惨事1歩手前まで持ってったそのデスクに恐れをなしてサテライトの有力スタッフ、集結せず」→「手痛い作品停滞」→
「企画がまったく進まず、監督やプロデューサー、精神的にやられる」→「大筋が決まった矢先、2月に監督逃亡」→「神戸、嫌々ながら副監督に就任」→
「実質制作のトップとして作業するも今まで停滞してきたツケの返済までには至らず」→「紆余曲折を経て長岡、総監督として復帰」→
「総監督、監督、副監督、の三段構えの異例の体制」→「体制を立て直すも遅れたスケジュールは取り戻せず」→「強引に間に合わせただけの代物が完成」→
「1話からサテライトらしからぬ低クオリティになり視聴者の失笑を買う」→「孫請けに投げた作画も修正」→「12話付近からの持ち直しを長岡は期待している」

これが全体の顛末。「サテライトのトップ64」と書いた理由はそれ。そう言う訳で副監督(実質トップとしてやってた期間もある)神戸の2月下旬の日記。

OA2ヶ月前だというのに、監督が逃げてしまってさ〜大変!!当初はオレが引き継いで監督をやるような感じになっていたが、さすがにここまで来ると、もうムリ!
ってことで、会社の責任って事もあるので、社員の人が監督をやることになりました。実働で監督をしてるのはオレなんだけどね…。
前監督がワンマンな人で、といっても”何にも言わずオレについて来い!”ってタイプなら良かったんですが、”ん、オレがわかってるからいい”って感じで
あまり、作品イメージや内容、設定等を話さず4月新番だというのに1話のコンテも上げずもう、コンテ描けないから降ります…って。
あっ、ちなみにオリジナルで原作者も前監督降りるなんてアリエナイョw!ま、別に怒ってはいないですけどねwww お蔵入りにしてほしかった…(本音)…

…と言う内容があった。監督が逃げるなんて余程の事がない限りありえない話なんだが。何故逃げたのか?と言えばトップの問題の方が大きな話。
「デスクに恐れをなしてサテライトの有力スタッフ、集結せず」と言う事で。トップが仕事のビジョンを描けなければ一般社員は働きようが無い。以下社員の独白。

