2007年08月06日(月)いずれまた会う時まで

[ 広島 62回目の原爆忌 4万人が犠牲者の冥福祈る ] 被爆地、広島は6日、62回目の原爆忌を迎えた。爆心地に近い平和記念公園(広島市中区)では
「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれ、就任後初めて参列した安倍晋三首相ら約4万人が犠牲者の冥福(めいふく)を祈った。
秋葉忠利市長は平和宣言で、核拡散が加速する現状を指摘したうえで、「21世紀は市民の力で問題を解決できる時代。人類の叡智(えいち)をもとに、市民の声で
国際政治を動かそうとしている」と、世界各国の都市と連係して核兵器廃絶に向け積極的に行動する姿勢をアピールした。式典では午前8時、秋葉市長と遺族代表2人が
この1年間に死亡が確認された被爆者5221人分の死没者名簿を原爆慰霊碑に奉納し、広島の原爆死没者名簿は25万3008人となった。
続いて、被爆者代表や安倍首相、遺族代表らが献花したあと、原爆投下時刻の午前8時15分に「平和の鐘」を打ち鳴らし、参列者全員が1分間の黙祷をささげた。
この後、秋葉市長が「平和宣言」を朗読。核拡散が加速している国際情勢に対して、「時代に遅れた少数の指導者たちが力の支配を奉ずる20世紀前半の
世界観にしがみつき、被爆の実相や被爆者のメッセージに背を向けている」と厳しく批判した。その一方で、世界1698都市が加盟する平和市長会議が
2020年までの核兵器廃絶を目指して積極的に活動していることを踏まえ、「市民とともに歩み、悲しみや痛みを共有してきた都市が立ち上がり、人類の
叡智をもとに、市民の声で国際政治を動かそうとしている」と訴えた。また、久間章生前防衛相が原爆投下を「しょうがない」とした発言などを受け、政府に対しては
「被爆の実相と被爆者の哲学を学び、それを世界に広める責任がある」として、核兵器廃絶のための誠実な努力を求めるとともに、憲法の順守や被爆者の実態に即した
援護策の充実を要請した。安倍首相はあいさつのなかで「今後とも、憲法の規定を順守し、国際平和を誠実に希求し、非核三原則を堅持していく」と、改めて誓うとともに
「国際社会の先頭に立ち、核兵器廃絶と恒久平和実現に向け全力で取り組む」と述べた。式典には、核保有国のロシアをはじめ、イラクやイラン、スイスなど
過去最多の42カ国の大使らが参列したほか、今年4月の統一地方選で初当選を果たした長崎市の田上富久市長も参列した。広島市によると、広島、長崎両市での
被爆者(今年3月末現在)は25万1834人で前年より7722人減少。平均年齢も74.6歳と0.7歳高齢化した。また、昭和56年以降、47都道府県に
1人ずつの参列を呼びかけている遺族代表は過去最少の39人となり、被爆体験の風化が一層進んでいる。(2007/08/06 09:49 産経新聞)

今年もこの季節がやってきたのか。と改めて思う。広島の原爆云々と言う内情に関して言えば原爆資料館に関しての不正疑惑など数々の巣窟と化している。
そう言った現状を憂いてしまう。被害者の方々に今一番の侮辱行為を働いているのは実は広島市「そのもの」だと言う話題もある。この辺り、さすがに62回目
つまり62年を迎えるに当たって様々な軋轢が各地で生じてきていると言う事か。まずは広島市が自らの脚元を点検しての潔白を証明して欲しいと強く思う。

原爆の被害に合われた方々には毎年毎年、変わらない言葉ではあるが「残念無念」と言う事で冥福と。そして魂の鎮魂を今はただただ願い続けるだけ。

2007年08月06日(月)11時06分02秒