今日のホッカイドウ競馬の重賞は3歳限定競争の王冠賞だった。北海優駿を勝ったブルータブーが断然の1番人気。ダート2100メートルの長丁場。馬場状態は不良。
そんな中で牡馬10頭、牝馬2頭を含む12頭の出走馬たちがゲートへと入って態勢完了…スタートしました!となってさぁ戦いの火蓋が切って落とされた…???
実況とまむ:おーっと各馬4コーナーの付近から直線に掛けてジョッキーが馬を止めています全ての馬が止まろうとしております全ての馬が止まりました!
と言う事態になった。これはすぐに「カンパイだな」と言う事に気がついたが。カンパイって何?とか言われたら「発走の際に不手際があった」為に
これは「正規の発走としては認められません」と言う事になって「発走のやり直し」と言う事になります。と言う事で。例えばゲートが壊れて1頭分だけ
ゲートが開かなかった。あるいはゲートが自動で開く前に1頭の馬がゲートに突進して自分からゲートを「こじ開けて」スタートしてしまった。等々。
今回は…12番の大外枠のラードロアームをゲートの中に誘導していた係員がゲートから離れ終わる前にゲートが開いた!と言う様に見えた。危ないなぁ。
ゲートを開けるタイミングが早すぎた。と言うのが原因だと思っているが。何故こうなるのか。答えとしては「スターターは内枠の方が良く見える位置に居る」
それは逆に言えば「外枠になればなるほど見えにくくなる」と言う事で。ゲートを開けるのはスターターの役目です。スターターがスタート台のレバーを引くと
ゲートがガッシャン!と開く仕組みなのです。その辺りの連携プレーが上手く行かなかった。と言う風にとまむさんとしては思っている訳ですが。
そして全ての馬を止めてコースを逆に引き返して行ってしばらくは馬を落ち着かせるために時間を取っておよそ10分とかしばらくはゆっくりと
馬をぐるぐると輪乗りの状態にして落ち着かせて2回目のファンファーレで再び発走態勢に入りました12頭。…これは荒れる雰囲気がしてきたぞ。
荒れる雰囲気はしてきたけれどもこの場合馬券の発売は既に締め切られているから追加購入なんて出来ません…となって2回目のスタート今度は正常!
正常なスタートを切って先手を奪ったのは1番人気のブルータブー。2100メートルと長丁場。スタミナは持つのか?と思いつつも今日の旭川は不良馬場。
これは前へとスイスイ行ってしまうのではないのか!?と思ったとまむさんの予想が的中しましてそのままスイスイと2100メートルを逃げきりました!
最後は抑える余裕もありました!と言う事で。これは大本命に推された馬が1着になりましたな。しかし2着は最後追い込んできたドクターアサシンは人気薄。
最終オッズでは単勝9番人気の100倍ちょっと超えていた馬。1回目の発走でやや出遅れ気味になって後ろからの追走だった訳で「結果的に体力温存になった」
とか言われていたんだが。まぁそれは殆ど関係ないんだけど。1着は大本命でも2着が穴馬で配当としては結構つきました!と言う事になりました。そんな今日の重賞。
残念だったのはホッカイドウ競馬側がファンに向けてきちんとした説明を行わなかった事についてそれが残念だったなぁと言う事で。スタートして故障した訳でもないのに
馬が止まる。なんて言うのは普通に考えて「えーっ!?」と言う様な事態だからな。「何故止めたのか」「止めた原因はなんなのか」「この後どうなるのか」
その3点をセットにしてすぐさま放送を行ってファンに説明する義務があっただけにその義務を果たす事が出来ていなかったのが残念だったなと言う事で。
そんな汚点はついてしまったけれどもブルータブーの強さに関しては文句はない。2100メートルを自分のペースで逃げて最後は抑えて2馬身差。
前回のジャパンダートダービーは7着に破れはしたものの南関東、もしくは中央競馬。そのどちらの所属でもない馬の中では1番速かった。
慣れない大井コースであそこまで走れるんだから。これは強いぞ?と思っていた。今回はその強さを発揮した形だったな。カンパイがあってもなくてもこの馬
負けるとは…正直思えないなぁと言う事で。多少なりともカンパイがレースに与えた影響はあったと思うが「アクシデントがあっても勝つ」と言うのがある種
「強い馬」には必要なんだろうなぁ、と言う事を改めて思いましたとさ。今日は関係者各位にはおめでとうの言葉を伝えつつ。是非また秋には大きな所に
挑戦してきて欲しいと思う訳で。ダービーグランプリなんてどうですか?と思う俺。その前にまずは休養を取ってくださいと思うだけ。3歳馬。これからなんだから。