この作品が、なぜここまでの状況になってしまったのか。全てが良い作品を完成できない、奇跡のような組み合わせのスタッフが揃ってしまったからなのだろうか。
監督、副監督、キャラクターデザイナー、美術、CG、名前を出す個々のスタッフは申し分ないはず。しかし、ほとんど状況が進まずにここにいたる。
その責任はスタッフにのみあるのか?そもそも、物書きや職人たちは、それに没頭するあまりスケジュール管理が得意な人はほとんどいない。
それはその役職に特化した能力な人ほど、その傾向があることは否めない。でも商品である作品を、利益と質の天秤にかけたぎりぎりのところで
締め切りを設けて、消費者である人たちに商品を与えなければ、会社が成り立っていくわけがない。そこの調整を引き受けている機関が
プロデューサー、製作デスク、製作ではないのだろうか。本来、監督や、副監督にも、進行状況を見極める能力は当然必要なはず。
監督が駄目なら、そのフォローとしての副監督、製作デスクをおく事が当然の人選である事は、業界人ならば、わかることである。
であるが、今回はそれがあまりにも考えられていなかった。その人選の責任者はプロデューサー。しかし、それを社長が兼任しているため、全く現場に
現れる事もなく、その状況を判るはずもないということだろう。その状況説明を上層部に情報伝達することは、AP、製作デスクが請け負うはずだが
伝えても判ってもらえない。そこで状況が止まってしまった事が、この現状に至る原因なのではなかろうか。それはサテライトの製作部の教育問題の体質が
要因であるとも言える。であるが、他の作品では、悪いなりにもぎりぎりでまわしている。そもそも、製作がしっかりしているアニメ会社を探す方が難しい
のが今の現状である。にもかかわらず、この現場の状況がその中で、特化して悪い状況になった要因は?そのスタジオ発起人の一人に、その製作デスクがいる。
その実績がこの状況を創り出す要因の大きな引き金である事を、プロデューサーは判っておかなければならなかった。サテライトのアニメーションスタイルを
象徴した代表作品の一つ。ノエイン。そこの製作デスクを、当初任されていた人物である。だが、その責任に対する認識の甘さ、クオリティーの高さを
求められた会社での作品運営をまわす能力のなさ。その結果、ノエインはあの奇跡的な豪華スタッフ陣をもってして、大幅な遅れを余儀なくされたらしい。
その結果デスクは途中降板。いち製作に降ろされたが、そこでも運営方法の問題から、製作進行すらも降ろされた。すなわち、サテライトのクオリティーを
もとめる作品の一製作すらできない人物が、再びデスクに立たされたのである。無論、個人の野心で、デスクに立ち、作品を再び回したいと思う心情は理解できる。
だがそれを許すことにより、問題を起こしたものに対して、プロデューサー(社長)の個人的な情で、短期間でその立場に再び現場復帰させる。
その一人をかばう事により、何百人という、そのアニメの企画にかかわる人々が、路頭に迷い多大な被害を被るのである。
そして、それは今、会社の存続にすら関わってきている。一人の要因で、ここまで被害を被る会社の製作体制の甘さ。そこが根本原因であることは間違いない。
人の上に立つべき人物たるか、そこを見誤ればこうゆう結果になる。当たり前の事である。そのスタジオには、サテライトを代表する
キーアニメーターは、誰も集まらなかった。その殆どの人々は、ノエインに関わっている方々なので、発起人がその人物と知れば、当然の結果である。
だが監督が目指している作品のレベルは、間違いなく会社至上始まって以来のクオリティ。それを、ほぼ新人同然のスタッフ少数が、メインで
版権基としてはじめようとしてる大きなギャップ。おそらく現場のスタッフの事も、監督にきちんと伝えてはいなかったであろう事は、今までのデスク実績から
容易に想像がつくことである。その間に挟まれたAPは、精神的ストレスからくる、体調不良で早々に降りる結果となった。
現場スタッフの殆どが、その人物だから、という理由で来た人物だった事が、状況のまずさに拍車をかけることになった。
公になった通り、監督も表現したい物と、現場のレベルの違い(なぜこの会社の、いいスタッフが集まってくれないのか)を理解できずに、思い悩み事実上更迭。
その悩みは当然である。この状況は、本来の大本であるはずのスタジオでは、ありえることがないはずのことだからだ。確かに監督にも問題がある部分もある。
だがそれはトップクリエイターならば多かれ少なかれ誰にでもあるものだ。その証拠が、他社で、その監督が降板に近い形を取らされるまで至った事実はないことだ。
暴走があってもそれをコントロールする体制をつくるのが当たり前の事だからである。そして数々の作品を世の中に送り出し評価は受けている。
他の会社はそれをできたが、この会社はそうではなかった。そうゆう事ではなかろうか。そして、その状況まで放っておいた側の責任は、いまだ取らされていない。
