[ 国を憂い、われとわが身を甘やかすの記:公明党の参院選広報戦術と産経の立場 ] きょうはちょっと気軽に、いや本当に気軽というわけでもありませんが、実に
久しぶりに公明党関連のエントリをお届けしようと思います。もともとこのブログでは、政権内にあって安倍首相の「ブレーキ役」を自任している不思議な政党について
たびたび取り上げてきたのですが、ここしばらくその余裕がありませんでした。というか、私の中で優先順位が低くなっていました。でも、参院選も終わったことだし
気分を替えたいし。それで何を書くかというと、公明党が今回の参院選で、埼玉県でとった広報戦術の一環についてです。ごくごく、ささやかな内容です。
平凡で取るに足らない日常的な選挙風景の一こまであります。そしてその中に、なんとなく、弊紙が置かれている立場が垣間見えるような、そんな気が
しないわけでもないような感じがそこはかとなく漂う雰囲気も感じるきょうこのごろです。
【ビラ作戦】 私が某所で入手したどうでもいい選挙計画資料によると、公明党は埼玉県選挙区で、30万枚まで活用可能な法定選挙ビラについて、2万枚程度を
事務所分として残し、あとは全てを新聞折り込みとすることにしました。配布地域に関しては、候補者本人の露出が少なくなる郡部や県西部地域としました。
また、その際にはなぜか衆院小選挙区の○×区(秩父、本庄、深谷)は対象外とし、街頭では比例区マニフェストか確認団体ビラを配ることにしました。
で、この折り込み作戦の決行日は7月17日としました。折り込みの対象となった新聞は「読売のみ」。資料には、「部数 読売107、朝日62、毎日28」とありました。
部数で決めたということでしょうか。「産経」は資料の参考部数からも対象外とされてしまったようです。折り込み配布地域については、「下記の読売購読全世帯
(一部除く)」ということでした。下記とは、川越市、毛呂山町、松伏町、熊谷市、所沢市、行田市、三芳町など計28市町で、折り込みの合計枚数は28万余枚でした。
【新聞広告】 これも掲載新聞を選別しています。選ばれたのは、前回の選挙時と同じ読売、朝日、埼玉新聞でした。ただし、朝日に対しては、ビラの
新聞折り込みをやらない分、広告掲載スペースを大きくするという措置を取ることにし、配慮しています。掲載方法は、読売は2段広告を2回、朝日は2段広告と
5段広告を1回ずつ、埼玉新聞は2段4分の1広告と題字横広告を1回ずつと計画しています。ここでも「産経」には言及がありません(毎日にもありませんが)
…これはあくまで計画資料なので、その通りに実施されたかどうかは分かりません。しかしまあ、選挙ってやっぱり大変ですね。そして、新聞社や販売店にとっては
広告や折り込み収入が得られるかどうか、という営業チャンスでもあるようです。これは埼玉県での話ですが、当然、全国版の広告もありますし。ちなみに、弊紙は
今回の選挙で、小沢不動産問題などを追及したせいか、民主党から広告を出稿してもらえませんでした。私は営業担当ではないのでよく分かりませんが、他紙は
稼いだことだろうなあと、いつものようにボーっとしながらうつらうつらと、来し方行く末について思いを馳せたり馳せなかったりでした。ともあれ、公明党も
今回の選挙では負けました。もともと、自民党が公明党と連立を組んだのは、参院で過半数を確保するためだったのですから、参院で与党が過半数割れした今、実は
何のための連立かよく分からない部分が出てきました。一部では、公明党の支持母体のトップが小沢と会ったのではないかという噂も流れました。これは今のところ
「間違った情報ではないか」という見方が強いようですが、もし本当だったとすると、政界再編含みの動きかもしれません。まあ、この話の真偽はどうであれ政界が
これから流動化していくことは十分、ありえます。どうでもいいレベルの話で締めくくってすいませんが、今年は夏休みがとれそうにありません。(2007/08/02 18:18)
ぶっちゃけ新聞もチラシも全く見ないからとまむさんにはワカリマセーン!(大爆笑)って言うか「無駄な事してんなぁ」と一言だけ書いて終了する(笑)