2007年06月26日(火)HD放送にて流れるメグメル

[ 本田雅一のAVTrends:液晶テレビ倍速化、その効果のほどは? ] 地上デジタル放送ではMPEG起因のボケも多い さて、もうひとつの視点。
それは、そもそも動きボケばかりに注目していていいのか? という疑問だ。液晶テレビの画質を決める要素は他にもたくさんある。色味やコントラストは
もちろん、階調の自然さなどなど、動きボケ以外の画質要素が重要ではなくなったわけではない。むしろ、地上デジタル放送だけを考えると、あまり動きボケばかりに
気をとられても……と思う。ご存じのように地上デジタル放送はBSデジタル放送に比べ、大幅にビットレートが低い。映像ビットレートは15Mbpsあるいはそれ以下。
横1,440ピクセルしかないとはいえ、固定ビットレートで1080iの放送を高画質に行なうのは難しい。そして実際に送られている絵を1枚づつコマ送りで見ると、動いている
被写体や背景には、ほとんど解像感がない。原理的に動きが多いとビットに余裕がなくなるため、細かなディテールを表現できるだけの情報量を入れられないからだ。
スポーツ放送(放送頻度は低いが、マラソン放送などで顕著。サッカー中継も厳しい)をストップモーションにしたり、コマ送りにすると、とろけてしまい、どこにも
ディテールがないことがわかるだろう。もちろん、動きボケが大きいと、ソース自身の解像力の低さに加えて、さらにボケるのだが、地上デジタル放送ぐらい
溶け方が大きいと、倍速技術にどこまでこだわる必要があるのか疑問に感じてくる。地上デジタルでも、動きの少ないシーンになれば解像感がグッと増してくるが
当然、その場合には液晶テレビ自身の解像力も上がる。今後、BDやHD DVDなど、質の高いソースが主流になってくれば話は変わってくるが、これらも
24フレームの映画が中心なので、倍速化による動きボケ緩和効果が必要なソースはそれほど多くはないはずだ。このような理由から、“現時点では”、液晶パネルの
倍速化技術に関しては、個人的にあまり重要視していない。むしろソニーのモーションフローのように、24コマの映画を、同じ絵を5回表示することで24コマ再生して
本来の動きを再現する方が効果的だ。しかし、どんどん技術は進歩していくので、“これからは”ということであれば、もしかすると、今年の夏や秋に登場してくる
テレビの中には、特に優れた倍速化機能を持つ製品も出てくるかもしれない。今年春のモデルでも、ビクターや松下の春モデルなど、よくこなれているものもある。
しかし、現時点ではあまり過度の期待はしない方が良く、少なくとも倍速モードの有無で液晶テレビの優劣を付けられる段階ではない、といのが実感だ。

って言うかスポーツ中継云々で言えば1番「最悪」だと分かるソースは競馬だろ。と言う事をしっかりと書いておきますか。だからこそとまむさんはある意味
「テレビ買うんやったら競馬で映像を確認しろ!」としか言い様がない。HDで中継しているのは今の中央競馬の開催箇所だったら北海道文化放送と関西テレビ。
土曜日だったらテレビ東京(BS-Japanもサイマル放送で放送中)と言う事でやっているが。地上デジタルで競馬中継なんて見ないけど。いや俺BSデジタルで見てるから。

理由は2つ。「エンコードに伴う遅延はBSデジタルの方が時間が短くて済む(BSデジタルと地上デジタルで同じ映像ソースをテレビ2台使って同時に流せば分かる)」
「レートは総じてBSデジタルの方が高いから(BSフジみたいなレートの低い局もあるけどな。BS-Japanが今の所は神な状態になっているレートの高さ)」
これが理由。って言うかテレビ東京のウイニング競馬は午後2時30分からなのにBS-Japanのウイニング競馬は午後3時からの放送になっているけどな!

まぁ「そんな液晶の倍速駆動なんて殆ど効果なし」って言う事は前々から知ってたから何を今更?って言う風にしか思えないんだけど。まぁいいや。

[ 本田雅一のAVTrends:専用プレーヤーを超える「PS3」アプコンの秘密 ] さて、実際のアップコンバート品質に関しては、すでに100万台が出荷されているPS3なので
近くにユーザーがいれば、どこでも効果は確認できるはずだ。だが、アップコンバートのフィルタ処理を最適化するには、ある程度、元となる映像ソースの特徴を
想定しておく必要があるので、すべての映像に対して 100%すばらしい映像が出るわけではない。今回のフィルタに関しては、どうやら最近の比較的、高精細な
DVDソフトに合わせて作り込んでいるように、個人的には感じている。つまり、元からS/Nが悪く精細度も低いソースをアップコンバートしても、メリットは少ない。
このあたりは、アニメソースなどでは振る舞いが異なる可能性もあるので、気になるならばどこかで再生を試してみるというのがいいだろう。
アニメファンではないので、確認できるソースを所有していないのだが、SCEの開発チームでは「Air」のBD版(SDからのアップコンバート)とDVD版を見比べて
同レベルと言ってもらえるように」と、Airのアップコンバート評価を担当する専任者を開発チームに設けアニメのアップコンバート品質に対して
特に配慮したという。PS3のユーザー層に合わせて開発のターゲットを絞り込んだのだろうが、線画に色をベタ塗りするあるいはグラデーションで埋める
日本のアニメは、アップコンバートがやりにくいソースでもある。そのアニメがキレイに見えるよう作り込んだことが、良い結果をもたらしたのかもしれない。

京都アニメーションの話が出て来ないよな。まぁいいや。京都アニメーションの作品は涼宮ハルヒまでがSD制作。以降はHD制作。それなのでKanonとか
らき☆すたとかその辺はHD制作と言う事で。放送はSDにダウンコンバートしての放送だけどな。そりゃ「タダで見せてやってんだし」と言う訳で。
もうバリバリのHD制作環境なんで。京都アニメーションは。そう言う訳で「アニメ版CLANNAD」にも期待を織り込めてみたりするアニオタのとまむさんですよ。

って言うかアイドルマスターな。いやとまむさん書いてなかったけどゲーム版のアイマスを見て「あーもうみんな可愛いしよく動くなぁーこの野郎ー!」
とか思って「そりゃ×箱の中でも売れるわなこのソフト」なんて事を思ってまぁー×箱のキラーソフトは間違いなくこれだよなー。とか言う事で。
だからこそアニメになって名前だけ同じだけど全然違う設定じゃねぇかこのキャラ!ってな事で「アイマスのキャラが凌辱された」と言うゲームファンの気持ちも
すんげぇよく分かるんだわこれがまた。いやあずさとか千早とかはゲーム版のアイマスの方が可愛いだろこれ!とか言う事で力説しちゃうわそんな俺。
まぁそれでもあえて「ゲームとアニメは別物として考えなさい!」と言ってる訳だが。そうでもしないととまむさん精神崩壊を起こしてしまうわ(笑)

2007年06月26日(火)21時44分06秒