少なくとも、プロデューサーが目を通して任命した監督を下ろして、進行が遅れた責任を、一人に押し付け、自らの責任は問わない。
またその状況報告をここまで遅らせたデスクの責任は問われないのか?それを世間は許すのであろうか?そうは思えない。そして、その現場監督をまかされた
フォロー役である副監督も、現場スタッフをあてにせずに、ほぼ一人で作ろうとする。リテークに悪辣な文言を書き付けて戻したとも、他者の仕事と
掛け持ちしてるとも、もれ伝わってくる。そこに生まれる軋轢。ただ、腕は確かだし、この作品に関わっている間の姿勢は真剣ではある。
それだけに現場に失望を隠しきれないことも理解は出来る。しかしその立場の者が、今ある現場を信頼しなくて、多大な人員を必要とする
アニメーションを創る事ができるのだろうか。そこに疑問は残る。また総作画監督すら仕事を掛け持つ。ありえない話である。現場の原画スタッフである
自分も公然と不満を言って、怒り出す。当然すべき事ではない行動ではあるし、正当化も出来ないだろう。そのスタジオの発起人の、もう一人の
キーアニメーター自ら、状況のまずさから、他のスタジオに仮の席を借り、そこの作品寄りに仕事をする。自らが集めた現場スタッフを捨てて、身の保身を考える。
いちフリーアニメーターならわかる話ではあるが、今回はそのスタジオの中心人物である人間がその行為をすることが、どれだけまずいことかは、一般社会に
照らし合わせても、あってはいけないことなはずである。リーダー自ら率先して、敵前逃亡を図ってるような事ではないか。この作品に使う
ペンネームを考えなくてはと、リーダーが絶対口に出すべき事ではないことを現場で言う。その程度の人物に教育を受けてる、新人動画チェッカーの
作品造りにたいしての志の低さ。それに教えられる新人動画の不幸。その現場に立たされる、新人の製作人。他から来ても状況を知って、すぐ辞めてしまう人々。
現場が挙げた修正案にほぼ耳を傾けない製作デスクと上層部。まともに終わらせられる事が、あるわけがないことは一目瞭然である。
われわれ下の物が口を出すと、いちフリー原画が上の方に口を出すな。としか受け取れない応対を受ける。ならば、その発起人たち自らの責任において
この作品を創った。どのような、不の要因があったとしても、それを呼び込んだのも、自分たちなのだということを、理解しなければならない。
つまり、運が悪かったのではなく、それがそのスタジオの自分たちの実力なのである。その会社至上、前代未聞な作品を排出する可能性のある、スタジオ。
現場に関わった、個人的な意見としては、その状況を生み出したことが当然のようにしか見えない。放送前から、今回は失敗したから
次回の作品ではうまくやろう、そんな甘い考えで世の視聴者に作品を送り出す。それがどれほどのリスクを背負う事になるか。
その会社の名声や存亡にどれほどのリスクを伴うか。消費者を軽んじた生産者側が、どのような制裁を受ける事になるのか。
それがあるからこそ、生産者側は見えないボーダーラインを自ら課す。それが最低限のマナーであると、自身はかんがえている。
そんな難しい事ではなく、世の中に作品を送り出す者なら当然の事なはずである。それを、あまりに軽んじて創られた作品。恐らくその状況は
画面が証明する事になるだろう。これでまともな画面を創れたら、他の会社は無駄な努力でもしている、と言う事になってしまう。
そんなことはありえないはずである。だが望むらくは、前代未聞の粗末なクオリティーになるはずの体制で作られた物が、放送されたフィルムに
形として現れない、夢のような事をただ願うのみである。一つの光明は、新監督が風呂敷をたたむ方向に動かそうとする人であるという事。
ただ、終わらす事にだけは進まなかった、スタッフが結集した風呂敷が並大抵の物ではない事だけは避けられない。
新しく、ベテラン製作を投入する事も、応対があまりにも遅すぎた。無事終わりを迎えられるだけで奇跡な現状な事が、経験者には理解できると思う。
作品のコンセプト、デザイナー陣、求めてる物は良い物だっただけに、今の現状に至った事が悔やまれる。ある方向の日本アニメーションを
好きな方には、製作側、視聴者に関わらず、駄作で終わらせるには、あまりに勿体ないと思う作品ではあるはずなのだ。
このような現場であるにもかかわらず、粉骨砕身の努力をしてくださっている格監督、各デザイナー、作画監督、演出家、撮影、CG、他大勢の皆様方には
多大なるご迷惑をかけ続ける事になり。まことに申し訳ございません。この作品に対しての皆様の、応援、誹謗中傷、詮索、どのような形であれ
この作品がなければ生み出される事のなかったエネルギーだと思います。この作品に対して何かを感じた、一般の方々も含めた全ての人と一緒に、どこかで
このアニメーションに参加して、無事最後の放送を迎えられる事を祈ります。つたない文章と、誤字脱字、誤解を招く表現が多数あることをお詫びします。
2007年 3月30日

