2007年10月12日(金)俺らの時間

「こどものじかん」KBS京都での放送が終了した。関西では丁度MBSでシャナ2もやっているから実況が超カオス。シャナに関しては今日この後CBCでもやるから。
しかし「こどものじかん」はあれだけ騒動が話題になった上に関西ではKBS京都以外やりません!と言う状態なんで。「他がない」と言う意味では神レベル。今は。

そう言う訳で「修正された(正確に書けば『の』と言う文字が描かれた長方形の隠しゾーンにて隠された)内容」でも整理して列記しておきますか。

・習字の授業における「中出し希望」と言う文字を隠す ・前任の先生がいじめを受けたシーン、って言うか教科書に罵詈雑言を書かれたシーンを一部隠す
・携帯メールの文面における「童貞」の文字を隠す ・自らパンツを見せる小学生3人組のパンツ部分を隠す こんな所か?目立った所ではこんな所か。

他としては「なんなら先生の(効果音)してあげようか」と言う風にセリフに加工。これは「筆おろし」と言うセリフが入ってた。それがかき消された内容。
木に登った猫を助けようとして木に登ったりんを先生に助けてもらおうと職員室へ先生を呼びに行った時に先生に向かって「  !」とセリフを無音化。
これは「童貞!」と言うセリフが入ってた。その後、りんを助けようとして飛び込んだ先生が頭を打って気絶。その時に見た先生のエロ妄想のシーンを規制。

それ以外にも色々と隠された部分もありました。とりあえず「規制の嵐!」と言う認識でオッケー。とは言えまだ1話が終了しただけの事。この後どうなるか。

問題なのはそっちの方。修正を余儀なくされる事で制作作業も遅れ気味になる。…スタジオバルセロナの踏ん張り所。いざとなったら日本国内の他の制作会社に
ヘルプを依頼してもいい。TNK辺りに投げてみるか。規制されたアニメを作った会社同士(笑)やっぱりこれは「DVD買え!」と言う事でオッケー。と言う認識。

正直「規制するほどでもない」ってな感じだけどな。ぶっちゃけると「今のこどもを理解していない頭の悪い世間知らずで外の空気を吸っていないバカな大人」が
我が基準こそ正義!とか思って強権を発動した感じと言う事で。…今の大人でさえもこんな認識しか持っていないんだからそりゃあ教育崩壊が起きても不思議じゃない。
お前らが考えている以上に「今のこどもはませている」と言うのが常識。そこら辺を理解してないんだよな…。バカな大人と言う哀れな生き物は。俺としては
是非「今、教師をやっている人間」に見て貰いたいアニメだね。多少「性」に関して突っ走りすぎている部分はあるが「いじめ」と言う部分においては
案外「いいとこ突いてる」と言う印象なんだが。(いじめと言う言葉でオブラートに包むのはウザいんで正直嫌いなんだが一応作品内ではそう言う表現なんで)

そう言う訳で。なぜ「エロい行動や言動で先生の気を引こうとするのか」と言う所もきちんと言及しましょうね。と言う話。俺は理由は知っているがそれは今後の
ネタバレにもなってくるんでここでは書けない。一応。りんが「私はただ、中村先生と同じことしただけだもーん♪」と言うセリフを喋った訳だが。これがヒント。
新任の先生が「前任の先生が使っていた教科書」を見る。そこには落書きが大量にされてあって罵詈雑言の嵐。それを知った新任の先生の所にエロい言動を取る
りんが現れて「私はただ、中村先生と同じことしただけだもーん♪」と喋る。これが「こどものじかん」の根幹だったりする。このセリフは案外重要なセリフ。

ネタバレすると。りんのクラスでは前任の教師による生徒いじめがあった。それに対してりんら生徒たちが取った行動は生徒による教師いじめ。やられた事をやり返した。
そう言う話。「なぜエロい言動や行動をりんはするのか」と言う「Why」に対しては「愛情を渇望していた所に新任教師の青木大介がやってきた」訳で。
九重りんは以前の経験から「信用できない大人か信用できる大人か」と言うのが分かる様になった。その判断として「この人は信用できる」と言う風に判断した。
いわば「生徒が先生に恋をした。生徒としては精一杯の背伸びをしてなんとかして気を引こう」と言う事になっている。でも生徒と先生との間には壁がある。
その辺り、生徒が我慢する事を段々と覚えていき、先生は生徒と真剣に向き合う事を覚えていく。と言うのが「こどものじかん」のストーリーの根幹部分。

「青木先生ね、私の事、信じるって言ってくれたの」「あ…」「りんちゃんがメールくれた通りだった…。青木先生なら大丈夫って…」「みみちゃん…」

とりあえず「この内容をただ表面上だけ見て分かった気になって批判している今の大人はバカ!」と言う事がよーく分かりました。そんなもんだよな。っつー事で。
はい終了。色々と「大人終了のお知らせ」が響く作品でした。声優の演技に関しては文句なし。こう言う作品に出ると周囲からのやっかみもあるだろうからな。
俺はそれは「違うだろ。やめろよバカ」と言って止める方にまわる。特に難しいのは九重りん役の喜多村英梨か。かなり頑張っている。評価は高い。

2007年10月12日(金)02時05分36秒