[ 前田智徳4000万円減の年俸1億7000万円でサイン ] 9月にプロ野球36人目の通算2000安打を達成した広島の前田智徳外野手(36)が26日、
広島市民球場内の球団事務所で契約交渉し、4000万円減の年俸1億7000万円でサインした。今季は右足の度重なる故障に苦しみ、124試合で
打率2割8分5厘、15本塁打、71打点と不本意な成績だった。2000安打達成は査定には加味されず、前田智は「(ダウン提示は)自分の力的にも、
数字的にも、しょうがないでしょ。ケガが続いて、野球選手のレベルに至っていなかった」と淡々と話した。19年目の来季に向け、オフも球団施設で地道に
リハビリテーションを続けている。「年齢的なこともあり、かなり衰えがきている。もう1年悔いの残らないようにやりたい」と語った。
[ 2億6千万円を保留 中日井端 ] 53年ぶりに日本一となった中日の井端弘和内野手(32)が26日、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、
4000万円増の年俸2億6000万円を保留した。中日の越年者は岩瀬、川上に続き3人目。井端はことし、4季連続の全試合出場を果たし、4年連続でベストナインと
ゴールデングラブ賞に選ばれた。「12球団一のショートだとぼくは思っている。3億円は来年にとっておこうと思うが、その一歩手前を」と希望額について話した。
この両者。成績は殆ど同じ程度の数字を今年は残している。それでこの両極端な態度の違い。一体なんなんだ?と言う事を思ってしまう。前田に関しては
「確かに例年と比較すると軒並み数字が落ちている」と言うのは理解出来る。しかし今年は2000本安打を始めとして、要所要所での活躍とチームの精神的支柱。
そう言った「見えづらい活躍」もあったなと言う事を思い出す。この減俸は納得の行く減俸だと思っているが前田と言う野球選手の能力は「衰えた」とは思わない。
しかし本人が「しょうがない」と明記しているので基本「不満」と言う事だろ。俺としては、やはり「3割20本」と言う成績は欲しいな。そう思った。
年々守備範囲が狭くなっていると言うのをどう克服するか。一塁手へのコンバートは本人が不満がるか?その辺りも加味して来シーズンの戦略を立てろ広島カープ。