ドコモ905iシリーズから適当が義務化されたバリューコースとベーシックコース。この2つのコース。何が違うの?と言う事に関して分かりやすく説明されていない。
なので分かりやすく説明しておくか。そう思ったので今回の日記。まず結論としては「コースは2つあるが実質バリューコースしか選択肢はありません」と書いておく。
理由としては「バリューコースの値引き額→(基本料金:1680円引き×24ヶ月)」「ベーシックコースの値引き額→(端末料金:15750円引き)」だから。
バリューコースもベーシックコースも「2年契約」が絶対条件になります。2年以内で解約する場合には「680円×残り月」の解除料金を支払う必要が出てきます。
2年間におけるバリューコースの総合計値引き額が「40320円」ベーシックコースの総合計値引き額が「15750円」 …これだったらバリューコースだろ。
それが理由。なので「実質バリューコースしか選択肢はありません」となる訳ですね。なのでこれからのドコモの契約はバリューコース必須!と書いておきましょう。
今回の905iシリーズ。ドコモショップなどの販売店がドコモ本体に上納する最低金額は48000円。これに+アルファで付け足した金額の大小が店頭価格の違いとなって
「競争する」領域へとなっていく訳ですが。一般的には「58800円」と言う合計金額を打ち出している店舗が多いですね。それは店舗にもよりけりですが。
端末に支払う費用は58800円程度。これをドコモの「冬割」キャンペーンで8400円引きを受けて50400円。端末料金は一括か1年で払うか2年で払うかを選択。
2年払いにした場合は、1ヶ月2100円の端末代金を「24回ローン」で返していく。これは基本使用料やパケット通信料などとは別枠で支払う事になります。
バリューコースを適用すると月々の基本使用料が税込み1680円値下がりになります。タイプSSの場合「3780円→2100円」と言う風に。
更にここで「ひとりでも割」などの「2年契約で基本使用料が半額になるサービス」を使うと「2100円→1050円」と言う風に値下がりになります。
しかし。ドコモは今バリューコースのキャンペーン企画としてで「基本使用料を最大2100円分、3ヶ月間値引きいたします!」と言うキャンペーンを行っている訳で。
上記の「1050円」的なプランは「バリューコース&タイプSS&ひとりでも割」の場合。なので「1050円−2100円=−1050円」と言う事で折角の割引分が
フルに適用されなくなってしまいます。なので905iシリーズ購入の際に適用するプランは「タイプS」の方がマシです。タイプSの場合「4830円→3150円」と言う風に。
更にここで「ひとりでも割」などの「2年契約で基本使用料が半額になるサービス」を使うと「3150円→1575円」と言う風に値下がりになります。
3ヶ月間はタイプSを選択して、4ヶ月目からはタイプSSを選択する。そう言った「途中で変更する」と言うやり方にするのが比較的マシなやり方と言う訳ですね。
簡単に書けば「端末代金の支払い」と「使用料金の支払い」を分離した考え方になる。と言う訳ですね。この上なくめんどくさい考え方ですが。
ハッキリ言えば、幾ら基本使用料が安くなろうとも「端末代金に関する支払い」が非常に高くつく訳で。4200円×12回払い。もしくは2100円×24回払い。
合計50400円。これが非常に高くつく。これが、とまむさんの言ってきた「携帯会社じゃねぇよお前ら。携帯を餌にしたローン会社だろ!」と内容の根拠。
一度契約したらそれが最後。50400円を支払い終わるまでは料金地獄からは抜けられません!と言う事になる。今まではインセンティブ制度があったから
携帯キャリアに端末料金を(正確に書けば、長期で使ってる他の利用者に)肩代わりさせる事が出来た訳ですがそれが通用しなくなりました。と言う事ですが。
でも今50400円と言うのはキャンペーンの値段であって、2008年1月14日まで。2008年1月15日以降は8400円引きの「冬割」がなくなって
「58800円」に値上がりいたします。今905iが売れているのはこのキャンペーンをやって、多少なりとも安くなっているから。と言うのが割とある。
ドコモのキャンペーンガール辺りに対して客が「高いですね」「でも今キャンペーン中で8400円安くなっております」「何っそれ本当か?」「はい本当です」
と言う様な流れになって「1月15日からは8400円高くなってしまいますよ?」みたいな追い打ちをかけてくる訳ですね。そう言う展開になっております。
基本使用料の値下げと言うのは甘い罠。新規で1円で手に入れる事が出来ていた携帯端末が50400円になります。つまり「50400倍の料金」になりました。
しかも「携帯の本体の性能に関係なく」と言う。…これで例えば「激しくもっさりなSO905i」「使い勝手が悪いSH905i」などを、何の情報もなしに手に入れてしまった
「ハズレを引かされた奴ら」に対しては「それ2年使うんだぞわかってんのかおい」と言う事で。これでますます携帯選びが難儀になってくる訳ですね。
自動車選びで「試乗して購入する」と言うのが当たり前になっている様に。これからは「良心的な携帯ショップだったらホットモックを使わせる」ぐらいの事は
当然していかなけければなりませんな!と言う事で。「ハズレを引いて、しかも50400円と言う負債が残る」これは随分と…なんて言うかアレな感じだな。
そしてバリューコースとは違うベーシックコースの場合は「端末代金を15750円引き、但し2年以内に解約しようとすれば680円×残り月数の違約金」
と言う「ハズレの上塗り」と言う行為になってしまう訳ですが。基本使用料の値下げは単なるブラフ。それ以上に重くのしかかってくる「端末代金」と言う代償。
これがあるからとまむさんは「買わない」と言う選択肢をF905iよりも上位に取っている訳ですが。端末料金を値下げしろ!と俺がきつく言っているのはそれが理由。
ずっと前からこの日記で「必要な機能は最低限装備するとして、後は各社どれもこれもハイエンドと言うのではなく特徴を伸ばした個性的な端末をラインナップしろ」
と書いてきた訳ですが。コストカットに力を注ぎ、不必要な機能は削除。顧客の意見を聞いて、本当に必要とされるであろう携帯を作る事をやれ!と書いた訳ですが。
とまむさんが「A5527SA」を取り上げて「この端末はボタンが押しやすい。それと持ちやすい。液晶も大きくて見やすいし手動でカメラのフォーカスを切り換える
スイッチがあると言うのもいいね」と言って「こう言う使いやすくてローコストな端末をもっともっと増やしていけ」とこの日記で表明したのもそれが理由ですが。
35000円程度になれば、2916円×12回払い、1458円×24回払いと言う価格で済む訳ですが。基本は「通話とメールとウェブとGPS」これだけでいい。
それに「カメラかワンセグかラジオか音楽か」と言った拡張機能をそれぞれの端末で特徴として出して売る。そう言った「こってり携帯からさっぱり携帯へ」
そんな感じの「移行」が必要になってくる訳ですが。客に余計な負担をさせるな。コストカットした質実剛健で使いやすい端末を作れ。それをしていないから俺はキレる。