2007年05月27日(日)no more seek the stories

天皇皇后両陛下。そして皇族ご一家。それらを個人的には「日本のお父さんお母さん」と考えている。日本をひとつの家に例えた場合、天皇皇后両陛下は
その家のお父さんお母さん。この両親を嫌うのであればこの家から、つまりこの国から出て行け!と勘当されるのが当然。と言う話。出来の悪い両親だったら
幾分か事情も理解出来るんだろうがそんな話はどこにもない。嫌う理由が無い。国民の税金で養われているから不必要?お前随分と不勉強なんだなキチガイ。
そう言う訳でとまむさんとしては「好き好き好きー!」と言う程では無いが「嫌う理由は無い。結構好き」と言うのが俺の意見。盲目的に好き好き言うのは
逆に。かえって気持ち悪いと言う話。その辺りを理解していない阿呆が多すぎる最近の日本。どうにも無能教師がバカな事をやっている。俺に愛息が出来たら
ぜひとも日教組に染まっていない教師を選択させて頂きますが。…そんな純潔な学校なんてあるのかな?(笑)そう言う訳で以下のニュースリリース。

皇太子殿下は、本日5月27日(日)午後に、JRA東京競馬場に行啓され、JRA競馬博物館で開催されている特別展及び東京優駿(日本ダービー)競走を
御覧になられました。高橋政行理事長のコメント:本日、皇太子殿下におかれましては、初めてJRA東京競馬場に行啓いただき、私たち競馬関係者にとって、誠に
光栄なことであります。このような、晴れの舞台で開催された本年の日本ダービーは、わが国の競馬史上に永く残るものであります。

皇太子殿下を奉迎した中村均調教師、柴田善臣騎手のコメント。

中村均、日本調教師会会長:お会い出来て光栄です。お会い出来るだけでも光栄なのに、優しいお言葉までかけていただき、一生の思い出になりました。
柴田善臣、日本騎手クラブ会長:お目にかかれて大変光栄です。殿下の前でよい競馬が出来れば最高です。是非とも素晴らしい競馬をお見せしたいです。

安倍晋三内閣総理大臣は、本日5月27日(日)午後に、JRA東京競馬場に来場され、東京優駿(日本ダービー)競走の表彰式において、優勝馬主に対し
「内閣総理大臣賞」を授与されました。 高橋政行理事長のコメント:安倍晋三内閣総理大臣から、優勝馬主に対し「内閣総理大臣賞」を直接授与いただき
私たちを含め競馬関係者の喜びはひとしおであります。

安倍晋三内閣総理大臣の談話:東京競馬場の美しさ(エントランスが美術館のようで)には本当に驚きました。競馬はテレビでしか
見たことがないのですが、ライブで見ると迫力があって気分が高揚しました。馬券は、家内がウオッカを単勝で買っており、私も家内に倣って複勝で買いました。
『競馬は人生の縮図であり、これほど内容の詰まった小説は他に、ない。』というヘミングウェイの言葉があるそうですが、最後まで頑張ったものが勝つのだと
思いました。表彰式で、勝った四位騎手には、素晴らしいレースをありがとう、と声を掛けました。イギリスのチャーチルが『一国の宰相になるより、ダービーの
オーナーになるほうが難しい。』と言っていますが、まさに関係者の皆様の努力が報われたことを称えたいと思います。馬には子供の頃、遊園地で子馬に乗ったことが
ある程度です。サラブレッドは、色・つや・形がとても素晴らしく、美しさに感動しました。(現役の総理大臣としては)私の祖父である岸信介・小泉元首相に次ぐ
3人目の来場でしたが、歴史的なダービーをライブで見ることが出来て感激しました。機会があったら、また競馬場に足を運びたいと思います。(ここまで)

皇族が。そして内閣総理大臣が同時に日本ダービーを観戦した。と言う事に対しては意義深い事がある。それ以上に意義深いのは、こうした「日本」と言う
国にとっての重要人物。1人だけでも重要過ぎる程のVIPであるのに対してその様なクラスの御方を「同時に2人も」東京競馬場に来場頂いた。と言う事で
当然「厳戒体制も通常の2倍」「警備に該った方々の責任も通常の2倍」と言う事が言える。例えば株式会社の場合、社長と会長は同じ飛行機には乗らない。
と言う事が徹底されている会社もある。万が一、の確率ではあるが航空機が墜落した場合社長、会長の両名が同じ飛行機に乗っていて、なおかつ両名とも
死亡してしまった場合、会社の運営が成り立たなくなると言う可能性が高くなってしまう訳で。通常こう言った「リスク回避」の行動を取る事が自然。

それにも関わらず、こうして「同じ場所(厳密に書けば当然観覧場所は違うと思われますが)での競馬観戦を実行出来たそれだけの日本の警備の警備力」には
感服せずには居られない、と言った内容が伺える。と言う事で。これが「1番の大きな出来事」と言う話。VIPの人間を2名も招き入れて無事にお返しする。
これを「達成した」と言う事が1番の大きな出来事。改めてこの日東京競馬場で警戒に該った警備の方々に「お疲れさまでした」の一言を送りたい。

VIP2名を同じ場所に招待して、そして何事もなく無事に日本ダービーが終了した。これが「1番の大きな出来事」と私は捉えている。警備の皆様お疲れさまでした。
そしてその様な歴史的な日にウオッカが優勝を果たして「64年ぶり」となる「牝馬の日本ダービー制覇」と言う事をなし遂げた。これはそれ程「女だから」
と言う風には感じない。女だろうと男だろうと強い馬は強いと言うだけ。レースも、最終的には3番人気に支持されていた訳で決して人気薄では無い。
「最初からある程度高い支持を受けていた馬が優勝した」だけの事。牝馬だから!と言う理由を特にエポックメイキングにする事はない。俺が驚いたのは別の理由。

それは「ウオッカはマイラーでは無いのか?」と言う方。マイルで強い競馬をすると「マイル以外では脆いのでは?」と考えた。マイルがベスト。
1マイルはおよそ1600メートル。今回の日本ダービーは2400メートル。この「距離延長」でどう戦う?と言うのが俺の争点。その結果印をつけなかった。
「ウオッカはおそらくマイラーであって今回の2400メートルでは最後には息が持たなくなるのでは?」と言う風に。結果杞憂でございましたが。
いやはや、ここまで強いとは誰が想像していた事か。これでますます「前回の敗因」が分からなくなってしまう。前回の敗因はなんだったの?と言う事で。
ちょっとだけ「ウオッカに騙された!うはこの悪女!(笑)」なんて思ってみたりする。マイラーではなく「クラシックディスタンスもこなしました」と言う結果。

まさに「恐れ入りました!」の世界。今年の3歳牝馬は強い!だの今年の3歳牡馬は何をやってるんだ!とか言われているがそう言う「世代間の比較」には
正直言って興味が無い。ウオッカが強かった。ただそれだけの話。男も女も世代も関係ない。強い馬が強かった。ただそれだけの事。あまり世代の事を言うのは
俺の頭の中には無い。ウオッカはマイラーではありませんでした!と言う事で。この距離をこなせたと言う事でこれからの夢も膨らむがまずはしっかりと休息を。
負けた馬も故障でもしなければダービーで引退、と言う事も無いだろう。この「次のレース」で頑張っていただきたいと思うだけ。今回は本当に歴史的な1日と
後世の歴史家は語るだろうな。牝馬が優勝し、皇太子殿下と総理大臣が同時に観戦に訪れた。日本と言う国の底力を見せた1日であった様に思う。大儀であった。

2007年05月27日(日)20時08分13秒