そう言えばとまむさんが自分の目で実際の「KURO」を見た時の感想、と言うのを書いてなかったな。最近は書きたいネタが多すぎて後回しにもなっている現状なんで。
そう言う訳で見てきた。結構前に。そして今日も見てきた。また見たいから。こう言う風に書けばとまむさんがKUROに対してどう評価しているかと言うのが分かる。
家電量販店で見てきた時間帯は丁度「秋田わか杉国体」の女子水泳が行われていた所。決勝戦だったか。女の子が薄い水着姿で泳ぐと言う内容のソース。
んー。デジタル放送にありがちなブロックノイズがそんなに目立たない。他者のテレビだったら盛大に崩れて、まるで「キャベツの作画か!」と言うぐらい崩れる。
それが「なんとか見られるレベルにまで持ちこたえている」と言うのが分かる。水泳の水しぶき、あるいは水で揺れるコースを区分するブイの揺れ動き等々。
そして驚いたのは女の子の肌のしっとり感が再現されている。きちんと。美味しそうと言うと違うな。筋肉が揺れてぷるぷるしてる感覚が肉眼で見た時と違和感ない。
筋肉が固くない。柔らかく見える。そう言う意味でのしっとり感が再現されていて驚いた。ジャギもあんまり出て来ない。そして暗部のコントラストも抜群。
紫色に近い競泳水着でもコントラストがよく分かる。何だかんだ言って「うはパイオニアすげぇ!」と言うのが俺の感想。もちろん不満もあるけどな。微々たる事で。
「値段が高すぎ。42型で398000円は高すぎる。理想はこの半額…無理か(笑)」「42型のパネル解像度を1024x768から1366x768にしてくれ」
「重さが約30キロ。重すぎる。あと5キロ軽くしてくれ」「チャンネルの切り替えが他者と比較してちょっと遅い。この辺もう少し早く切り換えさせてくれ」
「多少ディスプレイが熱く感じた。熱に関する事柄の減少、つまり熱源の低下を求める」「もっと多くの人に見てもらいたい画質だから売り方を変えてくれ」
と言った所か。画質音質に対する不満は相当払拭された。少なくとも「ハード」に関してはこれでいいな。そう思った。もはやブラウン管を超えた。
液晶が、ただ「表示する」だけなのに対してKUROは「表現する」と言う言葉が似合う。これは…色々と楽しくなりそうですね。と思う画質に音質と言う両輪な訳で。
しかしとにかく値段が高すぎる。いくら画質がよいとは言え1年後にはまたこれ以上の物が出るんだろ?「サイクルの早い業界で次がもう見えている」中で
最新モデルを買った所ですぐに陳腐化するのを覚悟の上で高額のテレビを買うなんて言うのは自殺行為だからな。テレビ局の業界がこれからどうなるのか。
そっちの「ソフト」の面では相当に不満が溜まっている訳でハードの方はいいとしてもソフトの方には不満たらたら。だからプレミアをつけて売るパイオニアの路線は失敗。
売り方に問題あるしテレビ局業界のソフト面でももうおしまいだし。しかし画質に音質はいいな。パイオニアの「不器用」な所が会社体質としてよく出た商品だと。
そんな事思って見終わって帰宅して軽く検索してみたら俺の言いたい事を逸品館のメールマガジンの中ですっかりきちんと語られていた訳であららと思い引用してみる。
[ 逸品館メルマガ 050 2007.08.21:☆PIONEER“KURO”はここがすごい☆ ] すでに我々は、販売店向けの発表会で“KURO”の素晴らしさを体験しています。
個人的な感想になりますが“KURO”のここがすごい!と感じた部分を書いてみます。○黒がすごい! 当日は、この「黒」の凄さが中心にアピールされると思います。
他社製品との比較では、花火(漆黒のバックに打ち上げ花火が上がる)の画面で、その黒の素晴らしさをご体験いただけると思います。 ○発色が美しい!
「黒」が漆黒になったことで、色の鮮やかさが素晴らしく改善されます。液晶や他社のプラズマTVとの比較でその色再現性の素晴らしさがクローズアップされるでしょう。
○画面の自動調整機能がすごい! TVが設置された周囲の明るさに応じて画面の明るさやコントラストが自動的に調整される機能は、他社の製品にも搭載されて
いますからさほど珍しい機能ではありません。しかし、“KURO”には、シーン(スポーツ、映画、ニュースなど)を自動判断しそれに合わせて画面のモードを変えるという、
すごい機能が付け加えられています。まるで専属の調整スタッフがTVの中に居るかのように画面が次第に自動調整されてゆく様は、正に圧巻!誰が使っても、
最高に近い画質で観られる!使う方の立場に立った、この機能開発搭載へのこだわりは、素晴らしいと思います! ○ブロックノイズ低減機能がすごい!
DVDの初期モデルでは「ブロックノイズ(画面の一部がモザイク状になる)がひどく目立ちました。これは、デジタル信号を処理するときの現れる特有のノイズなのですが、
TV放送もアナログからデジタルに変わりこのような「ノイズ」が発生するようになりました。“KURO”は、デジタルの処理にピントを合わせた特別なノイズ低減回路を搭載し、
デジタル特有のノイズをTV自身が除去します。暗い場面でのザラザラ感も抑えられ、この「ノイズ除去機能」は、素晴らしく効果的です。
○ジャギーが消える!動きが滑らかになる! プロジェクターやTVのハイビジョン化により、画面が細かくなったために送られてくる画素数(ソースの画素数)から
より多くの画素数を作り出す必要が生じました。一般にはアップスケーリングと呼ばれる技術です。少ない画素から多くの画素を作り出さねばならないために、
虫眼鏡で新聞を見たときのように画面全体が粗くなってしまいます。そのままでは、動きのある画面がぎくしゃくしたり、斜めの直線がギザギザになってしまう
(ジャギーと呼ばれます)などの問題が発生します。そのため、アップスケーリングを行うときにこれらの問題を抑制するための特別な画像処理技術(回路)が
必要となりますが、パネルがいくら良くても、このアップスケーリング回路が良くなければ、画面を綺麗に観ることは出来ないのです。KURO”は、この問題に
真っ向から取り組み、現在発売されているTVの中では、最も高画質なアップスケーリング回路が搭載されています。当日は、このアップスケーリングの
美しさのデモを是非ご覧下さい。私が“KURO”で最も感動したのは、このアップスケーリング回路なのですから。このように“KURO”には、高画質プラズマTVに
待ち望まれていた、ほぼすべての機能が搭載されています。消費電力もかなり小さくなりました。唯一の気がかりは、液晶にはない「画面の焼き付き」ですが、
この部分に関しても改善が期待されます。待ち望まれていた以上の高画質を実現したPIONEER渾身の作“KURO”はすごいプラズマTVです!