PS テンションだけで書いてる文章だよなー。まあ嘘はほとんどない気がするけど。スタジオに入ってやるって事が大切だ、とか言って誘った、事実上の
キーアニメーター張本人が、他の仕事を率先してやるとか、自分だけは他に席用意してるとか、この作品は興味ないとかいっちゃうなんて、やっぱり
ありえないよなー。そいつについてきた人たちを見捨ててるようなもんだし。デスクは駄目もとで1%の可能性に期待して入ったけど、やっぱり
こういう創り方をする人なんだなー。まあそのやり方で作品のクオリティーがもし保てるなら、認めざるおえないけど。三話以降は…。
三週間で見れるモノ創れ、口出すな、こうなったのは自分のせいじゃない。って言われてるようなもんだし。そんなんじゃ誰もついてかないと思うのは、自分が
ずれてるからなのかなー。元監督は無念だろうけど。挙句、対面上総監督に上げられて、封じ込まれた感じなんだろうし。
でもあのコンテは今の僕たちの力じゃ到底無理だしなー。劇場クラスを、テレビで短期間で、ルーキーまみれ少人数ではむりっす。
すみませんです。副監督が、現場監督まかされてたんだから、もう少し現実見つめて、スタッフ信頼して使いこなすしかないはずなんだけど、レベル
違いすぎて、使いたくなかったんだろうなー。確かに出来上がるものは納得させられるものだったし。かっちょ良かったもんな。
どれだけ時間かけても、あのひとカットに勝てる画面は創れないと思えるからなー。でも一人でどこまで出来るか、副監督は判ってないとまずそう。
作画監督、演出なら、そのやり方でもなんとか出来てたんだろうけど。みんな、あの人にてを入れられたら、もう描けない、しばらく鬱状態、みたいな
スパイラルに入っていったからなー。腕良い人たちのスタジオならもう少し判って貰える人がいて、副監督もずっとやり易かったのかもね。
あそこでは、かわいそうなレベルの差だったよね。自分もその状況で黙ってられるほどの、大人じゃないんで聞こえる声で文句言いまくったからなー。
まあ結果、今は辞めた他の人同様、自ら辞職を強要されるような状態に追い込まれたもんな。肩書きが上の役職の人間に逆らうと、アニメ業界でも
こうゆう目に遭うんだって事は、勉強になったな。でもなー、仕事するほどしっぺ返し食らうようなら、どう仕事進めさせる気なんだろう、あそこは。
他のサテライトのスタジオはあんな風じゃなかった感じだったしなー。まあお目付け役のプロデューサーが社長が兼任してて、くそ忙しくて
現場にも来れない、とかぬかして、何も把握してないのが全ての元凶なのかな。現場も見る気ないなら、そんなもの就かなきゃいいのに、何でも
自分が噛んでおきたいって思うワガママな人なのか、ただの馬鹿なのか。文句は言いに行ったけど、全部受け流すだけみたいな人な印象だったし、いくら下の者に
間口を広げて、会ってくれても、話しても意味ないんじゃ、そういう形だけを取っただけの、絵に描いたもち(?)じゃん。不適格者に
実力以上の権限与えて、それに犠牲になる人たちの人生を駄目にしていったツケはどうやって払うつもりなんだろ。
アニメなんて安い金でやるわけだし、作品体制でも返り討ちじゃあ、むごすぎるよなー。多少ならまだ判るけど、あのスタジオは桁が二つは違う感じの
ずれかただもんな。画面がそれを証明してしまうんだろうけど、なんとか見れる画面程度でとどめて、話だけでも通じる内容であって欲しいよな。
あきらかに拙いところを指摘して改善をはかっても、上は一向に聞いてくれなかった気分しか、残ってないからなー。
まあこちらの言ってる事が間違ってたら、画面はよい物であがってくれるわけだから、この作品のいちファンとしては、首と引き換えでも、その方が
ありがたいぐらいだもんな。普通に考えるなら12話までは、その状況が遺憾なく発揮されるんだろうな。そこまでに時間稼ぎして
後半にもち返せれば、っと新監督は言ってくれたけど。デスク自身が作品が始まる直前まで、アポもろくに取らずに人集めるための事をせず。作る直前に
手伝って欲しいって言っても、そんなもんスケジュール埋まってるに決まってるじゃん。そんな事繰り返すから、こんなに人手がないわけで、どうしようも
なくなる可能性もあるし。そんな簡単にハイレベルの作品をいい画面で創れるなら、大手が苦労して画面コントロールする方法を取るわけないんだし。
舐めてるよなー。まあ、内情を副監督自ら書いて出しちゃったんだから、どうせ防ぎきれない情報なら、こうして全部素っ裸にして、世間の目とやらに
さらされて、そうゆう舐めた作品づくりすると、世の中からどうゆう目にあうのか判った方がいいんだろうな。才能なくてもやることやって、せめて
一所懸命創ったなら、何かは残ると思うんだけど。消費者舐めてモノ創るって。やってることは、食品衛生管理なんて、ばれないんだから
一切気にしないって言ってる、食べ物屋さんみたいなもんだと思うけど。自分の感覚がずれてるんかなー。良いファンがいたら作品の質も
上がるんだろうから、今後のアニメ業界のためにも、つるし上げられて、改善されるための触媒の一つになれば、この作品がどこに行き着こうが、無駄では
なかったてことになると良いけど。手を加えられるうちに、早めに上を改善してもらって、また参加したいけど、望みは薄いかな。始まってからじゃ方向転換こそ
至難の業だろうからなー。まかり間違って、あの裏版とかぶちっぎて、脅威の深夜視聴率でも取ればDVDリテークのお許しでも出るとか(笑)、それこそ
無理だよな、何も進まなかったのに無駄にスタジオ維持費と人件費が、かさみまくってるんだろうからなー。よくその大金を
無駄に捨てるようなことしてて、恐怖を感じないよな。すごいよなー。後は正式にほされたらファンとして色々な方面から楽しみに見れるかな。無念。

