2007年08月02日(木)スペシャルマスター

中央競馬のリーディングジョッキー争い。7月終了の時点で1位は岩田康誠の99勝。2位は武豊の85勝。3位は安藤勝己の81勝。上位3人の勝利数は以上。
4位は田中勝春の73勝。5位は横山典弘の70勝と言う事で上位5人までを含めればこの様な勝利数になっております。1位と2位の差は14勝。
大分詰まってきたな。と言うのが俺の感想。この後8月から12月まで残っている。怪我でもして長期離脱と言う事にならなければ年末まで楽しめそうな争いだな。
その差14勝。メイショウサムソンを強奪して凱旋門賞!と言う予定もあるから武豊が今年日本を離れて騎乗する為に中央競馬では乗れない週も出てくる。
その「武豊日本不在」の時にどうなるか。と言うのも含めてリーディング争いが楽しみになってくる様な話な訳で。

2007年5月16日の春歌18歳の日記の中でとまむさんに向けての私信内容が「とまむさんが『武豊−近藤利一ラインではなくて武豊−松田博調教師ラインの崩壊』
と指摘しターザン山本氏の記事を批判していましたが、それでもなおワタクシは敢えて武豊の危機的状況は変わらないと見ています。ワタクシが注目しているのは
今季の武豊の成績そのもの。もう既にトップの岩田騎手から26勝も離されています」…と言う内容がとまむさんに向けて発信された。その内容を受けて書いた日記。

2007年05月19日(土)下衆の勘繰り

…なるほどねぇ。とまむさんはもう「武豊不調の原因」を「大体掴んでる」と言う事で。その理由は大きく分けて2つ。と下衆は勘繰っている訳だが。
ひとつは「競馬ブック小原のエージェント力が強くなって武豊のエージェントの力が弱くなってると言う事」で。現代競馬はエージェントの存在がもはや不可欠。
とにかく「移籍してきた岩田、実力を伸ばしてきた川田」と言う存在が大きいかと。この2人が中央競馬のジョッキーとなったのは「つい最近」の話。
「つい最近」になって「本当の驚異がやってきたー!」と言う事で。営業って凄いね。そう思うだけ。アンカツに関してもエージェントの力が大きい。

オークスではダイワスカーレットに騎乗予定。と言う事で本当は日曜日の東京の騎乗の数を絞ってた。ところがどっこい突然の回避!と言う事で
「そんじゃ騎乗数増やしますか」となった訳で。…エージェントが集めてきた馬。4時間で4頭。4時間で4頭も騎乗依頼が増えました。何このエージェント力。
凄いねぇ。と言うだけしか無い。この辺の「エージェントの力が武豊は相対的に弱くなってきた」と言うのが理由のひとつ。今までだったら調教師がキレたとしても
なんか「エージェントが間に入って『まぁまぁ、穏便に行きましょうよ穏便に』なんて入って結局元の鞘」なんて事もあったんだろうなぁと思う訳で。

もう1つの理由は「追えなくなってきた」と言う話。実力が落ちた?のではなく「持病の腰痛が実は悪化してるのでは?」と言う話。元々腰痛気味だったから。
それがひどくなったんじゃないかな?と勘繰っている。考えてみればデビューして20年とかそれくらいか。さすがに体のあちこちにガタが来始めてもおかしくない。
騎手の今の一般的な乗り方は「モンキー乗り」と言う乗り方なんだが見よう見まねでいいからやってみて?結構「腰に来るぅ!」と言う様な乗り方だから。
腰。それから首。この辺が騎手の職業病と言う事で。どうも「腰だとかのせいで上手く追えなくなった」様な感じに見える。武豊と同年代の松永幹夫。
引退した理由としては「調教師として山本の後を継ぐ」と言うのもあったんだが体を痛めて馬を追えなくなってきた、と言うものあった訳で。同年代と言う事を
考えてみると「あるかもな」と言う事になる。中央競馬だけではなく「地方競馬」「海外競馬」「移動に次ぐ移動」と言う事で。そろそろ体が悲鳴を挙げる。

武豊が面白いのは「騎乗依頼があれば何処へでも行きます」と明言してる事。地方競馬にも積極的に遠征して高知競馬でハルウララに乗った事は記憶に新しい話。
ちょっと「武豊の年間スケジュール」と言うのが見てみたい気がするが。年間移動距離。航空会社のマイルがどれだけ貯まってるんだろう?と思うわ俺。
「騎乗」と「移動」で相当体に悲鳴が来てると言う事で。特別戦や重賞に関しては今年は混戦が多いと言う事で「混戦の中で押し出された1番人気」が多い。

ディープインパクトの様な「圧倒的1番人気」とは性質が違う1番人気。と言う事で。勝率に関してはアンカツが「ほんとに勝てる馬だけに乗ってる」性質が強い。
なので「追い風参考記録」程度。岩田に関しては「1日8鞍制限」があった地方競馬時代とは違って「障害を除けば1日11レース全部乗れる」事が嬉しくて。
なんかもう「どんどん乗ってどんどん勝ってる」と言う形。と言う事で「武豊に関しては今後巻き返すんだろうなぁ」と言う風に思っている。理由?
「武豊は夏の小倉開催が大好き」と言う事で。ここで「弾みをつけるんじゃないかなぁ」と見ている訳だが。夏の小倉開催が「終わった」時点でどうなるか。楽しみだな。

…と書いてきた。5月中旬の時点で26勝差。7月末の時点で14勝差。大分差が詰まってきたな。とまむさんが書いた「武豊は夏の小倉開催が大好き」
ここで「弾みをつけるんじゃないかなぁ」この2つ。と言う事を書いてきた訳だが「実際の所はどうなの?」と言う事でちょいとデータを調べてみたり。

7月14日:小倉での騎乗予定も台風で開催中止 7月15日:新潟で騎乗して0勝 7月16日:小倉で14日の代替開催で6勝
7月21日:小倉で騎乗して4勝 7月22日:小倉で騎乗して3勝 7月28日:小倉で騎乗して5勝 7月29日:小倉で騎乗して2勝

合計20勝。これが「夏の小倉開催が始まってからの武豊の勝利数」と言う事で。夏の小倉開催は9月2日まで土日開催と言う事で後10回程度か。
1日2勝するとしてもう20勝。1日3勝するとしてもう30勝が追加される。この後はアクシデントが無ければ夏の小倉開催が終わった頃には岩田との差が
2桁を切って来るのではないのか?と思ってみたりもする。例えば9勝差とか。それくらいの数字になってくるのでは?と思っている。まぁたった一言「俺の書いた通り」
とだけ書けばそれで終了する様な展開だな。書いてきた事がはい正解でした!ってな訳でこれでとまむさんの言ってる事にはブレが無いと言う事で分かって頂けたかと。

2007年08月02日(木)15時46分41秒