2007年05月31日(木)アホの巣窟

[ テレビ東京:放送エリアを拡大 系列9局に ] テレビ東京の菅谷定彦社長は31日の会見で、テレビ放送の完全デジタル化に合わせ、3県に系列放送局を
新設するなどして受信エリア拡大を計画していることを明らかにした。系列局を現在の6局から9局に増やすとともに、現在系列局であるテレビ大阪の送信アンテナを
兵庫県と京都府で受信できるようにするもので、既に総務省と協議に入っているという。実現すれば、同局系の放送区域は18都道府県に拡大する。
菅谷社長によると、放送局を新設するのは宮城、静岡、広島の3県。1局当たりの開設には30億〜50億円が必要という。資金や場所を確保したうえで放送免許を
申請する。民放の新局開設は99年のとちぎテレビ以来で、同局の場合、97年3月に免許申請し2年後に開局した。今後は、地元経済界や他系列の地元局から
同意が得られるかどうかが焦点となる。また、近畿各地に電波の届く範囲が広がるため、テレ東の一部番組を購入して放送している滋賀、奈良県などの地元局との
調整も必要となる。菅谷社長は「11年がネットワーク拡大の最後のチャンス。ライバル局は反対するだろうが説得し、総務省と相談しながら進めていく」と語った。

…菅谷社長ってバカ?ねぇこれ本気で言ってんの?本気で言ってんだとしたら正直バカ過ぎて手に負えませんが。以上。どこから突っ込みを入れるべきか。

テレビ東京(もしくは日経グループと書いた方がいいか)には「BS-Japan」があるじゃないか。正直これを使わない手はないんだが。まぁ制約は多いが。
制約に関してはまぁ法改正で十分。デジタル放送には地上波に限らずBSとCSもある。今売られているテレビのチューナーは「3波共用チューナー」が
当たり前になっている訳で。デジタル放送の普及=BSデジタルも普及、と言う形になる。放送局を新設する金があるんだったら番組製作費用に充てなさい。
広告代理店が持っていく?テレビ局とプロダクションとの直接契約で十分。過去に「西部警察」がそれをやった事がある。前例はある。一応書いておくか。

法改正で全国に向けての番組はBS-Japanでも同時に放送を行い殆ど「衛星テレビ東京」の様な形で番組をラインナップ。一部の番組は「地上波よりも早く放送!」
「地上波よりも長く放送!」と題して番組編成を魅力的なものにしてゴー。と言う様な事にでもすればそれで全国をカバーできる訳ですが。こう言う方法がある。

無駄に新しく作る金があるなら番組の方に金を使いなさいと。正直金の使い方を間違えているとしか言い様がない。他局と比較して「テレビ東京系列の番組=チープ」
と言うのが現状なんだから。テロップが安っぽい。ウイニング競馬のテロップをスーパー競馬、もしくは関西テレビドリーム競馬との比較をすればそれで十分。
テレビ東京はテロップが安っぽいんだから金を使って高級感を出しなさいと。そう言う方面にこそ金を使えよバカ社長。これ俺が大株主だったら社長の更迭を求めるわ。

他にも書いておくか。テレビ局の新設と言う事は当然電波を出力しなければいけない訳で。例えば宮城県に作るとしたら「仙台 35ch」みたいな形で本局と送信所。
何ヶ所かから電波を射出しなければいけない訳で。そうなった場合「周波数によっては近隣と混信を起こす恐れがある」と言う事で。電波がますます不安定になる。
具体的な例でも書いておくか。具体的には「榛名山からの蛆テレビは42chでテレビ神奈川の本局と同じで一部混信が発生する」と言う形。
アナログとデジタルで同一周波数においての混信が目立つ。でもそれって2011年までに廃止されるんじゃあ…とか言われたら「本当に終わると思ってんのか?」
この一言だけで十分か。まず「未来は誰にも分からない」と言う事。それと「カーナビや病院での入院先でのベッドなどのテレビはどうなる?」と言う事。
それと「アナログではギリギリ受信できていた電波がデジタル放送になったらアウト、になるぐらいの電波強度」に関してははてさて一体どうなる事やら。

とちぎテレビの現状。負け組確定の通夜状態になっているテレビ局を見れば如何に「テレビ局新設!」が夢の無い話なのかと言うのが良く分かる。

2007年05月31日(木)21時00分45秒