…如何に現場が混乱していたか。と言うのが良く分かる。絵コンテが無ければ原画も描けません。動きたくても動けない。と言う事で。
全体的なスケジュールが停滞していたと言うのが良く分かる。一口に「サテライトのせいだ」と書いたところで詳細を書けば一般社員、要するに平社員は
悪くないだろう。と言う事で。1あるかないか。と言うのが「サテライト一般社員」の俺からの評価。頑張れ。月並みな言葉だが。少なくとも旨く動いてる
CGパートを見る限りではやはり「一般社員の仕事の良さ」と言うのが良く分かる。どうにもこうにも「会社を縦割りしてみたら歪になった」様な感触を受ける。
トップがアレで平社員が困る。私事ではあるが大昔のバイト先を思い出す様な悲惨さになっている様で。まぁ「会社は人の集まり」と言う事を改めて思う訳で。

こう言った「蜜月と停滞と放送までの期間の短さ」と言うのがキスダム終了の最大の原因。放送を7月に延期すれば…と言う意見も出てきただろうが
そうした場合「4月放送開始予定」とテレビ東京とは約束している訳だから。数億と言う違約金が発生する。さすがにそれは会社としてもきつい。と言う事で。

見切り発車でグダグダになった事でサテライトの「ブランド力」「信用力」は違約金以上の損失になった訳ですが。金で直接見える訳では無いので感じにくいが。

「制作進行スタッフ」 作画打ち合わせが行われた時点で、作画作業が本格的にスタートし、この後の制作の流れをスムーズに進行・管理する重要な役を担当して
いただきます。原画、動画、ペイント、背景、CGは社内の中だけで制作されているわけではありません。いくつかの制作スタジオに振り分けて作業されています。
そうした各制作スタジオとの様々なやりとりやそれぞれ担当する話数の回の作業スケジュールの調整を行う作業を主に担当してもらいます。
職種:制作進行 処遇:作品契約(正社員への登用有り) 報酬:当社規定による 業務地:東京都(阿佐ヶ谷)資格:高卒以上・18歳以上28歳位までの方
要普免・経験者歓迎・契約後すぐ業務開始可能な方 応募:電話連絡後、履歴書(写真付)・職務経歴書を同封のうえ下記宛先までご送付下さい。書類選考有り。

「原画スタッフ、動画検査スタッフ(東京本社)」 職種:原画スタッフ、動画検査スタッフ 処遇:契約 報酬:当社規定による(固定給あり)
業務地:東京都(阿佐ヶ谷) 資格:実務経験が有り、契約後すぐの業務開始可能の方。応募:下記、担当者までご連絡下さい。

「編集アシスタント(東京本社)」 職種:編集アシスタント 処遇:契約 報酬:当社規定による 業務地:東京都(阿佐ヶ谷)
資格:Avidを使える方(ただし熱意のある方なら未経験可) 応募:電話連絡後、履歴書(写真付)、職務経歴書、あれば個人作品をご送付下さい。
書類選考後面接致します。(個人作品は書類選考後もしくは面接後に返却いたします)

「CGスタッフ」 社内CGスタッフを若干名募集致します。良い映像を一緒に作る事ができる方、お待ちしております。
職種:CGデザイナー(モデリング、モーション、デザイン等、幅広く募集) 処遇:契約 報酬:当社規定による(実務経験者は応相談)
業務地:東京都(阿佐ヶ谷) 資格 ・3D StudioMAX使える方 ・AfterEffects、PhotoShop、Illustrator使える方 ・実務経験者優遇
応募:電話連絡後、履歴書(写真付)、職務経歴書、個人作品をご送付下さい。書類選考後、面接致します。(個人作品は書類選考後もしくは面接後に返却いたします)

サテライトで募集掛けてるセクションの内容。この辺りで阿佐ヶ谷で働いてる一般社員に関しては「月並みだが頑張れ」と言う言葉を書いておく。
これがサテライトに限らずアニメ制作会社の実情。本数がどんどんバブルの様に膨れ上がって間に合わなくなっている。アニメ制作会社同士での「グロス受け」
と言う事をやっていわば「相互扶助」の様な形を取っている事も割と常識。とにかく本数が多すぎる。今の半分程度の本数でいい。今の本数はバブル過ぎる。

現状「しばらくこの状態は続きます」と言う事で。サテライトは今「かみちゃまかりん」「キスダム」「アクエリオンOVA」と言う優先状態で。3本抱えてる。
優先順位は当然「テレビ>OVA」と言う事で。OVAは「放送スケジュール」に乗せなくていい分一応の予定は決まっているとは言えそれ程動かせない訳では無い。
3本抱えてると言う事で社員は本当にフル稼働しないと間に合わないな。月並みではあるが頑張れ一般社員。と言う話。一口に「サテライト」と言っても
具体的に「サテライトのどのポジションに居る人間なのか」を明確にしておかないと話が進まなくなる。優秀な原画マンでも絵コンテが無ければ描けません。

そう言う事。キスダムに関しては4話までは地獄の状態が続いて5話からやや持ち直し。12話から本格的に復調気配となって2クールやりますよ。
と言う現状のスケジュール。それでも前半の3話までを見て「もう見るのやめた!」と思う輩は相当に増えている事でしょう。会社の「ブランド」は傷ついたな。
社員の「プライド」は傷つける訳にも行かないが。たかだか従業員77名の会社で3本も同時に制作。もちろん孫請けに投げていたりもするんだが
会社の規模を考えれば如何に制作を引き受けすぎたか。と言うのが良く分かる。もちろん一般社員が決めている訳では無いのだが。こう言う内容を見る度に
思い出す言葉はノブレスオブリッジ。そう言う事で。ネタアニメとして見るんだったらいいんじゃいでしょうか。個人的には由乃が可愛くてハァハァなんですが。
名前の読みは「ゆの」な。アニオタのみんなからはすっかり「ゆのっち」って呼ばれてる事でお馴染みの。それひだまりスケッチじゃないですか(笑)
誰か由乃にゆのっちたちが通う学校の制服着せたイラストでも描いて下さい(笑)くらい好き〜。フィアンセだけど好き〜。でも3話でうわー!とか思った私。AA省略。

2007年04月18日(水)02時21分27秒